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後期研修医募集特設サイト

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あなたらしい未来

さあ、放射線科医になろう!

ALL For RESIDENTS

一人ひとりの専攻医に寄り添い、
あなたの可能性を最大限引き上げます

プログラムの特徴

充実した教育体制

画像診断・放射線治療のいろはから、専門医取得に向けて継続的にサポートします。

安心の研修環境

指導医に気軽に相談できる環境が整っています。ライフイベントに応じた働き方も可能です。

自己成長のチャンス

研究や学会発表、留学などの機会に恵まれており、個人の目標に応じてレベルアップが可能です。

EXPERIENCE

岐阜大学病院放射線科の後期研修プログラムでは、
画像診断や放射線治療、IVRを学ぶのに最適な環境が整っています

約5万
年間撮像件数
(CT, MRI, RI)
約550
年間IVR件数
14
指導医数
100%
専門医合格率

VOICE

~後期研修医へのインタビュー~

放射線科専攻医1年目 K.M. 先生

1年目

放射線科を選んだ理由

画像診断を通して一つの領域に囚われることなく幅広い疾患を扱うことができますし、その中で専門領域を持って知識を深めていくこともできます。また、IVRを通して救急医療にも関わることができますし、IVRも多様な領域に細分化されています。ジェネラリストとスペシャリストの両立が可能である点に魅力を感じ、放射線科を選択しました。働き方の多様性も放射線科の魅力の一つと感じました。IVRや緊急照射で時間外の呼び出しに応じることはありますが、他科と比較すると少なく、読影専従の先生は基本的に呼び出しがないため、自分の時間や家族との時間を確保することができます。

初期研修医ではどのような科をローテートしましたか?

放射線科以外に消化器内科や消化器外科、脳神経外科、病理などを選択しました。放射線科医には多領域の知識が求められるため、どの科を選択しても将来に活きてくると思います。個人的には、経験症例数が多く、画像読影のフィードバックを早く得ることのできる救急科や術前・術後の画像変化を見ることのできる外科系のローテートをおすすめします。IVR志望であれば、連携する機会の多い産婦人科や血管外科を選択するのも良いと思います。

指導医との関係性や指導体制はどうですか?

医局全体の雰囲気は良好で、年次が離れていても気軽に質問・相談できます。日々の読影で見逃しや、間違った解釈をした場合には対面で直接指導いただけるため、非常に勉強になります。また、毎週月・火・木曜日の8時~8時半と毎日17時~17時15分に専門医による教育レクチャーを実施しており、日々の臨床で遭遇する頻度の高い疾患から希少な疾患までを最新の知見を踏まえた上で提示してくださいます。初めに画像のみを提示いただき、所見や鑑別疾患を放射線科1年目が回答するという諮問形式で進行するため、画像所見へのアプローチの仕方や周辺知識も同時に学ぶことができます。

リフレッシュ方法、休日の過ごし方などを教えてください

放射線科医は読影業務で座りっぱなしのことが多いため、週3以上はジムに行き筋トレすることを習慣にしています。体力向上と気分転換になりますし、実際他の先生方もジムやランニングなど定期的に運動されている方が多い印象です。またゴルフも学生の時から続けています。リフレッシュになりますし年2回放射線部のゴルフコンペがあるので優勝目指して練習します(豪華景品あり!)。
コーヒーも好きなのでカフェに行くことが多いです。朝から落ち着いた雰囲気のカフェで読書やたまに画像診断の勉強をすると、とても気持ちの良い1日を過ごせます。

将来はどんな放射線科医になりたいですか?

放射線科医は、画像診断を通じて様々な診療科とかかわることができる診療科です。自分は専門的な画像知識と診断力を活かして、各診療科の医師と密に連携し、診断精度を高めることで、患者さんにとって最適な治療方針の決定や予後改善に貢献したいと考えています。
また画像診断だけではなく、IVRにも関心があります。十八番の画像ガイドを元に低侵襲に処置ができる非常に優れた治療法です。特に救急の場では、重要な役割を果たしており、迅速かつ正確な治療を提供して、救急医療に貢献したいと考えています。

~ 医学生・研修医へのメッセージ ~

放射線科は専門的な画像診断を通して、すべての診療科と連携しながら、全身を診ることができる数少ない分野のひとつです。放射線科は読影だけではなく、低侵襲に迅速な治療を行えるIVRやがん治療の3本柱のひとつである放射線科治療など入局後の選択肢の多さも魅力だと思います。またCTやMRIなどの画像撮像機器は日進月歩で進化しており、今後も間違いなく伸びていく分野です。これから、ますます放射線科医の役割や活躍の場は大きくなってくると感じています。

もし興味があれば、ご連絡を心よりお待ちしています。是非一度見学や研修で放射線科の業務を体験してみて下さい!

放射線科専攻医4年目(放射線科専門医1年目) A.K. 先生

専門医1年目

放射線科を選んだ理由

私が医学部を志したのは、「総合診療医ドクターG」という番組で、全身の疾患を診断する医師に憧れたことがきっかけでした。医学生時代には、診断学の一環として画像診断に興味を持ち、初期研修医となってからは、日常診療で画像に触れる機会が増える中で、その重要性を改めて実感しました。さらに、救急の現場でIVRの先生方が迅速に止血を行う姿に感銘を受け、こうした診断と治療の両面に関わる放射線科の魅力を強く感じ、専門として選択する決め手となりました。

放射線科でのローテーション中に放射線治療を研修した際、全身のがんに対して、根治から緩和まで幅広く治療に関われる点に強く惹かれました。さらに、外来で患者さんと親身に向き合う上級医の姿を目の当たりにし、放射線治療の道に進むことを決意しました。

初期研修医ではどのような科をローテートしましたか?

放射線科を志してからは、消化器外科、乳腺外科、耳鼻科、脳神経外科、整形外科、泌尿器科などの外科系・マイナー科を1ヶ月ずつローテーションしました。研修では、解剖や術式の理解を深めるとともに、各診療科の医師が求める画像所見について学ぶことを重視しました。

指導医との関係性や指導体制はどうですか?

放射線科の研修では、診断、IVR、治療の各分野をローテーションします。治療研修では、初診で患者さんの診察から治療方針の決定までを指導医とともに行います。その後、治療計画としてコンツールやplan作成を行い、機会があれば、治療終了後の経過観察外来も担当します。指導医は常に近くにおり、疑問があればすぐに質問できる環境が整っており、どの先生も丁寧に指導してくださるため、安心して研修に取り組めます。

大学はもちろんのこと、関連施設によっても学会発表の機会は豊富にあり、希望すれば積極的に発表に挑戦できます。さらに、若手のうちから国際学会での発表機会もあり、英語でのスライド作成やプレゼンテーションの経験を積むことができます。

将来はどんな放射線科医になりたいですか?

すべてのがん患者さんに誠意を持って向き合い、それぞれの病状や希望に寄り添いながら、心を込めて最適な治療を提供できる放射線科医を目指します。

~ 医学生・研修医へのメッセージ ~

放射線科の魅力は、全身を診ることができる点に加え、診断・IVR・治療と多様な形で診療に関われることです。患者さんと直接関わりながら、小児から成人まで幅広く全身を診たい方は、ぜひ放射線治療にも目を向けてみませんか?

ONE DAY

~後期研修医の1日~

診断研修 放射線科専攻医1年目 N.O. 先生

診断研修

診断研修では検査の当番にローテーションで業務します。具体的にはCT, PET-CT, MRI, RI, MMG(マンモグラフィ)があります。いずれも撮像シーケンスや撮像条件決定を通して画像の質を担保し、正確な診断と治療に繋げるのがメインの仕事となります。もちろん最初は上級医や技師さんに優しく教えてもらいます!

8:00-8:30

金子塾

塾長金子先生が日常で遭遇した症例~過去の希少症例まで達人の視点を通じて学ぶことができます。(月・火・木)

*金子揚特任准教授
2021年Weekly Chest Cases第一位、秋季臨床大会フィルムリーディング優勝2回、Radiology "Diagnosis please"優勝1回など数々の受賞歴を誇る、金子塾塾長。
8:30-

RI当番+MMG読影

RI当番では様々な放射性同位体(RI)を用いて行う検査を担当します。RIの標識や分注による線量調整、注射などが主な業務内容です。一見ただの雑用に見えますが、1年もやっていれば使用した放射性同位体に関する知識や各検査法が一通り頭に入ります。専門医試験でもヤマとなる分野ですので、日常業務を通じて覚えられるのはとても助かります。またRI当番は比較的時間に余裕があるのでMMGの読影も並行して行います。MMGはこれまで勉強したことのない分野だと思いますが、優しい女医さんたちに丁寧に解説していただけます。

12:00-13:00

昼休み

自分は病院のレストランで昼食を食べることが多いです。その他、弁当を注文される先生、コンビニで軽く済ませる先生など様々です。各々自由な時間を過ごします。

13:00-17:00

CT当番

詳細な撮像条件の決定、末梢静脈ルートの確保が困難な患者の対応、造影剤の副作用への対応などが主な業務となります。空いた時間は頑張って読影し、専門医の先生からの丁寧なフィードバックを受けています!この時間の過ごし方は比較的各々の裁量に任されているので、症例をもとに教科書で勉強する先生や、研究・学会準備をする先生もいます。

17:00-17:15

デイリーカンファレンス

ベテランの先生方が持ち回りで、それぞれの専門分野の症例を通してポイントを解説してくれます!(月~金)

17:15-

ちょっと勉強

夕方以降は単純MRIの撮像数が多くなるので、1年目にとっては難しいMRIの勉強チャンスです!併せてその日読影した症例の確認をします。18時前後に帰ることが多いです!

1年間勉強してきましたが、金子塾+デイリーカンファレンスや日常読影のフィードバックなどの整った指導体制が、岐阜大学放射線科の大きな魅力だと感じています。

IVR研修 放射線科専攻医3年目 M.A. 先生

IVR研修

IVR研修では、普段の読影業務、検査の当番業務に加えて、月曜日と火曜日の午後に行われる画像下治療(IVR)に参加します。IVRとはカテーテルを用いた血管内治療のことで、手技を実践して学ぶとともに、入院患者の管理や他科との合同カンファレンスなどを通じて、より多角的な視点で症例を捉えることができるようになり、日常診療における視野を広げることに繋がります。岐阜大学放射線科は豊富な症例数と、経験豊富な指導医が揃っていますので、指導医監督の下、早いうちから数多くの症例を経験できるのが強みであると考えています。

8:00-8:30

金子塾

専攻医の一日は金子塾で始まります。朝は週に3回、夕方は毎日専攻医向けのカンファレンスが開催されます。IVR研修中であっても画像診断の勉強は欠かせません。朝から知識の雨に打たれながら頭をフル回転させています!

8:30-12:00

PET-CT当番+病棟業務

PET(陽電子放出断層撮影)で用いられるFDG製剤は作ってから使用するまで時間の制約があるため、その日に作られたものが各施設に搬入され使用されます。製剤に予備はなくやり直しがきかないため、私達放射線科医が責任を持って注射を行うことも大事な業務の一つです。またこうして撮像されたPET-CTの読影と専門医からのフィードバックにより、能力の向上が望めます。

一通り終わると、その日にIVR治療を行う患者さんが入院してきますので、患者さんに会いに行きつつ、入院時の検査所見の確認や、午後のIVR手技内容の最終確認を行います。

13:00

IVR

午後になると、いよいよ血管造影室で治療が始まります。基本的に専攻医が術者となり、主体的に治療に携わります。もちろん安全が一番ですので、指導医の先生にも隣で監督していただけます。

IVR治療は1日約3-4件、緊急などを含めて年間で約550件ほどで、特に産科出血に対する血管塞栓術の件数は全国で1位と、豊富な症例数を誇ります。専攻医としては少し大変ですが、その分得られる経験は代え難いものになると思います。

17:00-17:30

合同カンファレンス(心臓血管外科)

その日の手技が終わると、曜日によっては他の科の先生との合同カンファレンスを行います。特に心臓血管外科と共同で行うステントグラフト治療に関する適応、方針を決定する合同カンファレンスは不可欠です。カンファレンスを通じて、使用するデバイス、適応決定時に評価する項目などに関して、実感を伴いながら学ぶことができます。

17:30-18:00

復習・回診

1日の終わりには、その日読影した症例や経験した手技の復習、手技中の反省点などを振り返ります。いつでも上級医の先生にフィードバックをもらえますので、存分に成長できる環境であると思います。

最後にその日治療を行った患者さんに会いに行き、痛みや発熱などがないか経過を確認します。手技を完遂した後に患者さんに感謝されると、いつも強いやり甲斐を感じます。

FAQ

~後期研修医への質問~

Q. 当直や夜間の呼び出しは月に何回ぐらいありますか?

A. 大学病院では放射線科の当直があります。回数は年次やIVR待機当番との兼ね合いで決まりますが、専攻医のうちは月に2–3回程度が一般的です。当直の主な業務は、コンサルトされたIVRの適応判断や時間外の読影ですが、頻繁に呼び出されるような激務ではありません。特に新人にとって当直は、初めて自分ひとりで判断を下す貴重な経験となり、最初は不安に感じるかもしれませんが、確実に成長につながる機会になると思います!

Q. 特に興味が持てる診療科、領域がないのですが、、、

A. 興味のある診療科や領域が特に決まっていない方にこそ、放射線科はおすすめです!放射線科の業務は、画像診断・血管内治療・放射線治療と多岐にわたり、全身を幅広く診るため、これまで学んだ知識を少しも無駄にすることはありません。また、当科でも放射線科に入ってから具体的な進路を考える先生は多く、どの臓器や分野に特化するかは、実際に経験してみなければ分からない部分もあります。さまざまな領域に興味を持てる方、幅広い選択肢を残したい方、じっくり進路を考えたい方にとって、放射線科は最適な選択肢の一つです!

Q. 将来仕事がなくなりそうで不安です。

A. AIの進化により放射線科医の業務の一部は効率化されますが、放射線科医そのものがAIに取って代わられることはありません。むしろ、AIを適切に活用し、診断の精度を向上させることが求められる時代になっています。そのためには、常に最新の知識を学び、技術の進歩に対応する努力が必要ですが、それはどの診療科でも同様だと思います。さらに、日本の放射線科医の数は海外と比べても圧倒的に不足しており、需要は今後も高まると考えられます。仕事がなくなるどころか、むしろ活躍の場が広がっていく分野だと確信しています!

Q. 放射線被ばくが怖いです。

A. 放射線科医は、放射線防護に関する専門知識を持っているため、安全な取り扱いに精通しています。適切な防護対策で業務を行っているので、健康に影響を及ぼすような被ばくを受けることはありません。安心して診療に臨んでいただければと思います!

Q. 画像診断の勉強がしたいのですが、何からやったらよいかわかりません。

A. 画像診断は、まず異常所見を検出し、それが何かを解釈するというプロセスで進められます。病気の知識も重要ですが、最初のステップとして、多くの画像に触れ、さまざまなモダリティの正常例を把握することが大切です。正常像を理解することで、異常所見の違和感に気づきやすくなります。その上で疾患に関する知識を積み重ねることで、より正確な画像診断が可能になります。まずは積極的に画像を見て、正常と異常の違いを意識するところから始めてみましょう!

Q. 他大学、他科からの入局希望は受け入れていますか?

A. 岐阜大学放射線科では、他大学出身の先生や、他科から転科された先生も在籍しており、多様なバックグラウンドを持つ医師が活躍しています。放射線科に興味をお持ちの方は、まずはお気軽に見学のご相談をいただければと思います!専門医・スタッフと直接お話しいただくことで、より具体的なイメージを持っていただけるはずです。

Q. 医局の雰囲気はどんな感じですか?

A. 風通しがよく、非常に働きやすい環境です。医局員同士のコミュニケーションが活発で、困ったことがあれば気軽に相談できる雰囲気があります。業務量は少なくありませんが、皆が気持ちに余裕を持って業務に取り組んでおり、優しく温かい人柄の先生が多いため、新しく加わる方もすぐに馴染めると思います。

Q. 放射線科の今後の展望はどうですか?

A. AIの進化や撮像技術の発展により、放射線診断の精度はさらに向上し、医療の質を一層高めることができると確信しています。また、これからの医療は低侵襲治療が中心となる時代です。放射線治療や血管内治療はその最前線にあり、今後ますます発展し、より多くの患者さんに貢献できる分野となります。

Q. 学会や研究会への参加は補助してもらえるのでしょうか?

A. 岐阜大学放射線科では、学会や研究会での発表を積極的に支援しています。発表者には、医局から交通費や宿泊費などの補助があり、国内外を問わず学会参加の負担を軽減する制度が整っています。特に国際学会への参加はハードルが高いと感じるかもしれませんが、医局のサポートを活用することで、貴重な経験を積むことが可能です。研究発表や学会参加を通じて、知見を広げる機会をぜひ活用してください!

あなたの「視点」で未来を解き放て!

さあ、岐阜大学放射線科で専攻医としての第一歩を踏み出しましょう!