WS-1
医師や多職種と診療看護師(NP)が協働するための組織づくり
概 要
我が国の医療は超高齢化社会と医療の高度化、医師の働き方改革などにより看護師だけでなく、さまざまな医療者へのタスクシフトが進んでいる。諸外国においても看護師の役割拡大が進み、米国では1965年に診断能力があり、患者の健康増進と治療を提供するNurse Practitioner制度が始まった。日本では、2008年にNurse Practitionerの教育を始め、日本NP教育大学院協議会の教育プログラムを修了した看護師を、診療看護師(NP)と呼称している。日本では資格制度ではなく認定制度であり、診断や治療を行うことは認められていない。しかしながら、臨床推論を行いながらの疾病管理と予防、健康増進と特定行為を活用した診療の補助業務を行うことにより、諸外国のNurse Practitionerの能力を発揮できるのではないかと考える。診療看護師(NP)を雇用する病院は少しずつ増加しているものの、組織として積極的に活用している施設は少ない。そのため、本ワークショップでは、医師や多職種と診療看護師(NP)が協働するための組織づくりについて考えていきたい。
第89回医学教育セミナーとワークショップ in愛知医科大学
ランチョンセミナー 医学部におけるアントレプレナーシップ教育
WS-1 医師や多職種と診療看護師(NP)が協働するための組織づくり
WS-2 医療者の職種間コミュニケーションを育む卒後教育
WS-3 カリキュラムの評価について各大学のIR事例を用いて議論しよう ―第7回医療系IR友の会実践会―
WS-4 医療系大学におけるアントレプレナーシップ教育について考えよう
WS-5 専門家ではないからこそできる「安全な医療」の本質観取
WS-6 学習者のやる気を引出すco-creation(共創)のすすめ
WS-7 医療者教育での脱出ゲーム活用方略:事例を元にした設計・改善
WS-8 絵心不要!マンガ制作で体験するグラフィック・メディスン