第89回医学教育セミナーとワークショップ in愛知医科大学
Seminars and Workshops in Medical Education

WS-8
絵心不要!マンガ制作で体験するグラフィック・メディスン

企 画   
佐野 樹(名古屋大学/三重県立こころの医療センター)麻田奈緒・澤井あゆ美・矢崎太郎(三重県立こころの医療センター)
日 時   
10月26日(土) 14:00-17:00
対 象   
大学教員、保健医療福祉専門職、学生
定 員   
16名
アソシエイトポイント      
TL 0.25

概 要

グラフィック・メディスン(GM)とは、マンガを医療に用いること、あるいはそれを理論的、実践的に探索することを指す用語である。GMは患者が病気の体験を振り返るために、あるいは他の患者のために創作されてきた。そして近年、学生を含む医療関係者が自分の仕事や研修(実習)を内省する目的でGMを創作する試みがなされている。GMには多くの教育的、臨床的メリットがあり、たとえば医療関係者のナラティブ・コンピテンス(聞いたり読んだりした物語を認識し、吸収し、解釈し、感動するために必要な一連のスキル)や共感を育む。また、描かれるマンガは非常に主観的なものであるため、学習者の不満の原因は何か、それが医学教育にとって何を意味するのかについて、教育者に深い洞察を与える可能性がある。本ワークショップでは、絵心不要のマンガ制作プログラムを通して、誰にでも手軽にマンガを描いてもらい、医療者教育におけるGMの可能性について探る。

第89回医学教育セミナーとワークショップ in愛知医科大学

ランチョンセミナー 医学部のおけるアントレプレナーシップ教育
WS-1 医師や多職種と診療看護師(NP)が協働するための組織づくり
WS-2 医療者の職種間コミュニケーションを育む卒後教育
WS-3 カリキュラムの評価について各大学のIR事例を用いて議論しよう ―第7回医療系IR友の会実践会―
WS-4 医療系大学におけるアントレプレナーシップ教育について考えよう
WS-5 専門家ではないからこそできる「安全な医療」の本質観取
WS-6 学習者のやる気を引出すco-creation(共創)のすすめ
WS-7 医療者教育での脱出ゲーム活用方略:事例を元にした設計・改善
WS-8 絵心不要!マンガ制作で体験するグラフィック・メディスン