寄附講座について
高山市をフィールドに、岐阜大学と高山市がDX時代の医療者教育を共創する講座として2024年4月岐阜大学医学部に地域共創型飛騨高山医療者教育学講座が開設されました。2名の専任教員が岐阜大学で診療・教育・研究等を行いつつ、週に2日は高山に滞在しています。1日は高山市内の中核病院(高山赤十字病院・久美愛厚生病院)において診療を行い、1日は教育活動を実践しています。地域共創型飛騨高山医療者教育学講座の「共創」を訓読みした「ともつく」を講座の愛称としています。
「ともつく」では、飛騨高山の豊かな自然や美しい街並み、伝統、文化を守りながら、国際観光都市として世界に誇る革新を続ける人びとの情熱を肌に感じながら、住民、行政、医療のために奮闘している皆様をはじめ、市民の皆様との交流のなかで、「医療者育成」という教育文化の創造によって、高山市の医療の活性化を目指します。これから展開する高山での「ともつく」のプロセスを新しい医療者教育のモデルとして、「医療者教育を目指すなら、一度は飛騨高山へ」と世界に呼びかけていきます。
具体的には、下記の活動を展開しております。ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
- 病院・診療所内での医療者教育の実践と支援(低学年から研修医・新人まで)
- 病院・診療所の医療従事者への教育に関する勉強会
- 医療DX化を促進する活動
- 市内小中高生を対象とした出前講義等による啓発
- 市民公開講座等による住民参加型の教育
- 1‐5を基盤としつつ探索テーマを探る研究
教員

髙橋 美裕希 Miyuki Takahashi,MD,MHPE,PhD
臨床医としては血液内科を専門として、多くの患者さんとの出会いのなかで、人生にかかわる大切な場面で、患者さん・患者さんの大切な周りの人たち・医療者のチームで一人ひとりの患者さんに医療を「ともつく」することを最も重視してきました。医療者のチームの新人育成を担当する立場となったときに「どのように教育すればよいのか」とはじめこそ悩んでいましたが、新人と学びあうことで、新たな視点や考え方を得て、自分が大きく変化していることに気がつき、関心が「教育」に引き寄せられていきました。そこで岐阜大学大学院医療者教育学専攻修士課程を修了し、現在に至ります。今は宮川沿いの散歩と高山「ともつく」を心から楽しんで毎日過ごしています。
専門: 血液内科/医療者教育

鷹羽 律紀 Ritsuki Takaha,MD
消化器外科医として働きながら、本講座で飛騨高山での医療者教育・地域ご在住の皆様への啓発活動・医療DXの推進に取り組んでおります。飛騨高山地域は高度先進医療へのアクセスが課題となっており、高山の医療の活性化が地域の皆様への質の高い医療の提供の一助になればと思っています。高山の未来をともにつくっていきましょう!
専門: 消化器外科
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岐阜大学医学教育開発研究センター内
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電話 058-230-6470