心臓には4つの逆流防止弁があり、大動脈弁はそのうちの一つです。
大動脈弁が固くなり開きにくくなると、全身に血液を送り出しにくくなり、また心臓自身にも負担がかかります。狭窄が重度になると、息切れや胸の痛み、ふらつきなど様々な症状を起こします。
重症の大動脈弁狭窄症に対しては内服薬のみでは治療が難しいのが現状です。
以前は開胸手術しか選択肢がありませんでしたが、2013年から日本でもカテーテルを用いた大動脈弁植え込み術が開始され開胸手術が難しい患者さんに対しても治療ができるようになりました。
当院でも2022年よりハイブリッド手術室が稼働を開始し、TAVI治療もおこなっております。
TAVIの方法としては大腿動脈アプローチ、鎖骨下動脈アプローチ、直接大動脈アプローチ、心尖部アプローチの4つの方法があり、患者さんにあった治療方法を選択しています。
ハートチームカンファレンスの風景 岐阜大学医学部附属病院では重症大動脈弁狭窄症の患者さんに対し、心臓血管外科医、循環器内科医、麻酔科医をはじめ多職種で構成されたハートチームで検討を行い、最良の治療を選択できるよう尽力しています。 お困りの患者さんがいらっしゃいましたらいつでもご相談ください。
循環器内科 臨床講師
外来:水曜午前
心臓血管外科 講師
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心臓血管外科 臨床講師
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