WS-1
効率よく臨床医学を学ぶカリキュラムの構築 ~もっと臨床を Mehr Übung~
概 要
従来、医学部の授業は講義に次ぐ講義、そしてペーパーテストの繰り返しで構成されてきた。定期試験や医師国家試験の対策に明け暮れ、臨床の重要性を知る機会が少なくなってしまうのは医学部の学生としては大きな損失である。医学部入学直後から低学年のうちに診療現場に触れ、医師としての役割、使命、存在感を体感することはとても重要なことだ。昭和大学ではmedical practiceの実践を大切にしており、それをいかに早期に、より多く経験してもらえるように新カリキュラムに盛り込んできた。一方で、臨床医学は基礎医学に裏打ちされており、その両者を統合して学修する機会を創出することで、単純に病名を当てたり検査結果を推察したりすることのみに終始しない医師を養成するよう統合教育の推進を心がけている。「もっと光を」とされるゲーテの真の最後の言葉はこうだ『窓をもうひとつ開けてくれ、明かりが もっと這入るように』。医学部生にもっと臨床を!本企画で学修すること:①臨床医学に低学年、入学早期から親しめるカリキュラムをいかにして構築するのか、②Medical Practice、Medical Artを効率よく診療参加型実習前までに学修するカリキュラムをいかにして構築するのか、③イノベーティブな発想を医学部のカリキュラムに注入するためのグループワーク。
第90回医学教育セミナーとワークショップ
Seminar 科学史・科学論の視点から見た医学史・医学概論
MEDTaaalk1 カンファレンスの観察社会学 ‐個別指導と全体的教育の二律背反等を事例として
MEDTaaalk2 コミュニケーションを測ること、評価すること
MEDTaaalk3 医療者と患者のコミュニケーションを異文化コミュニケーションの視点で考えてみよう
MEDTaaalk4 臨床研究コーディネーター(Clinical Research Coordinator : CRC)のレジリエンス
WS-1 効率よく臨床医学を学ぶカリキュラムの構築 ~もっと臨床を Mehr Übung~
WS-2 Narrativeを活かした学習者支援 -フィードバックからメンタリングまで-
WS-3 キャリアデザインシミュレーション ビヨンド!~系統的キャリア教育を考えてみませんか~
WS-4 歯学教育における災害歯科保健教育の方向性とあり方を考えよう
WS-5 対話型鑑賞で支える多職種連携 -話し上手でなくてもいい、医療者として必要な対話力を身につけるために-
WS-6 障害のある医療系学生の社会的バリアを考える ~聴覚障害を例に~