思うことなど

恩送り


別れの季節になりました。
子供達のミニバスで、卒団式がありました。

三男は、幼稚園を卒園しました。
自然いっぱいの幼稚園で、長男、次男、三男と、7年間。
もう通わないと思うと、なんだか寂しくなりました。

研究でも、大学院生3名が巣立っていきました。

3人とも、確固としたテーマでないものの、
わからないから、やってみる、と自分のエンジンを自分でかけられるようになり、
独自の研究結果を残しました。

3人は、グループに、素敵な雰囲気を作ってくれました。

社会で大きく羽ばたいてほしいと思います。

2024年03月26日

3月


イモリをみつけた、長男。

3月は、様々なイベントがありました。
1つ目は、日中クラスター会議。



場所は、東京ドームに近い中央大学、近くには後楽園があります。


有名な先生ばかりで、普段聞いてもらえない方へ、
自分の研究を語れたのはよかったです。
師匠の前で、久しぶりの発表でした。(PCで仕事してましたが)

そういえば、学位をとって20年。
学生の頃とは、興味も全く違う研究だし、しぶとく進められたなぁ、と思えました。

中国側の発表は、JACS、Angewが普通で、Nature、Scienceが、ばんばん出てきました。
なぜ、あんなにPublicationがよいのかな?、と思っていたら、
裏事情も聞けて、ふむふむ、やはり、研究成果は人が判断するもので、
アンコトローラブルだな、と思いました。
コントロールできる自分の成果を、1つ1つ積み上げることが大事ということを認識できました。


2つ目は、分子研。

新学期が始まると、なかなか時間がとれないので、
いまのうちに、気になるデータをとっておきました。




こういう空間で、サンプルと向かい合うと、アイディアがうかんできます。

そういえば、分子研に通い出して、10年。
始発で来たり、毎日往復したり、頑張ったなぁと、しみじみ思いました。

そして、日本化学会春季年会。



千葉ジェッツの体育館が近くにあるようです。

今回、実験データを揃えるために、
自分にプレッシャーをかけて、発表申込をしましたが、
実験と計算が、なんとか間に合い、発表もこなせてホッとしました。

一緒に行った4年生3名も、よい経験をしたようです。
北大へ進学した卒業生も頑張っているようで、嬉しく思いました。
皆、順調に成長しています。


座長中に地震があり、講演が中断するという、珍しい経験もしました。

なぜか、この大学には、滑走路みたいな道があります。
この会場、自分が初めて口頭発表した場所で、それが、24年前。
感慨深くなりました。

行き帰りの新幹線、千葉のホテルからと、何かと富士山を拝めました。

よいことがあるかもしれません。


2024年03月22日

権不十年

隆盛を極めた力の強い組織も、10年で必ず腐敗していくこと、だそうです。
強さなんて、ほど遠いですが、研究もビジョンを大事に、
きちん、きちんと、していかなければなりません。

今年も、修論発表、卒論発表が終わりました。

今年のチームも、本当に素晴らしかったです。
学生の仲がよいと、楽しい雰囲気になるし、よいデータが出てきます。

この成果を外部発表へともっていくことが大事で、
教員として頑張らなければなりません。


今までは、
過去の研究結果を調べ、自分の研究の意味を知る、「温故知新」でしたが、
新しいものを発見するために、古いものを大切にする、「不易流行」へと、
研究スタイルが変わってきたかもしれません。

人としても、
昔ながらの考え方を大切にしつつ、アップデートしたいものです。

もうすぐ、奥さんの11歳の誕生日です。
3月も、予定がてんこ盛りです。


2024年02月23日

試験シーズン


年が明けて、あっという間に1月経ちました。

色々と試験が始まり、担当にかり出されます。
教員として、大事な仕事です。


共通テストで、高山会場の斐太高校に行きました。
白線流しが有名な学校です。
同じ岐阜でも、寒さが違いました。


岡崎の分子研で、磁化率測定をしました。
静かな空間で、測定と向き合うことは大事です。

新しい装置の使い方を教えて頂きました。
装置の進歩、技術職員の方のプロ意識には、驚かされます。


なんだがロボットみたいです。

2024年01月29日

信号


すっかり冬模様です。

今年も暮れてゆきます。
11月、12月があっという間に過ぎ去った気がします。


久しぶりに、IR(赤外吸収)測定をしました。
便利なキットが売っていて、ペレットも簡単にできます。

今、論文にまとめようとしている化合物、
ハライドイオンが違うだけで、色が異なり、信号みたいでした。

2023年12月25日

たそがれ2人組


左が三男、右が長男。

この後すぐ、次男からインフルエンザがうつり、
奥さんとともに、ダウンしました。
私だけ元気で、なぜ??
と思っていましたが、1週間後に、きちんと発症しました。


11、12月は、
研究でのイベントが少なめなので、1番、実験できるときです。
4年生も、少しずつ、結果がでてきました。

分子研にこもって測定したり、考えたり、
あぁ、これが本来したいことだなぁ、と感じられます。
論文書きも、遅々としていますが、だんだん仕上がってきました。

頑張りどきです。

2023年11月26日

ブルーオーシャン

競争相手のいない、未開拓な市場のこと、だそうです。

研究では、未開拓なトコロを見つけて飛び込み、
そこに、他の人が興味をもち、競争相手が増えていくのが理想です。
自分のグループは、常にブルーオーシャンで、1人泳いでいる感覚です。

グループは、10月も学会で、船堀に行ってきました。


船堀タワー、味があります。



スカイツリー、迫力あります。

帰りの新幹線、ぼんやり外を眺めていると、
一瞬(0.5秒位か)、黄色の残影が。
見ると幸せになる、ドクターイエローとすれ違ったようです。

富士山は、通過時は、雲に隠れていたけど、
自分が振り返ってみたらと、ぽっかり頭を出していました。
何か、いいことがあるかもしれません。


週末、畑仕事をしました。



家でとれた、おイモ



JA畑でとれた、おイモ

今年は、JAの畑でも、おイモ植えと収穫をさせてもらいました。
家のおイモも負けておらず、いい感じです。

今年は、落花生、ナス、枝豆、ピーマンも植えたのですが、
なぜか、昨年育てたメロンが自生したらしく、勝手に育ち、
ずいぶんたくさんのメロンが収穫できました(驚)。

そのうえ、
長男が、食べ終えたスイカの種を植えたら、芽が出て育ち、スイカがなりました(驚)。
他にも、長男は、へちま、や、インゲンを植えて、庭が作物だらけになりました。




2023年10月30日

水戸


9月の学会が終わりました。

行きの電車、
名古屋へのJR、東京への新幹線が、ともに遅延(なぜ?)、
水戸への常磐線も、運転見合わせの後、大雨の影響で、
のろのろ運転と、なかなかの出だしとなりました。

水戸は、初めてで、
レンコン畑が多かったり、バスケの体育館(ロボッツ)があったり、
立派なモニュメントがあったりと、行ってみないと、
その土地はわからないものですね。

 


学会では、
たくさんの方と、フランクに話ができました。
学生の皆も、それぞれのハードルを乗り越えたようにみえました。
おおむね好評で、よい方向に研究できている気がしました。

こういう学会では、
論文投稿、研究費申請、ときに教育活動でもですが、
攻める(責める?)厳しいコメントを受けるときがあります。

でも、
真に受けてはダメで、逆なんですよね。
厳しく言わせてしまった発言者の、どこか何かに、火をつけてしまった、ということ。
例えば、悔しい、先を越された、うらやましい、自分の意見と真逆、等々です。
本当に、どうでもいい場合は、無関心でスルー、なので、
きついコメントを受けたことへは、ポジティブになった方がよいと思います。

今回は、それほど、辛辣なコメントはありませんでしたが、
何がしかのアクションがあったのは、大変よいことでした。

 

実験でも、学会の準備でも、
あーでもない、こーでもない、右往左往するのが大事で、
一番伸びているときです。

今年の夏は、申請書、測定、計算、勉強、データ整理、と右往左往し、
もどかしい時間を過ごしましたが、だんだんと、まとまってきました。
来春に向け、たくさんアウトプットしていこうと思います。

4年生は、皆、大学院合格。祝。
研究が、一番進む、後期がはじまります。

2023年09月30日

夏休み

息子達の、1か月ちょっとの夏休みが終わりました。

今年は、5回もプールに行きました。
息子達はパワフルで、バスケや夏祭りと、色々楽しめたようです。


お盆中は、草とり、芝刈り、洗車等、普段できないことを一気にしました。
実家に帰り、市場までドライブしたり、リフレッシュできました。


前期講義が終わってから、自分の研究に集中できました。
4年前に見出した研究テーマ、皆の力をかりて、
コツコツと合成と物性測定を進め、この夏の計算を終えて、
綺麗にまとまってきました。

大学院生は、コツコツとやっているようで、よい傾向です。
自分で考え、手を動かし、また考える。地味ですが、大事なことです。


簡単に叶うものは、簡単に諦められるものは、夢じゃない。
1歩、1本、どこまでもいけ。バスケが、スゴかったです。

2023年08月31日

不易流行

本質的なものを忘れず、新しい変化をとり入れていくこと、
だそうです。

25年ぶりに、バッシュを買いました。
アシックスで、長男とおそろい。

自分が学生の頃のアシックスは、
「ジャパン」や「オールジャパン」といった、
白地に赤マークの、シンプルなスタイルでしたが、
今は洗練されていて、幅広足にも対応したモデルがでています。


家の畑では、立派なとうもろこしが採れました
土が良くなっている、のでしょう。

前期もあと少しです。


2023年07月25日

継続すること


息子達がバスケを始めて1年が経ちました。

長男は、不器用ながらも、なんとかついていき、
次男は、ドリブルが上手になり、自信をつけはじめ、
三男は、皆に遊んでもらえるのが、楽しそうです。


高学年チームになると、試合があり、親も1日中体育館にいたりします。

ぼんやり試合を眺めていると、
ふと、学生時代の気持ちがフラッシュバックし、悔しい感情がでてくるときがあります。

冷静に考えると、ミニバスの試合が、大学生の試合の雰囲気と似るのは、
なんとなく、おかしい気がして、小学生は、勝負にこだわらず、のびのび、
もっと楽しんだらいいのにと思います。小さいうちから、力を入れ過ぎると、
燃えつきちゃいそうです。


息子達には、バスケも1つの選択肢、でも、練習を通じて、自分の成長を喜べ、
他の人を気遣えるようになってくれたら、と思っています。

2023年06月20日

大漁


GWに、竹島で、潮干狩りをしました。

多くの人が集まっていました。
息子達も、楽しめたようです。



アサリ、ハマグリ、バカ貝がとれました。

自分が子供の頃と比べて、アサリがずいぶん減った気がします。
新聞によると、海がきれいになり、プランクトンが減ったのが原因だそうです。
汚い方が、豊漁になるなんて、不思議ですね。


畑では、玉ねぎが250個ほど、とれました。今年は大きく育ちました。
収穫後、土をならし、次の苗を植えました。



実家に帰り、のんびり過ごしました。
奥さんと三男で、かきつばた、を見たり、母校の小学校に行ったりしました。



子供は、棒をみかけると、のぼろうとするのは、なぜでしょうか。


2023年05月17日

後半戦


左が爺ちゃん、右が孫達です。息子達は、たくましくなりました。

親が歳をとり、子供達が育つと、後半戦に入ったな、と感じてしまいます。
研究活動も折り返しかな、と思うときがあります。

「前半はいい出来だった。そして忘れよう。」
とは、安西先生のお言葉です。

流行も体験できたし、逆行している(?)と思うときもあります。
研究が 0 から始まって 10 で完成としたら、
自分のグループは、間違いなく、1~2 でしょう。

3~5 にある流行研究や、10 に近い実用化研究の方が魅力に感じると思いますが、
グループの皆には、1~2 の研究で、意外な思わぬ発見を体験して、
感動を味わってほしいと思います。

今は、やりたいことを、やれているので、とことん進みたいと思います。
講義や学生実験で、時間のとれない前期が始まると、
「自分の手を動かすことを怠ってはいけない」と、自戒してしまいます。

2023年04月17日

運河


日本化学会春季年会に参加しました。
会場の東京理科大学の最寄り駅は「運河」で、その名のとおり、橋を渡るとキャンパスでした。
建物の階段は壁が少なく、下がみえて、少し怖かったです。

本来だったら、
3年前に、当時のメンバーで来ていたであろう場所です。

3年前、緊急事態宣言がでたとき、分子研にこもって、測定していました。
そのまま、大学に入れなくなり、講義はなくなり、不思議な3か月を過ごしました。

その4月に、グループに加入した2名が卒業していきました。

本当だったら、色んなトコロに行って研鑽を積んだかもしれないのに、
大学内で黙々と実験し、成果をあげていきました。
終わってみれば、それはそれで、よかった気がしています。



3月最後の週、休みをとり、家族とリフレッシュしました。
梅が咲き、春めいて、桜が満開となり、パッと散りました。

また新しい1年が始まります。

2023年03月31日

チーム


卒業者達の発表が、無事に終わりました。
皆、立派でした。

最後まで実験し、まとめあげ、十分な発表練習をすることができました。
スポットライトはあたりませんが、M1がよかったと思っています。

本当によいチームでした。

しばらくすると新4年生が加入、そして、学会発表に、新年度で講義開始です。
本当に、大学教員は忙しない、ですね。

2023年02月27日

大吉


年が明け、
出張や分子研、教務委員等で、バタバタしているうちに、
あっという間に、1月が経ちました。

学生の皆は、追い込み期で、良い顔をしてきました。
頑張りどきです。

初詣のおみくじは大吉、新幹線から富士山が綺麗にみれて、
今年は、よい1年になりそうな予感がします。

2023年01月31日

芽出度し

今年も暮れていきます。

久しぶりに、分子研にこもって、
測定する(= 単結晶と語り合う)ことができ、おっ、というデータがでました。
4年生達も順調で、来年度のテーマを思いめぐらせています。

分子研には、大きく、立派な杉(?)の木があります。
近くの道路にも、かつては続いてたであろう並木があるので、
江戸時代、この辺りは、偉い人が集まる場所だったのでしょうか。


今年は、
研究活動では、アウトプットを頑張れました。
まだまだ、やってみたいことがテンコ盛りなので、来年は、
より一層力を入れていきたいと思っています。また、
息子達がミニバスを始め、SLAM DUNKを奥さんと観に行けたりと、
身近にバスケがある、楽しい1年でした。

来年も、皆健康に過ごせ、充実した1年にしたいものです。

2022年12月29日

臥薪嘗胆

がしんしょうたん、と読み、
将来の成功を期して苦労に耐えること、
という意味だそうです。

今年も、あと1か月になりました。
昨年した鬼滅占いで、煉獄さんだったので(ちなみに、奥さんは善逸君)、
彼のように、迷いなく生きようと、今年は走ったつもりです。
成功するかどうかは別にして。


先日の、ドジョウ本の先生から、
またお返事を頂けました。ありがたいことです。

1か月前の生き物の写真で、名前が間違っていたようです。
初めて聞く名前ばかりで、写真をみただけで、わかるなんてサスガですね。

2022年11月30日

おイモの収穫

今年も、おイモを収穫しました。

年々立派になっていき、土も育っているということでしょう。
味も、管理栄養士の奥さんからお墨付きを頂けました。
収穫後、すぐさま畑を耕し、次の玉ねぎに備えました。

長男が、ドジョウ本の著者の先生へ、手紙を出し、
ありがたいことに、様々なグッズとともに、お返事を頂けました。

色々な生物をとってきて、飼育して、
たいしたもんだなぁ、と思います。

自然いっぱいです。

2022年10月31日

対面学会

久しぶりの対面学会に参加しました。

オンラインは、便利な面もありますが、
生の声を聴き、ディスカッションすることは、
意味がある気がしました。

九州大学 伊都キャンパスは、10年ぶり、2度目。
建物は巨大要塞のようで、圧がすごかったです。


最寄り駅からキャンパスまでのバス車内、
なぜか、九州大の校歌が流れてました。
帰りの電車、車両不良で、1時間半の立ち往生にあったりと、
ハプニングもありました。


参加した大学院生達は、初めての現地学会で、
一生懸命準備、発表し、貴重な時間を過ごせたようです。

春の学会にも参加できるように、後期からの研究を頑張りたいと思います。

2022年09月30日

自由研究

もうすぐ夏休みもおわり。
息子達の自由研究は、長男が「生き物調査」、次男が「日本地図作り」でした。

長男がせがむので、家族みなで、琵琶湖にでかけました。
琵琶湖近くの田んぼと、家まわりとで違いがあるか調べたかったそうです。
そんなの同じじゃないかなぁ、なんて思っていましたが、
琵琶湖近くには、ハゼがいたりと、違いがあって、おみそれいたしました。

次男の日本地図作りでは、
「岐阜県の県庁所在地は、岐阜市。
でも、沖縄県には、沖縄市があるのに、なぜ那覇市なの?」
と、うーんと、考えさせられる質問がでました。


そもそも、研究とは、こういう素朴な疑問を、
シンプルに明らかにすることなのに、
大人の研究は、自ら難しくし、ややこしくなって、
制約があったりで、いつのまにか、不自由研究になってる気がします。

本当は、なんでも好きなことを研究すれば、いいんですよね。

この夏、グループの大学院生達は、自分の研究と、きちんと向き合っていました。
たぶん、歴代で、一番実験していた夏のような気がします。

私も充実した研究時間を送れ、物質感が変わる意外な結果が見出せました。
きちんと公表できるよう、9月からも頑張らなくてはなりません。

2022年08月29日

夏本番

前期もあと少しです。

週末は、息子達のバスケ、水泳、生き物とり、その他色々で、クタクタです。
もうすぐ5歳の三男が、スイミングで進級し、
初めて賞状をもらえ、嬉しそうでした。


先日、
高校時代に夢中になった映画三部作が、テレビで放映していました。
やっぱり面白いなぁ、と思いましたし、
たくさん影響を受けているな、とも感じました。

いまだに、空飛ぶ車を作れないかと、ときどき思うし、
エメット博士のように、研究に没頭できたら、とも思います。

「人生は白紙。そう、立ち上がって素晴らしい人生にしなければ。」
と締めくくる博士の言葉を、15歳のとき、映画館で聞いて、
頑張ろうと、ずいぶん思ったものです。

既に封切られていたのに、期末試験が終わるまで観るのを我慢し、
試験が終わるやいなや、急いで観にいったのも、いい思い出です。

2022年07月25日

新加入

梅雨に入りましたが、心地よく晴れる日があり、
そんな週末は、長男の生き物とりにつき合わされます。

ザリガニ、タナゴ、メダカ、ドジョウ、カニ、
謎(私にとって)の魚に続き、先日、カメを捕まえてきました。
それも、結構デカめです。

夏休みは、琵琶湖で、生体調査をしたいという長男。
もうすぐ10歳になります。

2022年06月18日

初夏

だんだんと、夏が近づいてきました。

次男は、今日で7歳になりました。
息子達は、パワフルになり、
週末は、生き物取りや、自転車の練習をしたがります。

長男と次男は、4月からミニバスを始めました。
シュートが入るようになり、だんだんと面白くなってきたようです。
それにしても、子供達の成長速度には驚かされます。


川にある石は、河口に行くほど、丸いものが多いそうです。
流されていくと、削られて、丸く小さくなるようです。
研究も、流行に流されてはいけない、ということでしょうか。

6月は、しっかりと、実験と向き合おうと思います。

2022年05月31日

4月

講義が始まって、3週間が過ぎました。
今年は教務委員の仕事があり、
年度始めは、いつも以上にバタバタしていました。

3人の4年生がグループに加わりました。
皆、キラキラしていて、先輩に手ほどきを受けて、研究を開始しました。
雰囲気が大変よく、今年も、よい研究成果に繋がっていく予感がします。


先日、研究助成の贈呈式が、東京でありました。
会場は国際文化会館で、お庭が大変綺麗でした。

民間財団からの研究助成は、大変光栄です。
関係者の方々から頂くお話が、大変励まされます。
ときに孤独感を感じる研究活動ですが、誰かがみている、ということですね。

最寄り駅は、麻布十番、六本木ヒルズ近くのようです。
飲み屋街を、セレブっぽい人が、昼間にジョギングしていて、
田舎モンには、不思議にみえました。

2022年04月29日

象の牙

3月も後半、暖かくなってきました。

久しぶりに、図書館で文献をとってきました。
Webでダウンロードした方がはやいですが、
できないものは、地道に図書館でコピーします。

薄暗い書庫で、
欲しい文献の冊子をペラペラめくっていると、
ときどき、おっ、と気づく文献が、隣のページにあったりするので、
地道なコピーも捨てたものではありません。

昔(といっても80年代ですが)の文献をよく読むと、
役にたつのか、たたないのかわからない研究なのに、
徹底的に実験していて、先人達の実直さを思い知らされます。

今は、どこでも、何に使えるのかとか、
社会実装(いつからですか、この単語が流行り出したのは)とか、
成果を急ぐような研究ばかりで、出口がみえやすい研究がもてはやされます。
何が起きているのか、訳がわからないところから始まって、
どこに出口があるのかわからず、彷徨うところに、オリジナリティがあるのではないでしょうか。
文献中の先人達は、純粋な興味を推進力に研究していたような気がします。
きちんと、活字となって受け継がれていますし、
そんなことを、飄々とできる学者は格好いいなぁ、と思います。


いつも聴いているラジオで、
牙のない象の話をしていました。

象牙の密漁が多いモザンピークでは、牙のない象が増えているそうです。
象は、自ら、狙われないように、生き残るように、
牙を失うことで、進化(?)しているそうです。
象にとって、牙は、皮をはぎ、食べ物をとるために必要です。
自分が密猟者に狙われないように、牙を失っても、
結局のところ、象社会全体が衰弱へと向かってしまうということですね。
組織が残っていくためには、年上や先輩が、若い牙を守ることが大切なようです。


今日、グループから、3名が巣立っていきます。
彼らは、歴代で一番といっていいくらい、実験をし、
グループを盛り上げてくれました。
3名とも、素直で、穏やかですが、自分の牙をしっかりともっています。

社会で、大きく羽ばたいてほしいと思います。


2022年03月25日

新装置

年があけて、あっという間に1か月が経ち、
忙しない毎日に突入しました。
今年は、本当によく雪がふります。

この1か月の間、久しぶりに東京へ出張し、
分子研に3回も通い、研究を進めることができました。

新しい装置や計算について学んだり、
分子研でも新たな測定をしたりと、日々勉強です。

学生のみんなは、
修士論文と卒業論文に落ち着いて取り組め、
データも昇華しだし、大変よい感じに、発表を迎えられそうです。

2022年02月08日

勁草

今年も暮れていきます。

今年は、自分なりに走れたような気がします。

年末の寒い時期だというのに、休みの日は、
長男に散歩(= ドジョウとり)をせがまれます。
冬眠中(?)のドジョウがとれて、ご満悦の様子です。


疾風に勁草を知る。

穏やかな日は、同じように立っている草でも、
強い風が吹くと、弱い草は倒れてしまうが、強い草は頭をもたげてて耐えている。
逆境のときこそ確かなものがわかる、という意味だそうです。

長男が捕まえてくる、生き物の中に、小さなナマズがいました。
同じ水槽にいたオタマジャクシやドジョウを丸呑みして、
ギャングのようでしたが、環境に適応できず、すぐに弱ってしまいました。
一方、ドジョウは、強いですね。穏やかですし。

人も同じ。
どんな環境、状況でも、踏ん張れるようになりたいですし、
息子達や、学生の皆にも、そうあってほしいものです。

来年こそは、世の中、落ち着くとよいですね。

2021年12月27日

実践躬行

じっせんきゅうこう、と読み、
他人の力を借りずに、実際に自分で行動すること、だそうです。

ついつい自分1人でやっていると思いがちですが、
私の場合、皆の合成力のもと、やらせてもらっている気がします。
ただ、借りっぱなしでなく、自分の行動で
還元する気持ちを持ち続けたいものです。

11月、再び、分子研でX線構造解析に没頭しました。
単結晶と語らうことができました。

家には、干し柿がぶら下がっています。

「干すことで、渋柿の渋みが水分とともに抜ける。立派な化学反応だよ。」
と調理師免許をもっている奥さんに教えて頂きました。

2021年11月28日

秋の収穫

今年も、おイモを収穫しました。
年々、デカく、立派になっていきます。

収穫後、畑を耕し、次の玉ねぎ用に備えました。

毎年、この時期、ホームセンターや直売所は、
玉ねぎ苗の争奪戦になります。
良い苗に巡り合えたら、買ってすぐ植えられるように、
タイミングをあわせたいところです。

研究は、どこか腑に落ちたところがあったので、
書くのは大変ですが、どんどん、昔のデータを公表していこうと思います。
今現在、グループの皆は、良い実験結果をたくさん出しているので、
それは、インパクトのある雑誌にチャレンジして、
キビしい指摘で揉んでもらおう(?)と思います。

自分も、皆に負けないように、
物性測定の新しい装置の立ち上げを頑張らなければなりません。
2021年10月25日

パキラの鉢替え

パキラが大きくなってきたので、鉢替えしました。

一方は、上へ上へと、ぐんぐん伸びるのに対し、
もう1つは、四方へ、葉をはりだしています。

じっとみてると、不思議な植物だなぁ、と思えてきます。

2021年09月22日

夏の終わり

ラジオから、夏の終わりソングが流れはじめました。
家のまわりでは、稲刈りも始まり、秋が感じられます。

8月は、分子研で、じっくりと実験することができました。

9月は、学会シーズン。
研究が加速する季節なので、頑張りどころです。

2021年08月31日

脱稿

執筆していた分子分光学の教科書を、ようやく脱稿できました。
1年半かかりました。。1人で書くのは大変です。

「大きく変わる」と書いて「大変」。
よい方向に変わっていきたいものです。

怒涛の前期も、残すところ、定期試験のみ。
今年は、科研費申請がないので、
後半戦は、研究に、力を注ぎたいところです。
特に、実験とアウトプットを頑張りたいです。

7月も終わりです。
稲も大きくなり、夏が、あっという間に過ぎていきそうです。

2021年07月29日

矜持

矜持(きょうじ)と読み、
誇りやプライドの感情を意味するそうです。
相対的なものではなく、自己の確固たる信念を持ち続けたいですね。

学生の皆はやる気に満ちて、研究環境もいい感じになりつつあり、
頑張りどきです。自分も実験を頑張らないといけません。
何かでてくる予感がします。

休日のない6月ですが、あっという間に過ぎた気がします。
いつの間にか、次男が6歳になり、もうすぐ長男が9歳です。

長男が、ナマズを2匹捕まえてきました。
家のまわりは、自然豊かで、
雨がふると、近くの山に滝ができます。

2021年06月29日

連休

今年も、玉ねぎを250玉ほど収穫できました。
畑を耕して、スイカ、ミニトマトなどの苗を買って、
次の野菜達のスタンバイをしました。

連休中、どこにも出かけれないので、
天気のよい日は、家族と近所を散歩しました。

田んぼには、水がはられました。
そんな風景に、長男はソワソワ。
生き物にはまっている彼は、
ザリガニとドジョウをとれて、大興奮していました。

2021年05月05日

即今充実

即今充実、
今、この瞬間を充実させることが将来につながる、
という意味だそうです。

年度初め、分子研で、測定に没頭できました。

限られた時間内で、目いっぱい測定するので、
頭が興奮するのか、眠りが浅く(結果が気になって寝れない)、
早朝から深夜まで、研究に触れ続けることができました。
ときに、日常からアイソレートして、こういう時間をもたないと、
自分から研究が離れてしまう気がします。

早朝過ぎるのか、警察から職務質問されたり(問題なし)、
岡崎での聖火リレーを偶然みれたり、
今回は、測定以外にも色々ありました。

新緑がまぶしくなってきました。
新しく加わった4年生達の目もキラキラしていて、まぶしいです。
大変よい雰囲気で、いい研究結果に繋がる予感がします。

2021年04月18日

10周年

錫婚式を迎えたので、胡蝶蘭を買ってみました。
長く楽しめるので、人気があるのも納得です。

紙婚式から陶器婚式を経て、10年でようやく、金属になるそうです。
これで、錯体化学者らしくなりました。
錫の器で、お酒を飲むと、味がまろやかになるそうです。
落ち着いてくるいうことでしょうか。

20年は、磁器婚式だそうです。

2021年03月29日

而今


而今(にこん)、と読み、
「今、この一瞬」、という意味だそうです。

3台目のニコン製顕微鏡が納品されました。


毎年、2月はバタつき、
あっという間に過ぎ去るのですが、
学会発表があったせいか、3月下旬まで、せわしなかった気がします。
年度始めまで、報告書等の締切が続き、
授業開始で、ドタバタの4、5月に突入しそうです。


明日は、卒業式で、
4名がグループを巣立っていきます。
2名が日本化学会東海支部長賞を受賞し、皆、がんばりました。
より飛躍できるよう、グループ全員で努力したいものです。

来週から、分子研です。
束の間ですが、どっぷりと、研究と向き合おうと思います。

大学保育園横の桜が綺麗に咲いていました。
保育園通いも、残すところ1週間となりました。

2021年03月24日

睦月

年があけて、1か月がたちました。

することが、たてこんでいるせいか、
暖かい日があるせいか、
感覚的に3月?、と思うときがあります。

卒業研究が大詰めになってきました。
研究が最も加速する時期で、こちらもヘトヘトになります。

ある卒業生によると、
やる気に満ちて入ってきた4年生は、
1年ないし、3年の研究室生活を経て、
3パターンの人間になるそうです。

「無気力」「淡々と」「おこりんぼう」

グループ内では、無気力になる人は、少ないです。

できれば、「淡々と」、あつく議論して、ともに成長したいのですが、
なぜか、最近、「おこりんぼう」が多いかな。
こちらは疲れますが、
自分をしっかり持っているなら、教育的には、
「おこりんぼう」でもよいのかな、と思ったりします。

2021年01月31日

年末


今年も終わっていきます。
岐阜は、12月に入ると、ドカっと雪がふりますね。

研究は、時間はかかるけど、確実に進んだ、気がします。

でも、
今年は一体何だったのだろうか、とも思います。
自分の固定概念を変え、パラダイムシフトし、
常にベストな選択は何かと考えていく必要がありそうです。
結局のところ、何がしたいのか、ということでしょうか。

来年も(?)、充実したいものです。

2020年12月30日

紅葉

庭のモミジの葉が色づき、パッと散りました。
春から夏にかけて、大きくなった気がします。

今年も、玉ねぎを300苗植えました。

2020年11月30日

大きな芋


今年も収穫しました。

今年は、デカイ。しかも、美味しいです。
早目に植えて、じっくり待って収穫したのが、よかったかもしれません。
6年目にして、土もよくなってきました。

中身があり、大きく、育つためには、待つことも大事ですね。
なんだか、深いなぁ、と思います。

2020年10月21日

稲刈り


家のまわりの田んぼの稲刈りが終わりました。
いよいよ秋。あっという間に夏が過ぎた気がします。

後回しにしていた、単結晶X線回折のソフト「CrysAlice」を、使用してみました。
データの質が劇的によくなり、感動です。
新しいソフトに、向き合うのに、少し壁ができるのは、
オジさんになった証拠でしょうか。


毎年9、10月は、自分の研究と向き合う時期です。
応募していた助成の結果がでたり、
新たな助成を出すために、今後の研究方針をまとめたり、
学会発表のために、実験データを隅々までみたり、論文を書き進めたり、です。

論文リストを眺めながら、ここ10年の自分の研究と向き合うと、
まだ、論文化していないものが、非常に多いです。
2013年に出した論文を境に、少し迷走していた、気がします。
ここ1年で、ビジョンがしっかりしてきたので、
まわりに認知してもらうためにも、どんどん、
アウトプットしていきたいところです。


2013年は、長男が1歳。
その後、家族が増え、家が建ち、家族の状況も変わり、
大学では、講義数が増え、様々な委員をこなして、目まぐるしいかったですね。

日曜日の夕方、1人、車を運転していると、ラジオドラマが流れてきました。
10-15年前は、この番組を聴きながら、近場の温泉に行ったりしていたなぁ。
今では、ミニバンに、奥さんと息子3人が乗って、ずいぶん、状況が変わったなぁ。
日曜の黄昏どきに、シミジミ思いました。

2020年09月30日

夏模様


毎日、40℃近く。ものすごい暑いですが、
夏も後半戦に入ったのか、ツクツクボウシが鳴いています。
自粛期間中に田植えをしていた稲には、穂がつき、柿も色づき始めました。

お盆休みは、家の仕事をたくさんしました。
ウッドデッキのペンキ塗り、芝刈り、洗車、などなど。
汗だくになり、心地良い疲労感を味わえました。


研究は、進んでいるのか、滞っているのか、よくわからない状態。
でも、方向性は決まっているので、じっくり進めるしかないでしょう。
あと20年で、この研究はやりきれるのだろうか、と、ときどき思います。

これまでの結果は、
はやく論文として出していきたいのですが、
執筆は、1歩ずつしか進みません。
要領よくせず、自分の手で成し遂げていきたいので、頑張るしかないか。


先日、三男が3歳になりました。
今は、我が強く、まわりを疲れ果てさせています。

2020年08月19日

梅雨明け


自粛生活が終わって、1か月経ちました。
もうすぐ、梅雨明けでしょうか。
稲は青々とし、田んぼは、カエルだらけです。

1週間前、長男が8歳になりました。
体つきも、中身も、どんどん成長しています。

小学校などの教育関係は、
コロナ以外でも、大雨警報や脅迫文が届いてバタバタし、
先生方は大変だな、と思います。
大学キャンパスは未だ活気がなく、元に戻るのには、
まだまだ時間がかかりそうです。

そんな中、
研究グループは、各メンバーの自主性が出始め、頼もしく行動しています。
それぞれ、個性的な研究成果がでるといいな、と思っています。

2020年07月14日

休業があけて


また、自粛生活に戻る可能性がありますが、
いつもの生活に戻りました。

季節は、いつの間にか初夏です。

近くに田んぼがあるので、
自粛中は、子供達と田植えを間近でみたり、
カエルやゲンゴロウを捕まえたり、
柿の木が青々する様子をみたりと、
普段、見過ごしていた景色を、毎日、じっくり見ることができました。

小さな子にとって、机での勉強より、
こういう経験を送る方が、ずっと良い気がします。

20歳前半の学生の皆さんは、
オンラインでのやりとりに、スムースに対応し、むしろ積極的でビックリしました。
昔のやり方を押し付けるのではなく、
柔軟に、やる方が、お互いに、良い方に向かう気がしました。

なかなか経験できない2か月でした。

今日で、次男は5歳になりました。

2020年05月31日

新緑


学生時代以来の長期休暇のようです。

午前中は、こどもたちの面倒をみながら(放牧?)、
台所でパソコン仕事。意外に、はかどります。

お昼前に、皆で、小一時間の散歩。
緑が、まぶしいです。
子ども達は、エネルギーに溢れているのか、どんどん先を走っていきます。

皆さん、同じように散歩したり、
土手で山菜とりをしていたり、トラクターが田畑を耕したり、
この地には、穏やかな時が流れています。

ちょろちょろと、研究室に行くと、
静まりかえった校舎を掃除する方、いつもとおりに工事をされている方、
仕事(職種)によってギャップがあって、不思議な感覚になります。

学生時代は、今思うと羨ましいくらい、
時間がいっぱいあって(でも、お金はなくて)、
自分のやりたいことだけして、充実した時間を送っていた気がします。

今、この時間も、
振り返ると、そう思えるようにしたいですね。

2020年04月28日

新しいパキラ


水を定期的にやれないので、
いつもは大学の居室に置いている、パキラを持ち帰ってきました。

すくすくと新しい葉っぱを出し、上へ上へと伸びていますが、
葉にも世代交代があるのか、下の葉に元気がなくなってきました。
根本の反対側が、緑色を帯びてきました。
新しい芽が出てくるのかな?

手前は、奥さんが育てている、新参者パキラ。
こちらも、どんどん新しい葉っぱが出てきています。

2020年04月24日

春がきて


今年も年度末を迎えました。
ウィルスの影響で、落ち着かない雰囲気ですが、早く事態が良くなるといいですね。
自分だけでなく、家族や周りの身の安全も、考える必要があります。

25日に、グループの3名が、社会へと巣立っていきました。
三者三様とは、このとおりで、自分も勉強させてもらいました。

さて、
昨年度末もそうでしたが、分子研で、研究と向き合うことができました。
この時期、分子研の正門は、綺麗な桜で彩られています。
おまけに、朝に、ウグイスが鳴いていました。
鳴き声が、丘の建物に反射して、心地よい詩に聴こえました。

2020年03月31日

Aged Papers

毎年、1、2月は、
バタバタしてあっという間に過ぎてしまいます。

「Aged Papers」というのは、
年齢の数だけ、論文がなければ、一人前とはいえない、という意味です。
初めて論文を投稿したとき、先生に言われた言葉です。
当時は20代後半、遠いなぁ、と思いました。

共同研究で、すぐに、達成する人もいますが、
地味な私は、コツコツとやるしかなく、
やっと、この前の論文で、年齢数の44報になりました。

でも、すぐに誕生日を迎え、一人前から脱落です。

明日は、奥さんの、
4年に1度の、10回目の誕生日です。

2020年02月28日

水族館


長男と次男を連れて、名古屋港水族館に行ってきました。

冬休みの平日だったので、わりとすいていました。
科学館同様、名古屋市は充実しているな、と感じました。

大人は、イルカショーや大きい魚の展示が面白いと思うのですが、
子供達は、ヒトデやアメフラシを、
直接手で触れるブースがよいみたいです。
生き物が大好きなんですね。


この1月、研究で調べものをしていたら、
「SPANA」というソフトがヒットしました。
なんか、聞いたことあるな、と思ったら、
大学院生のとき、隣の先輩が頻繁に使っていたソフトでした。
このソフトは、Win10にも対応、更新されており、
作成者の先生には、頭が下がる思いがしました。

お正月、偶然、風船太郎のショーに出会えました。
唯一無二のパフォーマンス、鍛えられた肉体。
すごいなぁ、と思いました。


年が明けて、あっという間の1ヵ月ですが、
色々と感じた1月でした。

2020年01月31日

年の暮れ


今年も暮れていきます。

今年は、研究が前進した気がします。
論文として世に出るのは、少し先になるので、
まだまだ自分で満足しているレベルですが。

研究助成も頂けているので、
来年はアウトプットを頑張らなければと思います。

2019年12月30日

自転車

長男は、今夏、三輪車を卒業し、自転車を乗り始めました。

買った当初は、朝のラジオ体操にも、近くの公園まで自転車で行くほどでした。
でも、その時すでに、同級生は補助輪無しで乗れていて、
だんだん恥ずかしくなったのか、長く乗らない日が続きました。

長男の体型は、僕と同じで、ずんぐりむっくり。
補助輪無しで乗れるようになるのは、1年位かかるのかなぁ、
と思っていた矢先、先日の練習で、あっという間に、
乗れるようになりました。

こういう、子供の不連続な成長には、驚かされます。
子供の中では、きっと、何かが起きているんでしょうね。


先日、
今春卒業した、三宅さんが、リクルーターで来ました。
頑張って、いい形で卒業した人は、研究室に帰ってきても、
後輩に受け入れられて、素晴らしいな、と思いました。

2019年11月18日

3つの学会

分子科学討論会、錯体化学討論会、高分子討論会、
と3つの学会に参加し、発表してきました。

ポスター、口頭発表(英語)、口頭発表(日本語)、
形式の異なる発表を、1週間で3つ、こなしました。
大変だったけど、一生懸命、準備したせいか、
これまでの研究がまとまり、
これからすべきことが明確になった気がしました。

以前までは、
「学会に参加したからには、すべての成果発表を聞き漏らさない」、
と躍起になってましたが、今回は、
「この学会では、こういうことをしよう」
と自分の中で目的を明確化しました。そのせいか、
それぞれの学会で、きちんと目的を達成できて、
充実感がありました。

高分子討論会のあった福井市を散策し、
のんびりとした気分になりました。

後期は担当講義がないので、
頑張って、研究を進めようと思います。

2019年10月03日

科学館

お盆明けの金曜日に、名古屋市科学館へ、
長男と次男で行きました。

その日は、台風による洪水警報のため、
学童保育と幼稚園が休みになったので、
どうしようかと考えた末、でかけてみました。

名古屋市科学館は、自分が小学生のとき、
夏休みに、父親に連れてきてもらったことがあります。
当時は、薄暗く、閑散としていて、
なぜか、砂をまく振り子の記憶が強く残っています。
地下(?)にあった食堂で、カツサンドを食べた記憶もあります。

今はリニューアルされて、綺麗で立派になっています。
また、親子連れで大混雑していて、ビックリしました。

小中学生はタダ、というのも、名古屋市の方針でしょうね。
岐阜市も、頑張らないといけません。

長男と次男は楽しめたようで、
あっという間に時間が過ぎました。

自分が、今、科学の仕事に携わっているのは、
小学生のときに連れてきてもらった経験が、
少なからず刺激になっているのでしょうか。
昨日、70歳になった父親には、
何か教育的な意図があったのかな、とも思いました。

2019年09月13日

前期終了

怒涛の前期が終わりました。

今年は、初年次セミナーを担当し、いつもより講義が多かったです。
でも、昨年に比べ、その他の仕事が少なく、講義は淡々とこなせたと思います。
学生の講義アンケートでも、好評な意見があり、
落ち着いて授業ができたと思います。

夏休みが過ぎれば、
学会シーズンが訪れ、あっという間に秋です。
学会にむけて、実験を進めたり、論文を書いておきたいところです。

明日は、三男の誕生日。
2歳になります。

3人息子と過ごす
大変なお盆休みになりそうです。

2019年08月09日

紫陽花

あっという間に、6月が終わり、前期も残り1カ月となりました。

6月の1カ月間、何をしていたのか、あまり記憶がありません。
大きな達成感がなかったせいか、もがいているような1カ月でした。
子供が熱を出したり、自治会の仕事があったりと、
家でも奔走(?)していた気がします。

昨年、庭に植えたアジサイに花が咲きました。
まわりの花びらにみえる部分はガクで、花は中央部分だそうです。
小さな花がいくつも咲いて綺麗です。

先日、「日本学生支援機構の奨学金返還全額免除」の通知が届きました。
我々が学生のときは、返還免除を受けるには、
教員や公務員など公の機関に15年間務める必要がありました。
さらに、免除職に2年以内につかないと、その資格がもらえず、競争もキビシいです。
いざ、その職についても、15年間。初めは、果てしないなぁ、と感じました。

もがいているような1カ月でしたが、
頑張っていれば、いろんな事が少しずつ前進しているのかもしれません。


昨日は、長男の7回目の誕生日。
ここのところ、長男は急成長しています。
濃密な7年間で、あれっ?、まだ7年しか経ってないの?
と、彼は感じさせてくれます。

2019年07月08日

今年の玉葱

大きな玉葱が、たくさん採れました。
6品種 300玉の大豊作です。
マルチをはって、丁寧に肥料をあげたのが、よかったかもしれません。

品種によって、育ち方が違って面白いですね。
味の違いは、イマイチわかりませんが、
奥さんには、美味しいと、評判よいです。

今日は、次男の4歳の誕生日です。
こちらも、すくすく大きくなっています。

2019年05月31日

年度はじめ

年度末のバタバタから、年度はじめのバタバタとなりました。

4月に、
長男が小学校入学、次男が幼稚園入園、三男が保育園入園、
さらに、奥さんが働きだし、生活が激変です。
なんとか、講義が一巡終わりました。
あとは、このペースを守って、繰り返すだけです。

今年の春は寒暖差があり、体調を崩しましたが、
長く桜を楽しめました。

2019年04月16日

別れの季節

3月下旬は、卒業式。
今年も2人の大学院生が、社会へと羽ばたいていきました。

今年は、三宅さん、佐橋さん、毛受さんの3人が、
日本化学会東海支部長賞を受賞するという、
快挙がありました。
皆、頑張りました。

我が家でも、別れと出会いがありました。
13年連れ添った、愛車(通称 ヴィッツくん)との別れです。

新しく、ミニバン(通称 セレナちゃん)がきました。

すぐ、汚されるんだろうな。。。


2019年03月30日

久しぶりの長崎

年度末に計画をたてて、
奥さんの実家の長崎に、家族で帰省しました。

先に、奥さんと三男が長崎に帰って、
後から、私と長男&次男で行きました。

水族館に行ったり、ドライブに行ったり、
楽しい時間を過ごすことができました。
息子達は、旅をとおして、少し成長したような気がしました。

2019年03月25日

山登り

先日、長男と、
幼稚園の卒園記念に、百々ヶ峰に登りました。

毎年行われる、幼稚園の記念行事らしく、親も参加です。

こんな山を年長さんが登れるの?、
というくらいな急斜面でした。

頂上では、遠くに、名古屋もみることができ絶景でした。
長男も、ここまで成長したんだな、と感慨深くなりました。

2019年03月10日

立ち上げ

ついに、
電気伝導度用のクライオスタットを立ち上げました。

2005年に、
筑波大学の先生のところに、電気伝導度の測定に行って、
カッコいいな、と憧れて、端子付用のNIKON顕微鏡を買ったのをはじめに、
研究費をコツコツと申請してきました。

あとは、LabViewで、PC制御するだけです。
今年中に、頑張ろうと思います。

2019年02月27日

贈呈式

今年は、なぜか、
財団の研究助成に採択して頂く機会が多く、
この前も、島津科学振興財団の贈呈式に出席しました。
ありがたいことです。

場所は、京都ホテルオークラ。

大学1回生、バスケ部に入部したての頃、
創部何十周年かの記念パーティーが、このホテルであり、
現役学生はタダで御馳走させてもらえ、嬉しかった思い出があります。
このホテルの洗い場でバイトもしたことがあるし、
1年前、お世話になった先生の退官記念パーティーも、
ココだったし、何かとゆかりがありますね。

集合場所に到着すると、
島津製作所の色んな部署の方と話をする席が設けられていて、
お茶を飲みながら、「どんな研究をされているのですか?」
と質問攻めにあいました。
社員の方が、積極的に声をかけてくるのは、さすが、と思いましたし、
研究の芽を常に探し求めているのは、京都の会社らしいな、と感じました。

懇親会では、ノーベル賞の田中さんが、自分の横に立っていました。
挨拶して、名刺を頂こうかと思いましたが、田中さんは、
すぐに囲まれてしまい、話をすることができませんでした。残念。

この財団の理事長は、京都大学名誉教授の井村先生です。
井村先生は、自分が学生の頃の大学総長で、
入学式と卒業式に檀上で挨拶されるのを、眺めていました。
井村先生から、直接、贈呈書を手渡され、握手して、頑張ってください、
といわれたときは、ジーンときました。

研究講演会もありました。
門外漢にもわかりやすく発表され、
賞をもらう先生は、さすがだな、と感心しました。


こういう場では、元気になれる言葉にふれることができ、
気持ちが前向きになれます。

島津二代目島津源蔵のお言葉、
「日本では、沸騰する茶釜の蓋が踊って発する音を、山間の村々で、
 時を告げる合図として利用されるなど、一千年の昔から、
 蒸気の力は日常的に素朴な形のままで活用されてきたのに対して、
 170年前に英国のワットはこれを熱エネルギーとらえ、蒸気機関を発明した。
 これを動力源として急速に工業化が進み、産業革命が起こったことを考えると、
 発明のヒントが周囲にありながらこの彼我の相違はただただ残念である。」

井上ひさしさんの名言、
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、
 ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、
 まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに。」

朝永振一郎博士のお言葉、
「ふしぎだと思うこと、これが科学の芽です。
 よく観察してたしかめ、そして考えること、これが科学の茎です。
 そうして最後になぞがとける、これが科学の花です。」


頑張ろうと思いました。

2019年02月25日

その後のパキラ

新しい葉が出てきました(2つ目)。

始めの葉も、まだ青々しているし、不思議な植物です。
じっと眺めていると、
なんだか、良いことが起きそうな気分になります。


2019年02月06日

出張で思ったこと

12月初めに、
研究費の贈呈式に出席するために、東京へ行ってきました。

久しぶりの新幹線。

いつの間にか、車掌さんが、
英語でアナウンスするようになっていて、ビックリしました。
オリンピックを意識しているのでしょうか。

新富士駅あたりを通過するとき、
「左手に、綺麗な富士山がみえます。わずかばかりですが、お愉しみください。」
と、粋なアナウンスもありました。
そのような案内は、飛行機ではよく聞くけど、
新幹線では初めてで、2度ビックリでした。

さらに、新横浜駅で、
見ると幸せになる「ドクターイエロー」に遭遇。

気分よく、品川駅で山手線に乗り換えました。
この路線は、いつも満員ですね。
幸運にも、途中から座れましたが、
子供(2歳位?)を抱っこしているお母さんが乗り込んできたので、
席を譲ったら、ものすごく感謝されました。
清々しい気分になれました。

贈呈式では、私を学会で見かけ、認知して頂けてる先生と出会え、
嬉しい気持ちになりました。
丁度、勉強したい分野で活躍されている方なので、
共同研究も含め、色々と教えて頂けたらな、と思っています。

終了後、
家族が大好きな「東京バナナ」を買って帰りました。
限定チョコ味も買ったら、奥さんに褒められました。
あっという間に無くなって、3度ビックリでした。


基本的には、
大学に籠って、コツコツと活動するのが好きですが、
ときどきは外に出て、刺激を受けるのは、良いですね。
本当に活躍される方は、飛び回っているのでしょうけど。

今回の出張前日に、長男が熱を出しました。
遠出するときに限って、子供が熱を出すのは、なぜなのかな。
一晩で落ち着いたので、一安心でした。


今年も、残りわずか。
今年は大学業務で忙しかったけど、研究では、たくさんの助成金を頂けましたので、
感謝しなければならないし、結果を出さなければなりません。
来年は、これまでの成果を論文でまとめながら、
面白い実験結果を出せたらな、と思っています。

2018年12月26日

討論会のお世話

10月20日に、化学教育討論会をお世話しました。
今年一番大変だった仕事かもしれません。

この討論会は、毎年、東海地区の各県で開催され、
高校と大学の先生方が集まります。
お世話役は、4県もちまわりで、岐阜県は4年毎に担当がまわってきます。
たまたま、今年は、私がお世話することになりました。

岐阜県で開催されるときは、毎回、岐阜大学を会場にしてきたようですが、
大学は駅からバスで40分要するので、利便性を考えて、
今回は思いきって、駅前の、じゅうろくプラザにしてみました。

4月から会場を予約して、講演者を調整、要旨の製本、お弁当の手配、懇親会の準備、
などなど、すべて自分(と奥さん)でマネージメントしました。
割と段取りよくできたと思っていますが、さすがに気疲れしました。
開催するって、大変なんですね。
もてなす側にまわって、大変勉強になりました。

当日、どなたかが、
「この会場、いいねぇぇ。近くて綺麗で。」
と、話すのが聞こえたときは、
ちょこっと、報われた気がして嬉しかったです。

2018年11月16日

パキラ

ホームセンターに、
小さなパキラが売っていたので、買ってみました。

茶色の木から、不連続に、緑の枝になって、
不思議な感じがします。

花言葉は「勝利」です。

2018年10月19日

今年のおイモ


1か月前に、庭の畑で、イモほりをしました。

なかなかの大きさです。

今年の夏は、
畑仕事ができず、草ボーボーだったので、
どうかな、と思っていましたが、
4年目にして、土がしっかりしてきたのかもしれません。

今年の冬は、
多目の玉ねぎを育てられるよう、
畑を拡張して準備中です。

2018年10月09日

秋の学会

9月は、
今まで参加したことのない学会に参加してみました。

「セラミックスシンポジウム」と「応用物理学会」

前々から気になっていた学会で、
どちらも名古屋でやっていたので、初参加してみました。

どちらも、たくさんのセッションがありましたが、
まったく異分野だと、???、で、寝てしまいそうなので、
自分の研究分野に近そうなセッションを聴きました。

パっと聴くと、意味不明ですが、
注意深く、よ~く聞くと、なんとなく理解できるというか、
わかる部分と知らない部分が理解できます。

思えば、今、メインで参加している学会に初めて出席したときは、
こんな感覚だった気がします。
聞くのも、見るのも初めてで、すごく疲れたけど、
振り返れば、その頃の成長速度が1番速かった気がします。
研究を進めるには、
この感覚を持ち続けることが大切なのでしょうか。

明日から後期開始です。

2018年09月30日

お盆中のミッション


お盆休みは、大学での研究・教育をストップして、
山積していた家の仕事に専念しました。
本当は、休みも関係なく研究を、といきたい(いかないといけない?)ところですが、
生活環境を、スッキリ整えるコトも大切でしょう。

庭の草とり、洗車、気になるトコの掃除、などなど、
普段後回しになっていることを、バっバっと、やっつけました。

中でも、「長男の椅子つくり」、という重要なミッションがありました。
6歳の長男は、腹筋(腰回り)のバランスがよくなく、
偏った筋肉がつきやすいようで、
矯正用に、背筋が真っ直ぐになる椅子を、手作りしたらどうか、
とアドバイスをもらいました。

寸法をはかり、ホームセンターで木をカットし、
電動ドリルで穴をあけて、ねじ止めして、面取り、やすりかけ、
なかなか楽しい日曜大工でしたが、
日中にやると、三兄弟(6歳・3歳・1歳)が、手伝うとか言いだすので、
夜中にコソコソと仕上げました。
ふぅ~、寝不足。

長男は、気に入ってくれたようで、
さっそく、仮面ライダー・ビルドの絵を描いていました。

2018年08月27日

学会に参加して

先週、
国際錯体化学討論会(ICCC)に参加するために、
仙台へ行ってきました。

久しぶりの学会。
1年半~2年ぶりか。

規模が大きく、2,500人以上の参加者があり、
自分の講演もたくさん聞いてもらえて、
質問も4つでて(なんとか答えれました)、
準備から含めて、やりきった感がありました。

学術雑誌だけからはわからない、研究の流れを感じられ、
やはり学会で雰囲気を吸う、というのが、
研究を進めるうえでは、大事ですね。

また、
自分の研究で、いけている部分と、足りていない部分が
確認できてよかったです。

それと、
若手でも、相当準備してイイ発表をする人と、
えらい先生でも(準備不足なのか)、???の発表がある、
というのを見分けられるようになっている自分を知れたのも、よかったです。

奥さんや、お義母さん、子供達のガマン(してた?)など、
協力があって参加できました。
感謝しないといけないですね。

本日、定期試験の採点と、1つの行事をやりきりました。
今日は三男の誕生日、先月には長男の誕生日がありました。

怒涛の前期が終わり、ようやくお盆休みです。

2018年08月10日

日々つれづれ

6月があっという間に終わりそうです。

今週、シャーペンの芯を、使いきりました。確か40本入り。

普段使っているボールペンは、インクが無くなって、
よく、替え芯に替えるけど(これも、最近、替えるペースが早い)、
シャーペンの芯のケースを空にしたのは、いつ以来だろう。

この頃、忘れないように、メモをとることが多く、
講義ノートも、手で書いています。
ひょっとしたら、受験勉強のときより、
勉強しているかもしれません。

もうすぐ、7月。
学会があるので、研究を進めたいところです。

2018年06月29日

次男の誕生日

今日は、
最近、一番手がかかる、息子(次男)の誕生日です。
3歳になりました。

まだ、3年 (= 1095日) か、という感じで、
もっと長い時間を過ごしている気がします。

長男、三男と、ちょこっと、身体つきが違う次男、
将来、足が速くなるのでは、と思っています。

子育ては大変ですが、
少しずつ変化がみられるのは、嬉しいものです。

2018年05月31日

早生と晩生

今年も玉葱たちが育ってきました。

昨年の11月に、2種類の玉葱を植えました。
1つは、3年連続で、晩生のO・K黄。
もう1つは、早生のソユーズを、初めて植えてみました。

晩生のO・K黄は、まだまだで、収穫は6月に入ってくらいか。
でも、早生のソユーズは、もう収穫できそうです。
早生は、収穫は早いけど、なぜか日持ちしないらしい。
一方、晩生は、半年位は持つらしい。
人間も、晩生で、いきたいものですね。
早く走る人は、転びやすいです。

昨日は、昨年、博士の学位をとった山田君が、
研究室に来てくれました。
元気にやっているようで、嬉しい限りです。
彼は、学部の成績が良かったから、早生?
でも、長く見たら、晩生?
色々考えるとよくわからなくなるので、
晩生、ということにしておこう。

是非、頑張ってほしい。

2018年05月02日

授業開始

前期の授業が始まりました。

週3コマの講義、週2日の学生実験。
4-5月は、すごいスケジュールです。

この時期は、
学生も、やる気になっているので、
これが持続するように、
こちらも頑張らないとなりません。

2018年04月13日

桜がきれいな季節になりました。

妙に、風情を感じるようになりました。
歳をとったせいかな。

実験で訪れた分子研の桜が綺麗でした。

2018年03月29日

旅立ち

卒業式があり、
M2の伊藤大輝君、栃川昌平君、水谷大祐君、
B4の堤慎太郎君、丸井梨衣さん、森愛絵さんの6名が、
グループを巣立っていきました。

伊藤君は、研究科長表彰を受け、
自分の研究を深化させることができました。

皆、持ち味を存分に発揮したように、思います。
別の環境でも、この経験を活かし、羽ばたいてほしいと思います。

2018年03月25日

他グループの証明

現在、細孔性錯体に関する論文を執筆中です。

このテーマは、学生時代から関わっていて、この分野で書くのは、
これで最後かと思っています、おそらく。
類似の文献を調べているときに、ビックリすることがありました。

10年前に、
ある細孔性錯体が、イソプロピルアルコールを取り込む際、
下のように、細孔が歪み収縮する中間過程を経ることを、発見しました。

無事、論文(Angew. Chem. 2007, 6662)で公表されたのですが、
「本当に正しい実験結果なのか?」
と、イマイチ、自信がもてませんでした。

でも、5年後に、
米国研究グループが、この現象を、
下のように、計算で証明していました(J. Am. Chem. Soc. 2012, 4207)。

うれしいことです。

現在進行中の、一次元鎖錯体の研究でも、
誰かに影響を与えるような発見をしたいものです。

2018年03月20日

発表が終わって

先週、修論発表会が、
昨日、卒論発表会があり、無事、終了しました。

指導学生が、自分自身を追い込み成長してゆく姿を、
横でみるのは、嬉しいものです。

日頃からコツコツやって、最後に大きく飛躍するのが理想ですが、
研究でも、「長距離型」と「短距離型」があると、感じます。
できれば、両方兼ね備えて、社会へ羽ばたいて欲しい、と思います。

発表会が終わり、次は「大学入試」、そしてすぐ、新年度です。
新授業の準備が気になりますが、
3月は、研究を進めたいところです。

2018年02月22日

3週間が過ぎて

新年になり、あっという間に3週間が経ちました。

毎年、大学入試と卒論の行事で、
もみくちゃにされながら、1月と2月が終わっていきます。
研究室の学生達が、グっと飛躍するのも、この時期。
それに合わせて、上手に研究を昇華させることが、
私のツトメでしょうか。

今日は、義父の命日。
あの頃は、目が回るような状況だったけど、
今年も、タイヘンな1年になりそうです。
研究、教育、家庭で、全力でいく様を、見守っていて欲しいな。

2018年01月21日

あと10日

今年も残り少なくなってきました。

年初めに、この1年間で、
やりたいこと、やるべきことを書き出しましたが、
今年は半分位しか達成できませんでした。
(結構、無茶な目標を立てているのか?)

でも、
1年前の状況と比べて、少しずつだけど、
「研究」「教育」「家庭」で、前に進んでいるから、
ヨシとしよう。

2017年12月21日

玉葱植え

畑に、玉葱の苗を、180苗植えました。
雑草防止と、土温め効果のある、
黒マルチをしてみました。
春が楽しみです。

2017年12月06日

書かないと書けない

11月は、担当講義もなく、比較的自由な時間がとれるので、
自分の実験をしたり、論文書きに、集中できます。

「優秀な研究者は、研究の筋道が見え、実験結果が出る前に、論文を書ける。」
というのを、聞いたことがあります。
私の場合、そんな風にはいきません。

論文書きの序盤は、
「さぁ山を登るぞ」、という気持ちです。
自分にスイッチをいれて、よっこらしょ、という具合でしょうか。

研究分野もよく知っていて、実験結果も出揃っているはずなのに、
書くことには、辛さがともないます、未だに。

う~ん、と唸っても何も進まないので、
似たような文献を探して、読み込むと、
実験結果の料理の仕方がわかってきて、筆が進み始めます。
読んで、書いて、読んで、書いて、の繰り返しです。
1つの論文を書ききるのに、結局、
50~100報の文献をあたることになります。

論文書きの終盤は、
「山を登りきった」、というより、
「木から仏が生まれる」、という感覚でしょうか。
「あっ、いい形に落ち着いた。」という具合に。

とても根気が要るのですが、
論文を書ける、というより、論文を読める、ようになります。

「大学教員といえど、論文を書けない人は一杯いるから、書けるようになりなさい。」
と、大学院時代に指導されました。
みっちり訓練され、投げ出したくもなりましたが、
良い指導を受けていた気がします。

2017年11月28日

何がしたいのか

秋の学会が終わり、10月は、来年度の研究費申請シーズンになります。
予算が採択されれば、もちろんハッピーですが、
自分の研究を、客観的に見つめるためにも、この申請シーズンは大切です。

「自分は、一体、何がやりたいのか?」

この質問に即答できる人は、案外少ないかもしれません。
注目されたい、一流誌に載せたい、予算をとりたい、
流行にのりたい、出世したい、というのは結果であって、
純粋に、

「何を知りたくて、どうしたいのか」
「どういうものを創りたいのか」

が大事で、この姿勢を常に持ち続けることが、
大学人、学者、なのかもしれません。

申請シーズンを終え、
ようやく、自分と向き合い、自問自答する時間から解放されました。
次は、実験と論文書きです。限られた時間で集中しなければ。

大人と違って、子供は興味のカタマリで、
自分のやりたいことに、忠実ですね。常に、突進です。
息子達の好奇心に、ヘトヘトになった3連休でした。

2017年11月05日

うれしいこと 2

また、うれしいことがありました。
お知らせにもあるように、
ACSのホームぺージで、昨年書いた論文を、とりあげてもらえました。

一生懸命やっていれば、誰かが見ていてくれている、気がします。

 

2017年10月09日

うれしいこと

うれしいことがありました。

昨年度まで参加していた研究で、
Roald Hoffmann 先生から、以下のコメントを頂きました。

The project on “Syntheses and Spin Dynamics of One-dimensional Oligomers Containing Metal-heterometal Bonds” guided by Kazuhiro Uemura I found intriguing; good potential for theory in these polymers.

Roald Hoffmann 先生は、
あのウッドワード・ホフマン則のホフマン先生で、
1981年にノーベル化学賞を福井謙一先生と共同受賞した方です。
大変励まされ、光栄に思います。

でも、
「good potential」は、
白にも黒にもなるってコトですよね。
頑張って、良い研究へと、もっていきたいところです。

何事も、一生懸命やっていれば、、
誰かが見ていてくれるということでしょうか。

2017年09月18日

さつま芋の収穫

少し早いですが、畑に植えたサツマイモを収穫しました。

昨年のオイモは虫食いが酷く、今年は食べられる前にと思い、
試し掘りをしてみたら、大きいのがゴロっとでてきました。

5歳の長男に手伝ってもらって(というより、私より掘るのが上手)、
10苗分を掘り起こすと、
大きくて上等なオイモさんが、20個以上でてきました。

さっそく食べると、美味しい。
管理栄養士の奥さん曰く、
「無農薬だから、デンプン質が多く、なめらか」、
お褒めのお言葉を頂きました。

畑3年目にして、
ようやく、大きく育つようになりました。
時間と手間をかけると、大きく美味しく育つ。
何だか深いなぁ、って思います。

2017年09月03日

3人目

8月10日の早朝に、第3子が産まれました。
3人目の息子です。
兄弟仲良く、健やかに育って欲しいものです。
父としても、頑張らなければなりません。

2017年08月11日

前期終了

4月からの怒涛の前期が終わりました。

3つの講義、学生実験、初年次セミナーと、目がまわりましたが、
なんとか、のりきれました。
3年生対象の「分子分光学」は、楽しく講義できました。
学生も、それなりに理解できていた気がします。
(実際に、去年より全体の成績が良い。)

来年は、もう1つ講義が増えるようで、一体どうなることやら。。

2017年08月08日

畑の夏野菜

今日は、時間をみつけて、庭の草取りをしました。
雑草の生命力はすごく、夏場は放っておくと、タイヘンなコトになります。

畑では、夏野菜たちが実っています。
今年は、トマトのできが良く、大きくて形の良いのが、たくさん採れています。
一方、カボチャは、1つだけ。なかなか難しい、来年、再チャレンジです。
ミニトマトは、たくさん実をつけ始めました。

汗だくになりながら、庭や夏野菜を眺められて、幸せな気分になれました。

2017年07月20日

退官記念パーティーと就活終了

先日、
恩師 京都大学 北川進 教授の退官記念パーティーに出席しました。
学生時代の懐かしい人達と会え、話をしていると、当時の自分に戻ったように気持ちになりました。私が大学人になった(なれた?)のは、北川先生の影響があったからでしょう。日頃、グループの学生へ、私が発している言葉の半分位は、僕自身が学生時代に言われ続けていたことです。

さて、
グループメンバーの就職活動が終わり、来春卒業生の進路が無事決まりました。
これからの夏、秋、冬と、最も研究に集中できる時期がやってきます。研究で、「発見」「驚き」「感動」を味わえば、その経験が大きな財産になり、その後の人生に影響があるはずです。でも、「発見」には、日頃の辛抱と努力が必要です。残り8か月、集中して研究して、大きく飛躍してくれるといいな。

院試組は、これからの1か月、最後の受験勉強に挑みます。
彼らも頑張って、成長して欲しい。

2017年06月28日

アンパンマンミュージアム

この週末に、三重県長島にあるアンパンマンミュージアムへ、息子(4歳と1歳)2人と行ってきました。現地で、おじいちゃん、おばあちゃん、おばさん、の3人と合流して、楽しみました。上の子は、前日から興奮気味で、当日は4時起床・・・、そして、大好きな、おじいちゃんに甘え放題。下の子(もうすぐ2歳)は、人の多さにビックリしていたけど、だんだん慣れてきて、最後は大はしゃぎで御満悦。「自分の小さい頃も、遠足前は興奮して寝付けなかったな」と懐かしんだり、息子達の成長を感じたり、こういう機会で親孝行できたりと、シミジミ思いました。今度は、隣の長島スパーランドに、家族全員で行きたいですね。

2017年05月27日

今年の玉葱

GWが終わり、祝日のない2か月が始まりました。
5月に入り、我が家の玉葱達が大きくなってきました。
あと少しで収穫です。
次に畑に植える野菜達も、プランターで順調に成長しています。

2017年05月08日

新学期が始まり、1週間

新学期が始まり、1週間が経ちました。
僕の担当する講義と学生実験は、前期の最初に集中するせいか(なぜだろう?)、
1週間で5科目分を準備する必要がありました。
後は、せっせと、こなしていくだけです。
学生の皆は、ついて来てくれると良いですが。

2017年04月17日