放射線治療
放射線治療について
放射線治療は、手術・化学療法(抗がん剤)と並ぶがん治療の三本柱の一つであり、多くのがんに対して効果が期待できます。全身への負担が少なく、高齢の方や体力が低下している方でも治療を受けやすいのが特徴です。また、外来通院での治療が可能な場合も多く、日常生活を続けながら治療を受けることができます。
特定の部位に病変が限局している場合には、発生した臓器の形や機能を温存しながら治療を行うことができるのも、放射線治療の大きな利点です。放射線治療は、単独で行われることもあれば、手術や抗がん剤と組み合わせた集学的治療として用いられることもあります。さらに、がんを完全に治すことを目的とする治療だけでなく、痛みの軽減や生活の質(QOL)の向上を目的とした緩和照射にも用いられます。
放射線治療を受けるかどうかを決める際には、担当医とよく相談し、
- 自分のがんに適した治療法か
- どのような効果が期待できるのか
- 副作用の可能性やその程度
をよく理解することが大切です。
放射線治療についてご不安なことがあれば、遠慮なく担当医や放射線治療専門のスタッフにご相談ください。
診療実績(R4-6年 統計)
外照射人数 | 約700人/年 IMRT率 約50% SRT・SRS 約90人/年 |
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RALS | 約35人/年 |
前立腺がん小線源治療(LDR) | 約20人/年 |
使用機器




