CROSS SECTION Rg¶
回転断面半径 Rc は非対称または伸びたサンプル( Glatter and Kratky 1982の p155 の第四章参照)の有用なパラメーターである。回転半径と同様の \(q \times Rg <1.3\) の制限値が上側の q 領域に適用される(図1の黄色の円)。けれども、下側の q 領域は、変換によりひどく損傷しているので、はるかにやっかいな傾向がある(図1)。最初に、パネル下部にある をクリックする(図1)。これにより上部のフィットと下部の残渣プロットに分割された Rc プロットをポップアップする。
警告
プロットが表示されない時は、
の ポイントをチェックする。ポイントが少なすぎると、プロットは表示されない。ここでの目標は、上部のプロットでのコブ右側にある最初の線形領域を見つけることである。最初に、高 q データを \(q \times Rg <1.3\) になるまで端からカットし減らしていく。コブは、フーリエ変換の第一正弦波から生じる。時々、大きな Rg を持つ試料の場合、明白なコブが見られないかもしれない。これは典型的なギニエ解析のためには、より小角の q が必要であることを示す。これらの場合、 Rg は P(r) 分布を用いて決定されなければならない。
ここでは、最初の188データポイントは切り捨てられた。これで、仮の \(q \times Rg <1.3\) を設定する。次に、最初の線形領域をとらえるために、開始点を切り捨てる。注意、Analysis Tabで Rc 値が更新される(図2の赤い矢印)。
開始点を95に切り捨てた後、より多くの点を端点から削除して(図3と4)、 \(q \times Rg\) の制限を維持して、14.7の Rc を獲得しました。これは満足の行くフィットである。 Rg と Rc の両方を持つことで、最大寸法の推定が可能になる( Glatter and Kratky 1982の Chapter 8 、258ページを参照)。