第90回医学教育セミナーとワークショップ
Seminars and Workshops in Medical Education

WS-2
Narrativeを活かした学習者支援 -フィードバックからメンタリングまで-

企 画   
宮地純一郎(名古屋大学/北海道家庭医療学センター)加藤光樹(まどかファミリークリニック/北海道家庭医療学センター)木村武司(名古屋大学医学部附属病院)
日 時   
1月23日(木) 9:00-12:00
対 象   
現場・遠隔で後輩・同僚・新人などのメンタリング・フィードバックに関わる機会のある方(職種や所属は問いません)
定 員   
24名
アソシエイトポイント      
A 0.25

概 要

臨床現場における多様な経験をどのように振り返り、意味付けていくかは、学生や医療職が成長する上での中核を為すといっても過言ではない。臨床参加型実習・地域医療実習・外来研修必修化のように、学習者の現場経験に対して、対面あるいは遠隔で教員がフィードバックやメンタリングのような対話を通して意味づけに関わる機会は今後増すと考えられる。しかし、対話を通じて医療的知識や技術習得以上の深い側面に焦点を当てるやり方に、教員が触れる機会は多くはないと予想される。
こうした現状をふまえ、本ワークショップは、フィードバックとナラティブの理論の講義および、ナラティブの視座を対話に取り入れるConversations Inviting Change(CIC)と呼ばれる、John Launer氏が開発したアプローチの体験・実践を通じて、参加者が理論・実践の両面から学習者との対話を多層的に学び、一歩厚みのあるアプローチを見出す機会を提供する予定である。
(※なお、本ワークショップは、名古屋大学・岐阜大学によるポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業を兼ねて開催し、ご参加頂いた皆様にはアンケートやワークショップを受けた後の経験についてのインタビューをお願いする可能性があります。)

第90回医学教育セミナーとワークショップ

Seminar 科学史・科学論の視点から見た医学史・医学概論
MEDTaaalk1 カンファレンスの観察社会学 ‐個別指導と全体的教育の二律背反等を事例として
MEDTaaalk2 コミュニケーションを測ること、評価すること
MEDTaaalk3 医療者と患者のコミュニケーションを異文化コミュニケーションの視点で考えてみよう
MEDTaaalk4 臨床研究コーディネーター(Clinical Research Coordinator : CRC)のレジリエンス
WS-1 効率よく臨床医学を学ぶカリキュラムの構築 ~もっと臨床を Mehr Übung~
WS-2 Narrativeを活かした学習者支援 -フィードバックからメンタリングまで-
WS-3 キャリアデザインシミュレーション ビヨンド!~系統的キャリア教育を考えてみませんか~
WS-4 歯学教育における災害歯科保健教育の方向性とあり方を考えよう
WS-5 対話型鑑賞で支える多職種連携 -話し上手でなくてもいい、医療者として必要な対話力を身につけるために-
WS-6 障害のある医療系学生の社会的バリアを考える ~聴覚障害を例に~