岐阜大学医学部 放射線科

menu

金子塾

入塾料不要!
週3回(月、火、木) 午前8時00分~8時30分まで30分間の勉強会です。
放射線科レジデントを主な対象に、日常遭遇する症例~ややアドバンスな症例まで多くの症例を提示しており毎回、濃密な濃密な時間となっています。関連病院からも多数の方に視聴いただいており、診断専門医でも楽しめる内容となっております。
もちろん、学生・研修医も参加歓迎!コンセプトは「画像診断を楽しく学ぶ!」

コンテンツ

日々の症例

救急症例、ピットフォール症例、専門医試験程度の症例、ややアドバンスな症例など毎回4-6症例を提示します。解説スライドも作成し、理解を助けます。

月刊誌『画像診断』(学研メディカル秀潤社)の読み込み

月、木は塾長の愛読書である「画像診断」の特集についてfigureを中心にレビューしていきます。「画像診断」は月ごとに興味深い特集が組まれており、座学にもってこいです。

Twitter情報

X(エックス、旧Twitter)でポストされた画像症例について紹介します。日常遭遇することの少ない疾患やアップデートされた疾患概念などを学ぶ機会となります。

フラッシュ画像診断

オリジナルスライドであるフラッシュ画像診断を使用します。現在12領域のスライド(アドバンス、救急、胸部、肝胆膵、頭部、頭頸部、単写サイン、骨軟部、泌尿器、婦人科、核医学、全身)が用意されており、順番に2ヶ月に1スライドの確認テストを行います。研修2年目の終わりに終了となります。内容は基本的なもの~専門医試験レベルまでを想定して作成しておりますので、マスターすれば専門医試験レベルの知識を得たと言っても過言ではありません。

専門医試験対策

毎年4月~8月は専門医試験の過去問を扱います。専門医試験(一次)、診断専門医試験(二次)の問題をその年の専門医試験を受験する先生に解いていただき、解説を加えながら学んでいきます。診断専門医試験では口頭諮問対策も兼ねています。最近では塾長のオリジナル予想問題も提示します。専門医試験がまだまだ先の3年目、4年目の先生もどういったことが問われるのかを知ることで、今後の勉強に生かすことができます。塾生は(今のところ)専門医合格率100%を継続中!

塾生の声

K.F. 先生(1, 2期生)

「金子塾」が始まったのは私が入局して2ヶ月ほどたった2016年6月のことでした。学生時代、研修医時代にも丁寧な指導をいただいた金子先生が大学病院に異動され、満を持して若手指導を始められ、幸運にもその1期生となることができました。当初は臨床の症例のみを中心に行われましたが、半年近く初期研修で放射線科を回ったことで慢心していた自分の鼻は原型を止めないほどに激しくへし折られたのを覚えています。大学での症例が蓄積してくるとフラッシュ◯◯シリーズなどの暗記シリーズも作成された他、専門医試験対策も行われ、まるで予備校のような状況になっていました。
翌年も3人の同期の中で1人残った私はその年の新入局が1名だったこともあり解答席に立ち続けました。長い歴史の中で金子塾を2年受講していた人物はほとんどいないと自負しておりますがトンチンカンな回答で金子先生の頭を悩ませた人物としても指折りだったのではないでしょうか。その後も専門医試験、診断専門医試験対策でもお世話になった他、核医学専門医試験受験時にも先生の教材に助けられました。金子塾一期生である3人は無事全員が各試験を一発で突破しました。さらに放射線治療専門医になった同期は核医学専門医も取得しており、金子先生の指導が総合的な人材育成に寄与したことは間違いありません。
加えて、新たな教材や切り口での指導方法を考える金子先生の姿は診断専門医、指導医となった自分がいかにして後輩に指導するかを考える際のロールモデルになっています。自分が得た知識をわかりやすく後進に指導するという姿勢もまた、自分が金子塾で学んだことの一つです。自分も金子先生の足元くらいには及べるような指導医になれるよう頑張っていきます。

Y.I. 先生(4期生)

金子塾の講義は、日常診療でよく見る症例、救急症例、珍しい症例など、幅広い領域を網羅している点が大きな魅力です。単に疾患の知識を羅列するのではなく、それぞれの症例を通して、どのような点に注目し、鑑別疾患をどのように絞り込んでいくべきかという、実践的な思考プロセスを丁寧に解説していただけるため、周辺知識も自然と深まります。また、専門医試験の過去問も扱っており、過去問分析に基づいた予想問題も教えていただけるのも、金子塾の強みです。放射線科専門医試験(一次試験)の時は、効率的に学習を進め、合格に必要な知識を身につけることができました。
先生は、日々診療で忙しい中、毎週3回分の講義を丹念に準備してくださいます。最新の医学情報やガイドラインも積極的に取り入れ、常にアップデートされた情報を提供してくださる先生の熱意には、頭が上がりません。日々の読影業務で、金子塾で扱った症例に遭遇し、「これは金子塾で学んだ!」と助けられた経験は一度や二度ではありません。講義で学んだ知識が、実際の読影業務でどれほど役立つかを実感する度に、金子塾のありがたさを痛感します。同時に、講義内容を繰り返し復習し、確実に身につけることの重要性も再認識しています。金子先生のような立派な画像診断医を目指して、これからも精進して参ります。

T.M. 先生(4期生)

私は放射線治療医ですが、金子塾のおかげで画像診断の勉強を楽しみながら続けることができました。治療志望のレジデントの皆さんが不安に感じるのは、きっと次のような点ではないでしょうか。

  • 当直や緊急対応時に、適切な画像診断ができるようになるか
  • 放射線科専門医(1次専門医)試験に向けて、必要な画像診断の知識を身につけられるか
  • 放射線治療に必要な病変や領域の画像評価ができるか

金子塾に参加し研鑽を積むことで、これらの悩みはすべて解消されるはずです。教科書だけでは学べない実臨床で役立つ内容が満載で、何度参加しても新たな学びがあります。右も左もわからない状態からでも塾長が丁寧に指導してくださるので、安心して放射線科の世界に飛び込んできてください。皆さんと一緒に学べる日を楽しみにしています。

M.A. 先生(6期生)

金子塾は、岐阜大学の関連病院をつなぎ、オンライン形式で開催されるカンファレンスである。適度なプレッシャーの中で回答することで、日常の読影や教科書での学習に対する意識が高まり、より集中して取り組むことができる。「こんな疾患も知っているぞ」と見栄を張りたい自分にとっては、日常診療以外での最高のアウトプットの場であり、同時に大量のインプットが得られる場でもあった。正解した際には「勉強してよかった」という達成感が次の学習意欲に繋がり、不正解だった場合でも、その悔しさや恥ずかしさがエピソード記憶として深く刻まれる。自信満々に回答して間違えた症例は、数年経っても鮮明に覚えているほどである。このような学びの環境は、関連病院をつなぐオンラインカンファレンスだからこそ実現される利点であると言える。今後、金子塾に参加される専攻医の皆さんには、存分に塾長にぶつかっていき、そして存分に砕けてほしい。その経験が、将来の大きな力になると確信している。

T.M. 先生(6期生)

金子塾は、クイズ形式で若手医師が症例に回答し、その後金子先生が解説するスタイルで進められます。自分で考える力を養いながら知識を深めることが出来ます。日常診療でよく遭遇する疾患から、稀な症例まで幅広く学ぶことができ、鑑別診断のポイントや読影のコツを丁寧に教えていただけます。普段触れる機会が少ない症例も扱われ、知識の幅を広げることができます。また、講義で使用されたスライドは復習用にまとめられ、のちに日常臨床で活用することもできます。大学外の病院からでも参加できる環境も整っており、先輩の先生方も多く参加しています。金子先生のユーモア溢れる解説と熱意ある指導には毎回驚かされます。いつもご多忙な中準備してくださる金子先生には感謝してもしきれません。これから放射線科に進む皆さん、放射線科は非常に奥が深く、やりがいのある分野です。金子塾は、基礎から応用までしっかり学べる場であり、自分自身を成長させる絶好の環境です。一緒に学びながら切磋琢磨し、素晴らしい画像診断医を目指して頑張りましょう!

M.H. 先生(7期生)

金子塾ではcommon diseaseから珍しい疾患まで多領域にわたり幅広く様々な症例を経験することができます。提示された画像に対して若手が所見を述べ、そこから鑑別診断を絞っていくという日常診療に即した流れで講義が進んでいきます。教科書に書いてあるような内容に留まらず、金子先生の経験に基づいた読影のkeyとなるポイントや考え方についても伝授して頂けるため、日々の読影にそのまま役立てることができます。個々の疾患についても詳細な知識をレクチャーして頂けますが、実際の症例の画像と関連付けて覚えることができるため、受け身となりがちな講義や参考書での学習と比較してより効果的に知識を定着させることができ、大変勉強になります。
現在は関連病院で勤務しておりますが、Webカンファを通じて参加させて頂いております。まだまだ学ぶべきことばかりですが、金子先生から読影のエッセンスを吸収し、画像診断医としてさらに成長できるよう、日々精進して参ります。

M.H. 先生(7期生)

金子塾では日常診療に不可欠な一般的な症例から中々出会えない様な稀な疾患まで幅広く出題されます。いずれも画像の所見だけでなく、周辺知識についてもスライドで提示していただけるため、知識にも深さをつけることができます。また、フラッシュ画像診断シリーズにて領域別で診断や鑑別などについて記憶の定着を行うことができます。普段あまり見ていないものや勉強しきれない領域についても学べるきっかけとなっております。現在は市中病院からの遠隔で参加させていただいておりますが、どこに勤務していても同じように高い質で学ぶことができ、大変有意義な勉強会です。日々金子先生の読影における経験や膨大な知識量について敬服するばかりですが、これからも引き続き研鑽を積んでいけたらと思います。

K.F. 先生(8期生)

金子塾では週3回(月、火、木)、日常診療に基づいた症例や、金子先生が独自のネットワークから収集・学び直した症例の提示・解説が行われます。また、自己学習用の教材として「フラッシュ画像診断」シリーズが用意されており、約1ヶ月ごとの確認テストで程よい緊張感のもと知識の習得が可能です。
放射線科は勉強量が多く、学習法や何から学ぶべきかが分かりづらい分野ですが、日々の業務の中で金子塾で学んだことが学習の土台・足がかりになっていることを強く実感します。まだまだ未熟ではありますが、一人前の放射線科医となれるよう、引き続き精進してまいります。