このサイトは、近現代日本文学研究者の根岸泰子が運営するサイトです。
今回、表紙ページを改訂しました。ここ一年ほど諸般の事情(笑)でサイト更新が滞りがちでしたが、今回の改訂でそれ以前からサイト中に新しく増えていたコンテンツも含めて、なんとか分類し直せたかと思います。とはいうものの肝心のページの方は、「インターネットについてのリンク集」をはじめとして旧態依然のものも多く、老朽化した母家に無秩序に別棟を建て増していったサイトというのが現状です。閲覧くださる皆さんには、興味に応じて適宜ご利用いただければ幸いです。
以下の解説は、はじめての方、とくに エンカルタ および 『WWWイエローページ Vol.11』(エーアイ出版)ほかのサイト紹介、そしてもちろん 他サイトからのリンク をたどっていらした皆さんへの案内です。
なお、表紙ページのは、新規に開設されたり更新されたページを示します。
このページでのはこのサイト中で、比較的他からリンク・紹介されることの多いコンテンツを示します。
これまでのところ、このサイト中でいちばん他で紹介されることが多いのがこのリンク集のようです。すべて私的なブックマークの拡張版です。
近現代日本文学研究・リンク集 については、こちらの 解説 をご覧ください。とくにエンカルタ 経由の方は、ここから各研究者のページ(ac.jpにかぎらず)や特徴あるさまざまのリンク集にとんでいただくと、近現代文学研究の現況があるていどつかめるかと思います。
インターネットについてのリンク集 は、一ユーザー(兼、学部「情報教育」担当教員)の立場から楽しんで作ったリンク集でした。最近はネット人口も多くなり、リンク許諾ひとつとってもいろいろな見解が乱立、いろんな意味でちょっとしんどくなって更新は滞っていました。これからはちょっと角度を変えて、またすこしずつ足していくつもりです。しばらくは改築の余裕がないため、普請は老朽のままですが。
インターネットと小中学校・情報教育リンク集 は、FINE研究会などでの知見をもとに、これから本格的に情報教育を導入していかなければならない小・中学校現場の先生方のために作りました。これをもとに他大学教員と協力し、学外ボランティアとして愛知県下の小学校でかんたんな情報教育レクチャーを行いました(1回目は2001.2に実施)。
キャンパス・セクハラ防止関連リンク集 は、学内でのセクシュアルハラスメント相談窓口相談員(−2001.3)という貴重な体験を通して作り上げたリンク集です。同様の立場にある方に役立てていただければこんなうれしいことはありません。また種々の助言をいただいてここに反映させていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
専門分野の業績そのものは論文がメインで、こちらのページはそれらのネット版のヴァリエーションです。これまた老朽化のひどさは、論文のリンクあるいはウェブ上での講義紹介、そして生きのいい他サイトへのリンクというかたちで補えるよう、努力したいと思っております。
フェミニズムと文学研究
小林秀雄/自然主義研究ほか
小学校国語教材研究
これも、このサイトの中で比較的よく紹介されるページです。検索サイトでは私のサイトは、「ラフカディオ・ハーンのページ」あるいは「小泉八雲」の項目に位置づけられることが多いですね。
ある個人リンク集では、「丹波哲郎」の隣りにリンクされていたことも(思いがけなくも、楽しかった経験)。
ただしこれはインターネットのコンテンツとして作ったページで、私自身はラフカディオ・ハーンの研究者ではありません。同様に、同業者のリンク集で私のサイト全体を「ハーンに関するページ」とのみ紹介しているものに対しては、日頃から軽い抵抗感があることを申し添えます。
日本の庭−『知られざる日本の面影』より− は、ラフカディオ・ハーンの「日本の庭」というテキストに描かれた松江の庭が、100年以上たった現在でも当時のおもかげをとどめている様子を、写真とハーンのテキストとの対比で示しました。個人的には子どもの頃からの夢の実現であり、またおばさんの記念写真レベルのコンテンツでも構成によって意味をなすのがインターネットだ、と信じて作ったものです(しかし今では見るたびに写真を撮り直したくなります)。
ラフカディオ・ハーンリンク集。ウェブ上では海外も含め、ハーンに関するすぐれたコンテンツがたくさんあります。そしてac.jp以外にもきわめて高レベルの愛好家があまた、しかもさりげなく存在する領域でもあり、その一端は福島大地さんの「遍留武板(へるんぼーど)」でかいまみることができます。
今回リンクした「幻想物語とはなにか。」 (森田秀二さん)は、工事中のページながらも、ハーンの作品を近代幻想文学あるいはヨーロッパ文学の系譜の一角にとらえ、異なった角度からハーンを見ようとする日本人読者にとって、きわめて刺激的・示唆的です。2001.8.27
<耳なし法一のはなし」とその原典> 『臥遊奇談』現代語訳 は、「耳なし法一のはなし」のもととなった近世の随筆「臥遊奇談」を現代語訳したものです。以前作成した原文のページを現段階では公開を保留しているため、正確に言えば不完全なテキストです。参考程度にお使いください。
ページを開設以来、インターネット、あるいはフェミニズムについて考えたことをまとめました。わたしにとってインターネットという場は、自分にとっての近現代文学研究の位置づけを考えるうえでも貴重でした。これからのネット自体の変遷の流れにも、同時代人として、自分なりのスタンスで参加していこうと思っています。
展望 は、『日本近代文学 第64集』(2001.5)誌上に発表したものです。
ウェブ上での研究公開のマナー&ルール考 については、学部の情報教育担当の教員として、そして教育学部の教員のひとりとして、小・中学校の情報教育をどう考えるか、という文脈に結びつけていく予定です。具体的には、FINE広島の研究会では尻切れトンボになってしまったリンク許諾および教育における指導者のパターナリズムの適用範囲の問題がメインです。
今回の改訂により、表紙から消えたコンテンツについては、順次こちらにリンクしていく予定です。
since 2001.8.17