今年も暮れていきます。
家族も、研究室の皆も、無事に何事もなく1年を過ごせ、ありがたいことです。
恒例となりつつありますが、年末に分子研に行きました。
測定と向き合いながら、今後の研究について、思いをめぐらせることができました。
デスク脇にある、2つのパキラ。
1つは1本茎で大きな葉、もう1つは2本茎でたくさんの葉で、
どちらも、すくすくと大きくなっています。
土かえをしてあげました。
来年は、大きな鉢に移す必要がありそうです。
高分子討論会で発表してきました。
錯体化学討論会も大きいですが、さらに大きく、20会場のパラレル講演でした。
この学会の討論時間は9分と長めで、じっくりと議論できます。
議論するほどの質問はあるかと心配しましたが、
門外漢で、アウェイな感じがしつつも、まずまず、
いいたいことを話せた気がします。
領域研究でお世話になった代表先生が後ろの方で聞いておられ、
(わざわざ、時間を合わせてくれたのか)嬉しい気持ちになりました。
領域研究で達成できなかった、スピンダイナミクスにもふれ、
恩義をはたした気分になれました。
発表後、座席に戻ると、前座席の方が、
ノートPCで、我々の論文をチェックしたのがみえ、
論文の大切さ、オープンアクセスにしてよかったとも思いました。
積極的に、教員が発表しているのが、印象的でした。
発表を聴くのは贅沢で、
前の方できき、手を挙げて、幾つか質問しました。
大学で講義を受けるのと同じで、
学生の人も、日頃の授業を大事にしてほしいと思いました。
会場の新潟大学は開かれた感じで、
まわりは住宅街で、きっと下宿生が多いのでしょう。
息子達のバスケで、西尾へ遠征に行きました。
愛知のミニバスはレベルが高く、練習も多いようで、キビしい言葉もとんでいました。
徒長とは、
植物の茎や枝が必要以上に延びてしまうことだそうです。
日照不足、栄養のやりすぎ、風をうまく通さないと、
茎は細く、ひょろひょろと伸びた状態になるそうです。
希望を与え、ほめ過ぎず、風通しのよいコミュケーション。
研究室でも大事なことで、ふむふむ、と勉強になります。
今年も、息子達と、ナガシマの海水プールに行ってきました。
ここには、昔から、オレンジの大きな時計があります。
この時計を朝にみると、夏がきたなーと感じ、
夕方にみると、イベントが終わっていく、ものさみしさを感じます。
息子3人、みな小学生の、激しい夏が終わっていきます。
7月23日は、ふみの日です。
記念切手が販売されるので、小学校の頃、
郵便局のひらく9時前に並んで買ったことを、思い出しました。
平日の午前中なので、夏休みがはじまったんだなーと、実感した記憶があります。
長男が、長良川で石拾いしたいというので、河原へ行きました。
暑いので、川遊びをしている人がたくさんいました。
当たり前かもしれないけど、丸い石ばかりで、
よーくみると、不思議な感じがしてきて、
長い年月をかけて角がとれていると、しみじみ思いました。
奥さんと、かき氷を食べにいきました。
ちょっと贅沢で、幸せになりました。
「簡単に叶うものは、簡単に諦められるものは、夢じゃない。」
もうすぐ、オリンピックです。
おっ!、という実験結果がでたときは、その日付を覚えるもので、
6月20日は、異種金属一次元鎖錯体の単結晶X線構造解析に成功した日です。
測定ファイル名を、040620、としているから、覚えるのでしょう。
この研究を続けて、20年、経ちました。
何が起きたのか、わかがわからないところから始まって、
磁性や伝導度など、物性測定へと広がってきたなと思いますし、
ますます何か出そうな気がしています。
ポリオキソメタレートの研究も、190730、ですので、
5年が経とうとしていて、ようやく、1報目が世に出ました。
研究は、急に花がぱっと開くわけでなく、
こつこつと続けなければ実を結ばないのですね。
息子達は、すくすくと大きくなっています。
長男は、もうすぐ12歳になります。
奥さんと三男は、大阪から飛行機で、
長男と次男、私は、車で、往復2000 kmの大移動でした。
より道しながら、名所をおとずれました。
長男と次男は、原爆に関心があるみたいで、広島の平和資料館によりました。
お昼は、山口 みちしおで。
長崎は、坂が多く、近所へ買い物に行くだけで、筋肉痛になりそうです。
長崎でも、資料館に行きました。
長崎ベルカ、オリンピックも頑張ってほしい。
ペンギン水族館にも行きました。
皆、直立不動で、何を考えているのだろうか。
長男は、浜辺で、貝殻とりに夢中になりました。
お気に入りの巻貝を見つけたら、中にヤドカリがいて、引っ張りだそうとしましたが、
「ヤドカリさんが、先にこの貝を見つけたら、あきらめよう」
なんて、やさしいことを言っていました。
帰りは、錦帯橋、金閣寺によりました。
今回の大冒険、息子達の記憶に残るといいな、と思っています。
イモリをみつけた、長男。
3月は、様々なイベントがありました。
1つ目は、日中クラスター会議。
有名な先生ばかりで、普段聞いてもらえない方へ、
自分の研究を語れたのはよかったです。
師匠の前で、久しぶりの発表でした。(PCで仕事してましたが)
そういえば、学位をとって20年。
学生の頃とは、興味も全く違う研究だし、しぶとく進められたなぁ、と思えました。
中国側の発表は、JACS、Angewが普通で、Nature、Scienceが、ばんばん出てきました。
なぜ、あんなにPublicationがよいのかな?、と思っていたら、
裏事情も聞けて、ふむふむ、やはり、研究成果は人が判断するもので、
アンコトローラブルだな、と思いました。
コントロールできる自分の成果を、1つ1つ積み上げることが大事ということを認識できました。
2つ目は、分子研。
新学期が始まると、なかなか時間がとれないので、
いまのうちに、気になるデータをとっておきました。
こういう空間で、サンプルと向かい合うと、アイディアがうかんできます。
そういえば、分子研に通い出して、10年。
始発で来たり、毎日往復したり、頑張ったなぁと、しみじみ思いました。
そして、日本化学会春季年会。
千葉ジェッツの体育館が近くにあるようです。
今回、実験データを揃えるために、
自分にプレッシャーをかけて、発表申込をしましたが、
実験と計算が、なんとか間に合い、発表もこなせてホッとしました。
一緒に行った4年生3名も、よい経験をしたようです。
北大へ進学した卒業生も頑張っているようで、嬉しく思いました。
皆、順調に成長しています。
座長中に地震があり、講演が中断するという、珍しい経験もしました。
なぜか、この大学には、滑走路みたいな道があります。
この会場、自分が初めて口頭発表した場所で、それが、24年前。
感慨深くなりました。
行き帰りの新幹線、千葉のホテルからと、何かと富士山を拝めました。
よいことがあるかもしれません。
競争相手のいない、未開拓な市場のこと、だそうです。
研究では、未開拓なトコロを見つけて飛び込み、
そこに、他の人が興味をもち、競争相手が増えていくのが理想です。
自分のグループは、常にブルーオーシャンで、1人泳いでいる感覚です。
グループは、10月も学会で、船堀に行ってきました。
船堀タワー、味があります。
スカイツリー、迫力あります。
帰りの新幹線、ぼんやり外を眺めていると、
一瞬(0.5秒位か)、黄色の残影が。
見ると幸せになる、ドクターイエローとすれ違ったようです。
富士山は、通過時は、雲に隠れていたけど、
自分が振り返ってみたらと、ぽっかり頭を出していました。
何か、いいことがあるかもしれません。
週末、畑仕事をしました。
家でとれた、おイモ
JA畑でとれた、おイモ
今年は、JAの畑でも、おイモ植えと収穫をさせてもらいました。
家のおイモも負けておらず、いい感じです。
今年は、落花生、ナス、枝豆、ピーマンも植えたのですが、
なぜか、昨年育てたメロンが自生したらしく、勝手に育ち、
ずいぶんたくさんのメロンが収穫できました(驚)。
そのうえ、
長男が、食べ終えたスイカの種を植えたら、芽が出て育ち、スイカがなりました(驚)。
他にも、長男は、へちま、や、インゲンを植えて、庭が作物だらけになりました。
9月の学会が終わりました。
行きの電車、
名古屋へのJR、東京への新幹線が、ともに遅延(なぜ?)、
水戸への常磐線も、運転見合わせの後、大雨の影響で、
のろのろ運転と、なかなかの出だしとなりました。
水戸は、初めてで、
レンコン畑が多かったり、バスケの体育館(ロボッツ)があったり、
立派なモニュメントがあったりと、行ってみないと、
その土地はわからないものですね。
学会では、
たくさんの方と、フランクに話ができました。
学生の皆も、それぞれのハードルを乗り越えたようにみえました。
おおむね好評で、よい方向に研究できている気がしました。
こういう学会では、
論文投稿、研究費申請、ときに教育活動でもですが、
攻める(責める?)厳しいコメントを受けるときがあります。
でも、
真に受けてはダメで、逆なんですよね。
厳しく言わせてしまった発言者の、どこか何かに、火をつけてしまった、ということ。
例えば、悔しい、先を越された、うらやましい、自分の意見と真逆、等々です。
本当に、どうでもいい場合は、無関心でスルー、なので、
きついコメントを受けたことへは、ポジティブになった方がよいと思います。
今回は、それほど、辛辣なコメントはありませんでしたが、
何がしかのアクションがあったのは、大変よいことでした。
実験でも、学会の準備でも、
あーでもない、こーでもない、右往左往するのが大事で、
一番伸びているときです。
今年の夏は、申請書、測定、計算、勉強、データ整理、と右往左往し、
もどかしい時間を過ごしましたが、だんだんと、まとまってきました。
来春に向け、たくさんアウトプットしていこうと思います。
4年生は、皆、大学院合格。祝。
研究が、一番進む、後期がはじまります。
息子達の、1か月ちょっとの夏休みが終わりました。
今年は、5回もプールに行きました。
息子達はパワフルで、バスケや夏祭りと、色々楽しめたようです。
息子達がバスケを始めて1年が経ちました。
長男は、不器用ながらも、なんとかついていき、
次男は、ドリブルが上手になり、自信をつけはじめ、
三男は、皆に遊んでもらえるのが、楽しそうです。
高学年チームになると、試合があり、親も1日中体育館にいたりします。
ぼんやり試合を眺めていると、
ふと、学生時代の気持ちがフラッシュバックし、悔しい感情がでてくるときがあります。
冷静に考えると、ミニバスの試合が、大学生の試合の雰囲気と似るのは、
なんとなく、おかしい気がして、小学生は、勝負にこだわらず、のびのび、
もっと楽しんだらいいのにと思います。小さいうちから、力を入れ過ぎると、
燃えつきちゃいそうです。
息子達には、バスケも1つの選択肢、でも、練習を通じて、自分の成長を喜べ、
他の人を気遣えるようになってくれたら、と思っています。
左が爺ちゃん、右が孫達です。息子達は、たくましくなりました。
親が歳をとり、子供達が育つと、後半戦に入ったな、と感じてしまいます。
研究活動も折り返しかな、と思うときがあります。
「前半はいい出来だった。そして忘れよう。」
とは、安西先生のお言葉です。
流行も体験できたし、逆行している(?)と思うときもあります。
研究が 0 から始まって 10 で完成としたら、
自分のグループは、間違いなく、1~2 でしょう。
3~5 にある流行研究や、10 に近い実用化研究の方が魅力に感じると思いますが、
グループの皆には、1~2 の研究で、意外な思わぬ発見を体験して、
感動を味わってほしいと思います。
今は、やりたいことを、やれているので、とことん進みたいと思います。
講義や学生実験で、時間のとれない前期が始まると、
「自分の手を動かすことを怠ってはいけない」と、自戒してしまいます。
今年も暮れていきます。
久しぶりに、分子研にこもって、
測定する(= 単結晶と語り合う)ことができ、おっ、というデータがでました。
4年生達も順調で、来年度のテーマを思いめぐらせています。
分子研には、大きく、立派な杉(?)の木があります。
近くの道路にも、かつては続いてたであろう並木があるので、
江戸時代、この辺りは、偉い人が集まる場所だったのでしょうか。
今年は、
研究活動では、アウトプットを頑張れました。
まだまだ、やってみたいことがテンコ盛りなので、来年は、
より一層力を入れていきたいと思っています。また、
息子達がミニバスを始め、SLAM DUNKを奥さんと観に行けたりと、
身近にバスケがある、楽しい1年でした。
来年も、皆健康に過ごせ、充実した1年にしたいものです。
がしんしょうたん、と読み、
将来の成功を期して苦労に耐えること、
という意味だそうです。
今年も、あと1か月になりました。
昨年した鬼滅占いで、煉獄さんだったので(ちなみに、奥さんは善逸君)、
彼のように、迷いなく生きようと、今年は走ったつもりです。
成功するかどうかは別にして。
先日の、ドジョウ本の先生から、
またお返事を頂けました。ありがたいことです。
1か月前の生き物の写真で、名前が間違っていたようです。
初めて聞く名前ばかりで、写真をみただけで、わかるなんてサスガですね。
もうすぐ夏休みもおわり。
息子達の自由研究は、長男が「生き物調査」、次男が「日本地図作り」でした。
長男がせがむので、家族みなで、琵琶湖にでかけました。
琵琶湖近くの田んぼと、家まわりとで違いがあるか調べたかったそうです。
そんなの同じじゃないかなぁ、なんて思っていましたが、
琵琶湖近くには、ハゼがいたりと、違いがあって、おみそれいたしました。
次男の日本地図作りでは、
「岐阜県の県庁所在地は、岐阜市。
でも、沖縄県には、沖縄市があるのに、なぜ那覇市なの?」
と、うーんと、考えさせられる質問がでました。
そもそも、研究とは、こういう素朴な疑問を、
シンプルに明らかにすることなのに、
大人の研究は、自ら難しくし、ややこしくなって、
制約があったりで、いつのまにか、不自由研究になってる気がします。
本当は、なんでも好きなことを研究すれば、いいんですよね。
この夏、グループの大学院生達は、自分の研究と、きちんと向き合っていました。
たぶん、歴代で、一番実験していた夏のような気がします。
私も充実した研究時間を送れ、物質感が変わる意外な結果が見出せました。
きちんと公表できるよう、9月からも頑張らなくてはなりません。
前期もあと少しです。
週末は、息子達のバスケ、水泳、生き物とり、その他色々で、クタクタです。
もうすぐ5歳の三男が、スイミングで進級し、
初めて賞状をもらえ、嬉しそうでした。
先日、
高校時代に夢中になった映画三部作が、テレビで放映していました。
やっぱり面白いなぁ、と思いましたし、
たくさん影響を受けているな、とも感じました。
いまだに、空飛ぶ車を作れないかと、ときどき思うし、
エメット博士のように、研究に没頭できたら、とも思います。
「人生は白紙。そう、立ち上がって素晴らしい人生にしなければ。」
と締めくくる博士の言葉を、15歳のとき、映画館で聞いて、
頑張ろうと、ずいぶん思ったものです。
既に封切られていたのに、期末試験が終わるまで観るのを我慢し、
試験が終わるやいなや、急いで観にいったのも、いい思い出です。
講義が始まって、3週間が過ぎました。
今年は教務委員の仕事があり、
年度始めは、いつも以上にバタバタしていました。
3人の4年生がグループに加わりました。
皆、キラキラしていて、先輩に手ほどきを受けて、研究を開始しました。
雰囲気が大変よく、今年も、よい研究成果に繋がっていく予感がします。
先日、研究助成の贈呈式が、東京でありました。
会場は国際文化会館で、お庭が大変綺麗でした。
民間財団からの研究助成は、大変光栄です。
関係者の方々から頂くお話が、大変励まされます。
ときに孤独感を感じる研究活動ですが、誰かがみている、ということですね。
最寄り駅は、麻布十番、六本木ヒルズ近くのようです。
飲み屋街を、セレブっぽい人が、昼間にジョギングしていて、
田舎モンには、不思議にみえました。
3月も後半、暖かくなってきました。
久しぶりに、図書館で文献をとってきました。
Webでダウンロードした方がはやいですが、
できないものは、地道に図書館でコピーします。
薄暗い書庫で、
欲しい文献の冊子をペラペラめくっていると、
ときどき、おっ、と気づく文献が、隣のページにあったりするので、
地道なコピーも捨てたものではありません。
昔(といっても80年代ですが)の文献をよく読むと、
役にたつのか、たたないのかわからない研究なのに、
徹底的に実験していて、先人達の実直さを思い知らされます。
今は、どこでも、何に使えるのかとか、
社会実装(いつからですか、この単語が流行り出したのは)とか、
成果を急ぐような研究ばかりで、出口がみえやすい研究がもてはやされます。
何が起きているのか、訳がわからないところから始まって、
どこに出口があるのかわからず、彷徨うところに、オリジナリティがあるのではないでしょうか。
文献中の先人達は、純粋な興味を推進力に研究していたような気がします。
きちんと、活字となって受け継がれていますし、
そんなことを、飄々とできる学者は格好いいなぁ、と思います。
いつも聴いているラジオで、
牙のない象の話をしていました。
象牙の密漁が多いモザンピークでは、牙のない象が増えているそうです。
象は、自ら、狙われないように、生き残るように、
牙を失うことで、進化(?)しているそうです。
象にとって、牙は、皮をはぎ、食べ物をとるために必要です。
自分が密猟者に狙われないように、牙を失っても、
結局のところ、象社会全体が衰弱へと向かってしまうということですね。
組織が残っていくためには、年上や先輩が、若い牙を守ることが大切なようです。
今日、グループから、3名が巣立っていきます。
彼らは、歴代で一番といっていいくらい、実験をし、
グループを盛り上げてくれました。
3名とも、素直で、穏やかですが、自分の牙をしっかりともっています。
社会で、大きく羽ばたいてほしいと思います。
今年も暮れていきます。
今年は、自分なりに走れたような気がします。
年末の寒い時期だというのに、休みの日は、
長男に散歩(= ドジョウとり)をせがまれます。
冬眠中(?)のドジョウがとれて、ご満悦の様子です。
疾風に勁草を知る。
穏やかな日は、同じように立っている草でも、
強い風が吹くと、弱い草は倒れてしまうが、強い草は頭をもたげてて耐えている。
逆境のときこそ確かなものがわかる、という意味だそうです。
長男が捕まえてくる、生き物の中に、小さなナマズがいました。
同じ水槽にいたオタマジャクシやドジョウを丸呑みして、
ギャングのようでしたが、環境に適応できず、すぐに弱ってしまいました。
一方、ドジョウは、強いですね。穏やかですし。
人も同じ。
どんな環境、状況でも、踏ん張れるようになりたいですし、
息子達や、学生の皆にも、そうあってほしいものです。
来年こそは、世の中、落ち着くとよいですね。
今年も、おイモを収穫しました。
年々、デカく、立派になっていきます。
即今充実、
今、この瞬間を充実させることが将来につながる、
という意味だそうです。
年度初め、分子研で、測定に没頭できました。
限られた時間内で、目いっぱい測定するので、
頭が興奮するのか、眠りが浅く(結果が気になって寝れない)、
早朝から深夜まで、研究に触れ続けることができました。
ときに、日常からアイソレートして、こういう時間をもたないと、
自分から研究が離れてしまう気がします。
早朝過ぎるのか、警察から職務質問されたり(問題なし)、
岡崎での聖火リレーを偶然みれたり、
今回は、測定以外にも色々ありました。
新緑がまぶしくなってきました。
新しく加わった4年生達の目もキラキラしていて、まぶしいです。
大変よい雰囲気で、いい研究結果に繋がる予感がします。
而今(にこん)、と読み、
「今、この一瞬」、という意味だそうです。
3台目のニコン製顕微鏡が納品されました。
毎年、2月はバタつき、
あっという間に過ぎ去るのですが、
学会発表があったせいか、3月下旬まで、せわしなかった気がします。
年度始めまで、報告書等の締切が続き、
授業開始で、ドタバタの4、5月に突入しそうです。
明日は、卒業式で、
4名がグループを巣立っていきます。
2名が日本化学会東海支部長賞を受賞し、皆、がんばりました。
より飛躍できるよう、グループ全員で努力したいものです。
来週から、分子研です。
束の間ですが、どっぷりと、研究と向き合おうと思います。
大学保育園横の桜が綺麗に咲いていました。
保育園通いも、残すところ1週間となりました。
年があけて、1か月がたちました。
することが、たてこんでいるせいか、
暖かい日があるせいか、
感覚的に3月?、と思うときがあります。
卒業研究が大詰めになってきました。
研究が最も加速する時期で、こちらもヘトヘトになります。
ある卒業生によると、
やる気に満ちて入ってきた4年生は、
1年ないし、3年の研究室生活を経て、
3パターンの人間になるそうです。
「無気力」「淡々と」「おこりんぼう」
グループ内では、無気力になる人は、少ないです。
できれば、「淡々と」、あつく議論して、ともに成長したいのですが、
なぜか、最近、「おこりんぼう」が多いかな。
こちらは疲れますが、
自分をしっかり持っているなら、教育的には、
「おこりんぼう」でもよいのかな、と思ったりします。
家のまわりの田んぼの稲刈りが終わりました。
いよいよ秋。あっという間に夏が過ぎた気がします。
後回しにしていた、単結晶X線回折のソフト「CrysAlice」を、使用してみました。
データの質が劇的によくなり、感動です。
新しいソフトに、向き合うのに、少し壁ができるのは、
オジさんになった証拠でしょうか。
毎年9、10月は、自分の研究と向き合う時期です。
応募していた助成の結果がでたり、
新たな助成を出すために、今後の研究方針をまとめたり、
学会発表のために、実験データを隅々までみたり、論文を書き進めたり、です。
論文リストを眺めながら、ここ10年の自分の研究と向き合うと、
まだ、論文化していないものが、非常に多いです。
2013年に出した論文を境に、少し迷走していた、気がします。
ここ1年で、ビジョンがしっかりしてきたので、
まわりに認知してもらうためにも、どんどん、
アウトプットしていきたいところです。
2013年は、長男が1歳。
その後、家族が増え、家が建ち、家族の状況も変わり、
大学では、講義数が増え、様々な委員をこなして、目まぐるしいかったですね。
日曜日の夕方、1人、車を運転していると、ラジオドラマが流れてきました。
10-15年前は、この番組を聴きながら、近場の温泉に行ったりしていたなぁ。
今では、ミニバンに、奥さんと息子3人が乗って、ずいぶん、状況が変わったなぁ。
日曜の黄昏どきに、シミジミ思いました。
毎日、40℃近く。ものすごい暑いですが、
夏も後半戦に入ったのか、ツクツクボウシが鳴いています。
自粛期間中に田植えをしていた稲には、穂がつき、柿も色づき始めました。
お盆休みは、家の仕事をたくさんしました。
ウッドデッキのペンキ塗り、芝刈り、洗車、などなど。
汗だくになり、心地良い疲労感を味わえました。
研究は、進んでいるのか、滞っているのか、よくわからない状態。
でも、方向性は決まっているので、じっくり進めるしかないでしょう。
あと20年で、この研究はやりきれるのだろうか、と、ときどき思います。
これまでの結果は、
はやく論文として出していきたいのですが、
執筆は、1歩ずつしか進みません。
要領よくせず、自分の手で成し遂げていきたいので、頑張るしかないか。
先日、三男が3歳になりました。
今は、我が強く、まわりを疲れ果てさせています。
また、自粛生活に戻る可能性がありますが、
いつもの生活に戻りました。
季節は、いつの間にか初夏です。
近くに田んぼがあるので、
自粛中は、子供達と田植えを間近でみたり、
カエルやゲンゴロウを捕まえたり、
柿の木が青々する様子をみたりと、
普段、見過ごしていた景色を、毎日、じっくり見ることができました。
小さな子にとって、机での勉強より、
こういう経験を送る方が、ずっと良い気がします。
20歳前半の学生の皆さんは、
オンラインでのやりとりに、スムースに対応し、むしろ積極的でビックリしました。
昔のやり方を押し付けるのではなく、
柔軟に、やる方が、お互いに、良い方に向かう気がしました。
なかなか経験できない2か月でした。
今日で、次男は5歳になりました。
学生時代以来の長期休暇のようです。
午前中は、こどもたちの面倒をみながら(放牧?)、
台所でパソコン仕事。意外に、はかどります。
お昼前に、皆で、小一時間の散歩。
緑が、まぶしいです。
子ども達は、エネルギーに溢れているのか、どんどん先を走っていきます。
皆さん、同じように散歩したり、
土手で山菜とりをしていたり、トラクターが田畑を耕したり、
この地には、穏やかな時が流れています。
ちょろちょろと、研究室に行くと、
静まりかえった校舎を掃除する方、いつもとおりに工事をされている方、
仕事(職種)によってギャップがあって、不思議な感覚になります。
学生時代は、今思うと羨ましいくらい、
時間がいっぱいあって(でも、お金はなくて)、
自分のやりたいことだけして、充実した時間を送っていた気がします。
今、この時間も、
振り返ると、そう思えるようにしたいですね。
毎年、1、2月は、
バタバタしてあっという間に過ぎてしまいます。
「Aged Papers」というのは、
年齢の数だけ、論文がなければ、一人前とはいえない、という意味です。
初めて論文を投稿したとき、先生に言われた言葉です。
当時は20代後半、遠いなぁ、と思いました。
共同研究で、すぐに、達成する人もいますが、
地味な私は、コツコツとやるしかなく、
やっと、この前の論文で、年齢数の44報になりました。
でも、すぐに誕生日を迎え、一人前から脱落です。
明日は、奥さんの、
4年に1度の、10回目の誕生日です。
長男と次男を連れて、名古屋港水族館に行ってきました。
冬休みの平日だったので、わりとすいていました。
科学館同様、名古屋市は充実しているな、と感じました。
大人は、イルカショーや大きい魚の展示が面白いと思うのですが、
子供達は、ヒトデやアメフラシを、
直接手で触れるブースがよいみたいです。
生き物が大好きなんですね。
この1月、研究で調べものをしていたら、
「SPANA」というソフトがヒットしました。
なんか、聞いたことあるな、と思ったら、
大学院生のとき、隣の先輩が頻繁に使っていたソフトでした。
このソフトは、Win10にも対応、更新されており、
作成者の先生には、頭が下がる思いがしました。
お正月、偶然、風船太郎のショーに出会えました。
唯一無二のパフォーマンス、鍛えられた肉体。
すごいなぁ、と思いました。
年が明けて、あっという間の1ヵ月ですが、
色々と感じた1月でした。
今年も暮れていきます。
今年は、研究が前進した気がします。
論文として世に出るのは、少し先になるので、
まだまだ自分で満足しているレベルですが。
研究助成も頂けているので、
来年はアウトプットを頑張らなければと思います。
分子科学討論会、錯体化学討論会、高分子討論会、
と3つの学会に参加し、発表してきました。
ポスター、口頭発表(英語)、口頭発表(日本語)、
形式の異なる発表を、1週間で3つ、こなしました。
大変だったけど、一生懸命、準備したせいか、
これまでの研究がまとまり、
これからすべきことが明確になった気がしました。
以前までは、
「学会に参加したからには、すべての成果発表を聞き漏らさない」、
と躍起になってましたが、今回は、
「この学会では、こういうことをしよう」
と自分の中で目的を明確化しました。そのせいか、
それぞれの学会で、きちんと目的を達成できて、
充実感がありました。
高分子討論会のあった福井市を散策し、
のんびりとした気分になりました。
後期は担当講義がないので、
頑張って、研究を進めようと思います。
お盆明けの金曜日に、名古屋市科学館へ、
長男と次男で行きました。
その日は、台風による洪水警報のため、
学童保育と幼稚園が休みになったので、
どうしようかと考えた末、でかけてみました。
名古屋市科学館は、自分が小学生のとき、
夏休みに、父親に連れてきてもらったことがあります。
当時は、薄暗く、閑散としていて、
なぜか、砂をまく振り子の記憶が強く残っています。
地下(?)にあった食堂で、カツサンドを食べた記憶もあります。
今はリニューアルされて、綺麗で立派になっています。
また、親子連れで大混雑していて、ビックリしました。
小中学生はタダ、というのも、名古屋市の方針でしょうね。
岐阜市も、頑張らないといけません。
長男と次男は楽しめたようで、
あっという間に時間が過ぎました。
自分が、今、科学の仕事に携わっているのは、
小学生のときに連れてきてもらった経験が、
少なからず刺激になっているのでしょうか。
昨日、70歳になった父親には、
何か教育的な意図があったのかな、とも思いました。
あっという間に、6月が終わり、前期も残り1カ月となりました。
6月の1カ月間、何をしていたのか、あまり記憶がありません。
大きな達成感がなかったせいか、もがいているような1カ月でした。
子供が熱を出したり、自治会の仕事があったりと、
家でも奔走(?)していた気がします。
昨年、庭に植えたアジサイに花が咲きました。
まわりの花びらにみえる部分はガクで、花は中央部分だそうです。
小さな花がいくつも咲いて綺麗です。
先日、「日本学生支援機構の奨学金返還全額免除」の通知が届きました。
我々が学生のときは、返還免除を受けるには、
教員や公務員など公の機関に15年間務める必要がありました。
さらに、免除職に2年以内につかないと、その資格がもらえず、競争もキビシいです。
いざ、その職についても、15年間。初めは、果てしないなぁ、と感じました。
もがいているような1カ月でしたが、
頑張っていれば、いろんな事が少しずつ前進しているのかもしれません。
昨日は、長男の7回目の誕生日。
ここのところ、長男は急成長しています。
濃密な7年間で、あれっ?、まだ7年しか経ってないの?
と、彼は感じさせてくれます。
今年は、なぜか、
財団の研究助成に採択して頂く機会が多く、
この前も、島津科学振興財団の贈呈式に出席しました。
ありがたいことです。
場所は、京都ホテルオークラ。
大学1回生、バスケ部に入部したての頃、
創部何十周年かの記念パーティーが、このホテルであり、
現役学生はタダで御馳走させてもらえ、嬉しかった思い出があります。
このホテルの洗い場でバイトもしたことがあるし、
1年前、お世話になった先生の退官記念パーティーも、
ココだったし、何かとゆかりがありますね。
集合場所に到着すると、
島津製作所の色んな部署の方と話をする席が設けられていて、
お茶を飲みながら、「どんな研究をされているのですか?」
と質問攻めにあいました。
社員の方が、積極的に声をかけてくるのは、さすが、と思いましたし、
研究の芽を常に探し求めているのは、京都の会社らしいな、と感じました。
懇親会では、ノーベル賞の田中さんが、自分の横に立っていました。
挨拶して、名刺を頂こうかと思いましたが、田中さんは、
すぐに囲まれてしまい、話をすることができませんでした。残念。
この財団の理事長は、京都大学名誉教授の井村先生です。
井村先生は、自分が学生の頃の大学総長で、
入学式と卒業式に檀上で挨拶されるのを、眺めていました。
井村先生から、直接、贈呈書を手渡され、握手して、頑張ってください、
といわれたときは、ジーンときました。
研究講演会もありました。
門外漢にもわかりやすく発表され、
賞をもらう先生は、さすがだな、と感心しました。
こういう場では、元気になれる言葉にふれることができ、
気持ちが前向きになれます。
島津二代目島津源蔵のお言葉、
「日本では、沸騰する茶釜の蓋が踊って発する音を、山間の村々で、
時を告げる合図として利用されるなど、一千年の昔から、
蒸気の力は日常的に素朴な形のままで活用されてきたのに対して、
170年前に英国のワットはこれを熱エネルギーとらえ、蒸気機関を発明した。
これを動力源として急速に工業化が進み、産業革命が起こったことを考えると、
発明のヒントが周囲にありながらこの彼我の相違はただただ残念である。」
井上ひさしさんの名言、
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、
ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、
まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに。」
朝永振一郎博士のお言葉、
「ふしぎだと思うこと、これが科学の芽です。
よく観察してたしかめ、そして考えること、これが科学の茎です。
そうして最後になぞがとける、これが科学の花です。」
頑張ろうと思いました。
12月初めに、
研究費の贈呈式に出席するために、東京へ行ってきました。
久しぶりの新幹線。
いつの間にか、車掌さんが、
英語でアナウンスするようになっていて、ビックリしました。
オリンピックを意識しているのでしょうか。
新富士駅あたりを通過するとき、
「左手に、綺麗な富士山がみえます。わずかばかりですが、お愉しみください。」
と、粋なアナウンスもありました。
そのような案内は、飛行機ではよく聞くけど、
新幹線では初めてで、2度ビックリでした。
さらに、新横浜駅で、
見ると幸せになる「ドクターイエロー」に遭遇。
気分よく、品川駅で山手線に乗り換えました。
この路線は、いつも満員ですね。
幸運にも、途中から座れましたが、
子供(2歳位?)を抱っこしているお母さんが乗り込んできたので、
席を譲ったら、ものすごく感謝されました。
清々しい気分になれました。
贈呈式では、私を学会で見かけ、認知して頂けてる先生と出会え、
嬉しい気持ちになりました。
丁度、勉強したい分野で活躍されている方なので、
共同研究も含め、色々と教えて頂けたらな、と思っています。
終了後、
家族が大好きな「東京バナナ」を買って帰りました。
限定チョコ味も買ったら、奥さんに褒められました。
あっという間に無くなって、3度ビックリでした。
基本的には、
大学に籠って、コツコツと活動するのが好きですが、
ときどきは外に出て、刺激を受けるのは、良いですね。
本当に活躍される方は、飛び回っているのでしょうけど。
今回の出張前日に、長男が熱を出しました。
遠出するときに限って、子供が熱を出すのは、なぜなのかな。
一晩で落ち着いたので、一安心でした。
今年も、残りわずか。
今年は大学業務で忙しかったけど、研究では、たくさんの助成金を頂けましたので、
感謝しなければならないし、結果を出さなければなりません。
来年は、これまでの成果を論文でまとめながら、
面白い実験結果を出せたらな、と思っています。
10月20日に、化学教育討論会をお世話しました。
今年一番大変だった仕事かもしれません。
この討論会は、毎年、東海地区の各県で開催され、
高校と大学の先生方が集まります。
お世話役は、4県もちまわりで、岐阜県は4年毎に担当がまわってきます。
たまたま、今年は、私がお世話することになりました。
岐阜県で開催されるときは、毎回、岐阜大学を会場にしてきたようですが、
大学は駅からバスで40分要するので、利便性を考えて、
今回は思いきって、駅前の、じゅうろくプラザにしてみました。
4月から会場を予約して、講演者を調整、要旨の製本、お弁当の手配、懇親会の準備、
などなど、すべて自分(と奥さん)でマネージメントしました。
割と段取りよくできたと思っていますが、さすがに気疲れしました。
開催するって、大変なんですね。
もてなす側にまわって、大変勉強になりました。
当日、どなたかが、
「この会場、いいねぇぇ。近くて綺麗で。」
と、話すのが聞こえたときは、
ちょこっと、報われた気がして嬉しかったです。
9月は、
今まで参加したことのない学会に参加してみました。
「セラミックスシンポジウム」と「応用物理学会」
前々から気になっていた学会で、
どちらも名古屋でやっていたので、初参加してみました。
どちらも、たくさんのセッションがありましたが、
まったく異分野だと、???、で、寝てしまいそうなので、
自分の研究分野に近そうなセッションを聴きました。
パっと聴くと、意味不明ですが、
注意深く、よ~く聞くと、なんとなく理解できるというか、
わかる部分と知らない部分が理解できます。
思えば、今、メインで参加している学会に初めて出席したときは、
こんな感覚だった気がします。
聞くのも、見るのも初めてで、すごく疲れたけど、
振り返れば、その頃の成長速度が1番速かった気がします。
研究を進めるには、
この感覚を持ち続けることが大切なのでしょうか。
明日から後期開始です。
お盆休みは、大学での研究・教育をストップして、
山積していた家の仕事に専念しました。
本当は、休みも関係なく研究を、といきたい(いかないといけない?)ところですが、
生活環境を、スッキリ整えるコトも大切でしょう。
庭の草とり、洗車、気になるトコの掃除、などなど、
普段後回しになっていることを、バっバっと、やっつけました。
中でも、「長男の椅子つくり」、という重要なミッションがありました。
6歳の長男は、腹筋(腰回り)のバランスがよくなく、
偏った筋肉がつきやすいようで、
矯正用に、背筋が真っ直ぐになる椅子を、手作りしたらどうか、
とアドバイスをもらいました。
寸法をはかり、ホームセンターで木をカットし、
電動ドリルで穴をあけて、ねじ止めして、面取り、やすりかけ、
なかなか楽しい日曜大工でしたが、
日中にやると、三兄弟(6歳・3歳・1歳)が、手伝うとか言いだすので、
夜中にコソコソと仕上げました。
ふぅ~、寝不足。
長男は、気に入ってくれたようで、
さっそく、仮面ライダー・ビルドの絵を描いていました。
先週、
国際錯体化学討論会(ICCC)に参加するために、
仙台へ行ってきました。
久しぶりの学会。
1年半~2年ぶりか。
規模が大きく、2,500人以上の参加者があり、
自分の講演もたくさん聞いてもらえて、
質問も4つでて(なんとか答えれました)、
準備から含めて、やりきった感がありました。
学術雑誌だけからはわからない、研究の流れを感じられ、
やはり学会で雰囲気を吸う、というのが、
研究を進めるうえでは、大事ですね。
また、
自分の研究で、いけている部分と、足りていない部分が
確認できてよかったです。
それと、
若手でも、相当準備してイイ発表をする人と、
えらい先生でも(準備不足なのか)、???の発表がある、
というのを見分けられるようになっている自分を知れたのも、よかったです。
奥さんや、お義母さん、子供達のガマン(してた?)など、
協力があって参加できました。
感謝しないといけないですね。
本日、定期試験の採点と、1つの行事をやりきりました。
今日は三男の誕生日、先月には長男の誕生日がありました。
怒涛の前期が終わり、ようやくお盆休みです。
6月があっという間に終わりそうです。
今週、シャーペンの芯を、使いきりました。確か40本入り。
普段使っているボールペンは、インクが無くなって、
よく、替え芯に替えるけど(これも、最近、替えるペースが早い)、
シャーペンの芯のケースを空にしたのは、いつ以来だろう。
この頃、忘れないように、メモをとることが多く、
講義ノートも、手で書いています。
ひょっとしたら、受験勉強のときより、
勉強しているかもしれません。
もうすぐ、7月。
学会があるので、研究を進めたいところです。
今日は、
最近、一番手がかかる、息子(次男)の誕生日です。
3歳になりました。
まだ、3年 (= 1095日) か、という感じで、
もっと長い時間を過ごしている気がします。
長男、三男と、ちょこっと、身体つきが違う次男、
将来、足が速くなるのでは、と思っています。
子育ては大変ですが、
少しずつ変化がみられるのは、嬉しいものです。
今年も玉葱たちが育ってきました。
昨年の11月に、2種類の玉葱を植えました。
1つは、3年連続で、晩生のO・K黄。
もう1つは、早生のソユーズを、初めて植えてみました。
晩生のO・K黄は、まだまだで、収穫は6月に入ってくらいか。
でも、早生のソユーズは、もう収穫できそうです。
早生は、収穫は早いけど、なぜか日持ちしないらしい。
一方、晩生は、半年位は持つらしい。
人間も、晩生で、いきたいものですね。
早く走る人は、転びやすいです。
昨日は、昨年、博士の学位をとった山田君が、
研究室に来てくれました。
元気にやっているようで、嬉しい限りです。
彼は、学部の成績が良かったから、早生?
でも、長く見たら、晩生?
色々考えるとよくわからなくなるので、
晩生、ということにしておこう。
是非、頑張ってほしい。
前期の授業が始まりました。
週3コマの講義、週2日の学生実験。
4-5月は、すごいスケジュールです。
この時期は、
学生も、やる気になっているので、
これが持続するように、
こちらも頑張らないとなりません。
卒業式があり、
M2の伊藤大輝君、栃川昌平君、水谷大祐君、
B4の堤慎太郎君、丸井梨衣さん、森愛絵さんの6名が、
グループを巣立っていきました。
伊藤君は、研究科長表彰を受け、
自分の研究を深化させることができました。
皆、持ち味を存分に発揮したように、思います。
別の環境でも、この経験を活かし、羽ばたいてほしいと思います。
現在、細孔性錯体に関する論文を執筆中です。
このテーマは、学生時代から関わっていて、この分野で書くのは、
これで最後かと思っています、おそらく。
類似の文献を調べているときに、ビックリすることがありました。
10年前に、
ある細孔性錯体が、イソプロピルアルコールを取り込む際、
下のように、細孔が歪み収縮する中間過程を経ることを、発見しました。
無事、論文(Angew. Chem. 2007, 6662)で公表されたのですが、
「本当に正しい実験結果なのか?」
と、イマイチ、自信がもてませんでした。
でも、5年後に、
米国研究グループが、この現象を、
下のように、計算で証明していました(J. Am. Chem. Soc. 2012, 4207)。
うれしいことです。
現在進行中の、一次元鎖錯体の研究でも、
誰かに影響を与えるような発見をしたいものです。
先週、修論発表会が、
昨日、卒論発表会があり、無事、終了しました。
指導学生が、自分自身を追い込み成長してゆく姿を、
横でみるのは、嬉しいものです。
日頃からコツコツやって、最後に大きく飛躍するのが理想ですが、
研究でも、「長距離型」と「短距離型」があると、感じます。
できれば、両方兼ね備えて、社会へ羽ばたいて欲しい、と思います。
発表会が終わり、次は「大学入試」、そしてすぐ、新年度です。
新授業の準備が気になりますが、
3月は、研究を進めたいところです。
新年になり、あっという間に3週間が経ちました。
毎年、大学入試と卒論の行事で、
もみくちゃにされながら、1月と2月が終わっていきます。
研究室の学生達が、グっと飛躍するのも、この時期。
それに合わせて、上手に研究を昇華させることが、
私のツトメでしょうか。
今日は、義父の命日。
あの頃は、目が回るような状況だったけど、
今年も、タイヘンな1年になりそうです。
研究、教育、家庭で、全力でいく様を、見守っていて欲しいな。
今年も残り少なくなってきました。
年初めに、この1年間で、
やりたいこと、やるべきことを書き出しましたが、
今年は半分位しか達成できませんでした。
(結構、無茶な目標を立てているのか?)
でも、
1年前の状況と比べて、少しずつだけど、
「研究」「教育」「家庭」で、前に進んでいるから、
ヨシとしよう。
11月は、担当講義もなく、比較的自由な時間がとれるので、
自分の実験をしたり、論文書きに、集中できます。
「優秀な研究者は、研究の筋道が見え、実験結果が出る前に、論文を書ける。」
というのを、聞いたことがあります。
私の場合、そんな風にはいきません。
論文書きの序盤は、
「さぁ山を登るぞ」、という気持ちです。
自分にスイッチをいれて、よっこらしょ、という具合でしょうか。
研究分野もよく知っていて、実験結果も出揃っているはずなのに、
書くことには、辛さがともないます、未だに。
う~ん、と唸っても何も進まないので、
似たような文献を探して、読み込むと、
実験結果の料理の仕方がわかってきて、筆が進み始めます。
読んで、書いて、読んで、書いて、の繰り返しです。
1つの論文を書ききるのに、結局、
50~100報の文献をあたることになります。
論文書きの終盤は、
「山を登りきった」、というより、
「木から仏が生まれる」、という感覚でしょうか。
「あっ、いい形に落ち着いた。」という具合に。
とても根気が要るのですが、
論文を書ける、というより、論文を読める、ようになります。
「大学教員といえど、論文を書けない人は一杯いるから、書けるようになりなさい。」
と、大学院時代に指導されました。
みっちり訓練され、投げ出したくもなりましたが、
良い指導を受けていた気がします。
秋の学会が終わり、10月は、来年度の研究費申請シーズンになります。
予算が採択されれば、もちろんハッピーですが、
自分の研究を、客観的に見つめるためにも、この申請シーズンは大切です。
「自分は、一体、何がやりたいのか?」
この質問に即答できる人は、案外少ないかもしれません。
注目されたい、一流誌に載せたい、予算をとりたい、
流行にのりたい、出世したい、というのは結果であって、
純粋に、
「何を知りたくて、どうしたいのか」
「どういうものを創りたいのか」
が大事で、この姿勢を常に持ち続けることが、
大学人、学者、なのかもしれません。
申請シーズンを終え、
ようやく、自分と向き合い、自問自答する時間から解放されました。
次は、実験と論文書きです。限られた時間で集中しなければ。
大人と違って、子供は興味のカタマリで、
自分のやりたいことに、忠実ですね。常に、突進です。
息子達の好奇心に、ヘトヘトになった3連休でした。
また、うれしいことがありました。
お知らせにもあるように、
ACSのホームぺージで、昨年書いた論文を、とりあげてもらえました。
一生懸命やっていれば、誰かが見ていてくれている、気がします。
うれしいことがありました。
昨年度まで参加していた研究で、
Roald Hoffmann 先生から、以下のコメントを頂きました。
The project on “Syntheses and Spin Dynamics of One-dimensional Oligomers
Containing Metal-heterometal Bonds” guided by Kazuhiro Uemura I found intriguing;
good potential for theory in these polymers.
Roald Hoffmann 先生は、
あのウッドワード・ホフマン則のホフマン先生で、
1981年にノーベル化学賞を福井謙一先生と共同受賞した方です。
大変励まされ、光栄に思います。
でも、
「good potential」は、
白にも黒にもなるってコトですよね。
頑張って、良い研究へと、もっていきたいところです。
何事も、一生懸命やっていれば、、
誰かが見ていてくれるということでしょうか。
8月10日の早朝に、第3子が産まれました。
3人目の息子です。
兄弟仲良く、健やかに育って欲しいものです。
父としても、頑張らなければなりません。
4月からの怒涛の前期が終わりました。
3つの講義、学生実験、初年次セミナーと、目がまわりましたが、
なんとか、のりきれました。
3年生対象の「分子分光学」は、楽しく講義できました。
学生も、それなりに理解できていた気がします。
(実際に、去年より全体の成績が良い。)
来年は、もう1つ講義が増えるようで、一体どうなることやら。。
先日、
恩師 京都大学 北川進 教授の退官記念パーティーに出席しました。
学生時代の懐かしい人達と会え、話をしていると、当時の自分に戻ったように気持ちになりました。私が大学人になった(なれた?)のは、北川先生の影響があったからでしょう。日頃、グループの学生へ、私が発している言葉の半分位は、僕自身が学生時代に言われ続けていたことです。
さて、
グループメンバーの就職活動が終わり、来春卒業生の進路が無事決まりました。
これからの夏、秋、冬と、最も研究に集中できる時期がやってきます。研究で、「発見」「驚き」「感動」を味わえば、その経験が大きな財産になり、その後の人生に影響があるはずです。でも、「発見」には、日頃の辛抱と努力が必要です。残り8か月、集中して研究して、大きく飛躍してくれるといいな。
院試組は、これからの1か月、最後の受験勉強に挑みます。
彼らも頑張って、成長して欲しい。
この週末に、三重県長島にあるアンパンマンミュージアムへ、息子(4歳と1歳)2人と行ってきました。現地で、おじいちゃん、おばあちゃん、おばさん、の3人と合流して、楽しみました。上の子は、前日から興奮気味で、当日は4時起床・・・、そして、大好きな、おじいちゃんに甘え放題。下の子(もうすぐ2歳)は、人の多さにビックリしていたけど、だんだん慣れてきて、最後は大はしゃぎで御満悦。「自分の小さい頃も、遠足前は興奮して寝付けなかったな」と懐かしんだり、息子達の成長を感じたり、こういう機会で親孝行できたりと、シミジミ思いました。今度は、隣の長島スパーランドに、家族全員で行きたいですね。
新学期が始まり、1週間が経ちました。
僕の担当する講義と学生実験は、前期の最初に集中するせいか(なぜだろう?)、
1週間で5科目分を準備する必要がありました。
後は、せっせと、こなしていくだけです。
学生の皆は、ついて来てくれると良いですが。