Seminar(ハイブリット)
行動科学×臨床実践:6年間で育む行動科学的視点と実践力
概 要
日本医学教育評価機構(JACME)による認証評価基準の導入により、行動科学・社会科学カリキュラムの実施が必須となっている。行動医学は「健康と疾病に関する心理社会科学的、行動科学的および医学生物学的知見と技術を集積統合し、予防、診断、治療およびリハビリテーションに応用する学際的学術」と定義される。一方で、カリキュラム内容の標準化、指導者など大学間の差があり、多くの課題がある。鹿児島大学では、6年間を通じた段階的な理論と実践の統合により、行動科学的視点を持つ全人的医療実践者の育成を目指している。行動科学の理論学習に加え、行動変容のためのロールプレイ実習や、患者のBio-Psycho-Social modelに基づく臨床応用、地域住民との農業体験実習などのフィールドワークなど心理学、心身医学、地域医療学を融合した教育を実践している。本講演では鹿児島大学の行動科学教育の取り組みについて紹介する。
第92回医学教育セミナーとワークショップ
Seminar 行動科学×臨床実践:6年間で育む行動科学的視点と実践力
WS-1 授業や実習を“PIF”の観点から考えてみよう
WS-2 医療者教育に活かすAppreciative InquiryとOpen Space Technology ~主体性と対話で「あり方」を育む~
WS-3 ユニットの会 ~地域連携と全国協働を考える集い(九州地区開催)
WS-4 映画と即興演劇で学ぶ医療者の行動科学:シネメデュケーション×インプロ(即興演劇)
WS-5 ロールプレイで学ぶ医療者教育のためのコーチング
MEDTaaalk拡大版 シン・医療者教育スターターキットで医療者教育の基本を学ぼう!
MEDTaaalk1 授業評価に対する医学生の認識と参加行動:文化的視点から
MEDTaaalk2 生成AIの教育への応用の実践例 ~臨床実習におけるAIメンターの開発~
MEDTaaalk3 臨床実習 x インストラクショナルデザイン = 自己調節型学習+その先へ
MEDTaaalk4 医療者のアイデンティティ形成について考えてみよう