2021年11月6日の公開シンポジウムの様子を,Youtubeにて期間限定で配信いたします。
動画の説明欄にシンポジウムでいただいたQ&Aを記載しています(一部松田先生からの補足コメントも追加しています)。
配信は2021年12月12日(日)までを予定しています。
11/6(土)14:30〜17:30
社会と経済を支える生態系〜生物多様性をめぐる科学と政策〜
新型コロナウィルス感染症によるパンデミックを契機に、健全な生態系は私達が健康に生きるための土台であり社会と経済を支えているという考え方が注目されています。さらにポストコロナ時代を見据えて、SDGs(持続可能な開発目標)が目指す経済・社会・環境のバランスがとれた世界の実現に成長の機会を見出そうという動きも見られます。
SDGsの達成に向けて日本政府が策定した中長期国家戦略「SDGs実施指針」に示された課題を解決するための施策として「SDGsアクションプラン2021」が公表されました。健康長寿社会のための感染症対策、科学技術イノベーションによる成長戦略と地方創生、2050年カーボンニュートラルによる脱炭素社会の実現、生物多様性の保全と持続可能な利用、女性参画やジェンダー平等などが挙げられています。
これらは、どれも重要な取り組みですが、互いに矛盾するケースもあります。例えば、カーボンニュートラルの手段として「再生可能エネルギー」が推進されていますが、風力発電やメガソーラーなどの再エネは生物多様性を損なう側面があります。最重要課題とされている感染症対策においては、野生動物と人が適切な距離を保つ自然共生社会の実現が喫緊の課題です。
シンポジウムでは、生物多様性をめぐる科学と政策について、多様な立場からの取り組みをご紹介いただき、社会と経済を支える生態系について考えたいと思います。
【基調講演】
松田 裕之(横浜国立大学環境情報研究院教授)
「人と野生生物の利用しあう関係」
【パネリスト】
牧野 厚史(熊本大学大学院人文社会科学研究部 教授/環境社会学会 会長)
藤掛 雅洋(岐阜県環境生活部環境企画課生物多様性企画監)
鈴木 正嗣(岐阜大学応用生物科学部 教授/「野生生物と社会」学会 会長)
【コーディネーター】
須藤 明子(株式会社イーグレット・オフィス 専務取締役/日本イヌワシ研究会会長)
・オンライン開催(Zoom)
※後日,Youtubeで見逃し配信を視聴できます。
・発表における著作権への配慮のため,発表内容の撮影・録画・ダウンロード等は禁止します。
・大会参加者は参加者URL,一般参加者は一般参加者URLから視聴できます。
・一般参加者の参加費は無料になります
<参加申込フォーム>
https://forms.gle/K9qNf1rbhN9mYnPF9*大会に参加される方は、改めて公開シンポジウムの参加申し込みをする必要はありません。
*大会参加申し込みの期限(2021年10月22日 18:00まで)と公開シンポジウムの期限
(2021年11月3日 18:00まで)は異なりますのでご注意ください。
10月28日17:00までに公開シンポジウムのみの参加申し込みをされた方を対象に,参加者用URLを送付いたしました。
メールが届いていない方がおられましたら,申し込みフォームからメールアドレスの確認・変更
よろしくお願いいたします。