医学教育学分野沿革
この博士課程は、岐阜大学大学院医学系研究科医科学専攻の中の医療管理学・医学教育学分野の課程です。講座は、2008年に設置されました。本課程は、2001年(平成13年)4月に発足した岐阜大学医学教育開発研究センターが母体となっています。博士課程設立時には、協定校である英国のGlasgow大学の医学教育センターのPhillip Evans教授にプログラム開発のご支援を賜り、大学院生主体の研究推進モデルを設定しています。
博士課程の特色
- 多職種性:これまでも医師に限らず、看護師・薬剤師といった多様な医療系職種を受け入れています。
-
研究の独自:研究テーマは大学院生自身で決めることができます。ご自身のリサーチクエスチョンを定め、それを遂行する研究方法を検討し、進めることができます。そして教育研究の実施の基盤となるリサーチクエスチョンの洗練方法や理論的枠組み、研究方法等を学びます。
- Webカンファレンスによるコミュニケーションが中心となりますが、科目履修のため岐阜にもお越しいただくことがあります。
- 論文が国際英文誌に掲載されることが卒業要件です。
- 長期履修:原則4年間ですが、多忙な医療現場で働く社会人大学院生のために長期履修制度も設けています。
-
MEDCの教員が中心となって指導にあたりますが、国際ネットワークを活かして海外の研究者からもアドバイスをもらうことができます。
卒業生より(アドバイス)
西屋 克己 先生
関西医科大学医学教育センター教授
仕事を持ちながらの大学院生活は時に大きな障壁が立ち はだかることもありますが、MEDC博士課程は「医療者教育研究」をやり抜く、という夢を実現できる場所です。素晴らしい教授陣によるサポートのもと、皆様も日々の教育への想いを研究へと昇華させてください。素晴らしい未来が待っています。
布原 佳奈 先生
岐阜県立看護大学育成期看護学領域教授
院生は北海道から沖縄まで全国各地で活躍する社会人です。私は看護職出身で、関心事であった助産師教育をテーマに研究に取り組みました。国際学会誌に投稿するのは初めての経験でしたが、MEDCの先生方には丁寧にご指導をいただき、乗り越えることができました。MEDCは今のお仕事を続けながら医療者教育を深く学びたい方に最適な大学院です!
卒業論文業績
志願者の方へ
- あらかじめ入学希望年の約一年前に私たちの研究主任と事前相談が必要です。
- お持ちの研究テーマが本博士課程にマッチするものであるか、どのような先行文献を調査し、どんな研究を推進したいと構想しているのか、そして大学院生としての研究時間を確保できるか等について事前に相談をいたします。
お問い合わせ
-
出願に関連した要項取り寄せ・受験資格・試験日程等に関するお問い合わせ
岐阜大学大学院医学系研究科学務係
電話・・・058-230-6077 -
博士課程の内容や研究の事前相談等に関するお問い合わせ
岐阜大学医学教育開発研究センター
メール mhpe*t.gifu-u.ac.jp 「*」を「@」に変えてください
電話・・・058-230-6470