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概要
医学教育開発研究センターの概要


当センターは2001年4月に医学教育分野で初の全国共同利用施設として誕生しました。

岐阜大学医学部では1995年度からPBL-Tutorialを全面的に導入し、統合型カリキュラム、クリニカル・クラークシップ、SP参加型医療面接実習など先駆的な取組を進めてきました。当センターはこうした岐阜大学の取組を基盤として設置されたもので、医学教育の新しい流れを全国で共有し、グローバルスタンダードを見据えつつ、わが国に適した医学教育システムを構築・発信することと、個々の教員・指導医の教育に関する学識・スキルを高めることを主な任務としています。当センターにはテュトーリアル部門とバーチャル部門があり、教員6名(教授2名、准教授2名、助教2名)と事務職員、技能補佐員が一致協力して運営にあたっています。

当センターの基幹事業として毎年4回開催している「医学教育セミナーとワークショップ」は通算56回、累計参加者数6000名以上を数えるまでになり、2013年11月には第50回記念大会を開催できました。これまでに国内25大学と共同開催させていただき、全国各大学の特色を活かした医学教育の普及を図ってまいりました。今年からはフェローシップ/アソシエイトというセミナーとワークショップ参加とE-learningとを組み合わせて専門的な医学教育学を楽しく学ぶ更に体系的なFDのシステムも始動させ、高い教育能力を持った教育指導者の養成にさらに活動的に取り組んでいく計画です。

現在、全国74大学に医学教育専任部門が設立されていますが、共同して「医学教育ユニットの会」を立ち上げ、手を携えて医学教育の改善に取り組んでいます。また、近年、歯学、薬学、看護、リハビリなど幅広い医療者教育分野でも教育改革が進行しており、多職種連携教育に力を入れて、連携を深めています。これらも共同利用施設としての重要なミッションと位置づけています。

医学教育は急速にグローバル化が進行しています。当センターでは海外の医学教育機関・専門家と積極的に交流しており、英国(グラスゴー大学、アバディーン大学、エジンバラ大学)、オランダ(マーストリヒト大学)、米国(ノースカロライナ大学)、マレーシア(国際医学大学)、タイ(コンケン大学、チェンマイ大学)、韓国(ソウル大学、カトリック大学)、台湾(高雄医学大学)、オーストラリア(モナーシュ大学)、カナダ(マギル大学)、香港(香港大学)から客員教授を招聘し、グローバルな視野で教育改革を支援しています。

一方、医学教育の輸入超過状態を脱却し、わが国から発信してゆくことも重要な課題です。2008年に開設した大学院博士課程(医学教育学分野)では、世界に発信できる教育研究成果をめざして、院生9名と研究生1名が様々な観点の研究に取り組んでおり、今年は博士号取得者も出せるところまで来ました。国際学会での発信、医学教育学会の国際化と研究活性化、ベトナムでの医療者教育なども推進しています。

優れた医療を提供し、新たな医療を生み出す研究を推進するには、優れた教育指導が不可欠です。厳しい医療環境・社会情勢ですが、良質な教育を通じて優れた医師・医療者を育成してゆくことが求められています。これは大きなチャレンジですが、やりがいのある任務です。一人でも多くの方が医学教育に関心を持ち、私たちの仲間に加わってくださることを念願しています。

当センターは平成22年4月1日付で文部科学省から医学教育共同利用拠点として認定を受け、このたび、平成27年度以降もさらに5年間の延長が決定いたしました。今後も一層、拠点としての機能充実を図りたいと思いますので、ご指導・ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
文部科学省ホームページ

  平成27年7月1日
医学教育共同利用拠点
岐阜大学医学教育開発研究センター長  藤崎和彦

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