プロフェッショナル・アイデンティティ（PI）とは、専門職としての価値観や信念、態度を備えた自己認識のことを指し、その形成過程をプロフェッショナル・アイデンティティ・フォーメーション（PIF）といいます。つまりは、「医療者らしくなっていく」ということです。学生や研修生がより医療者らしくなっていくということは、近年の医学教育の最終的な目標の一つとされています。PIFを促進することで、多様な価値観の理解や、主体的な学習、医療専門職として適応力が向上するなどの利点があります。しかし、このPIFの観点から授業や実習を設計された経験の無い方がほとんどだと思います。
そこで本ワークショップでは、ご自身が関わる授業や実習を、PIFの観点から振り返ります。PIFの概念や影響因子を学び、グループでの議論を通じてPIFを考慮したカリキュラム設計を検討し、最終的にはご自身の医療者教育者としてのPIFにもつなげていきましょう。
Seminar 行動科学×臨床実践：6年間で育む行動科学的視点と実践力
WS-1 授業や実習を“PIF”の観点から考えてみよう
WS-2 医療者教育に活かすAppreciative InquiryとOpen Space Technology ～主体性と対話で「あり方」を育む～
WS-3 ユニットの会 ～地域連携と全国協働を考える集い（九州地区開催）
WS-4 映画と即興演劇で学ぶ医療者の行動科学：シネメデュケーション×インプロ（即興演劇）
WS-5 ロールプレイで学ぶ医療者教育のためのコーチング
MEDTaaalk拡大版 シン・医療者教育スターターキットで医療者教育の基本を学ぼう！
MEDTaaalk1 授業評価に対する医学生の認識と参加行動：文化的視点から
MEDTaaalk2 生成AIの教育への応用の実践例 ～臨床実習におけるAIメンターの開発～
MEDTaaalk3 臨床実習 x インストラクショナルデザイン = 自己調節型学習+その先へ
MEDTaaalk4 医療者のアイデンティティ形成について考えてみよう
