在校生の声(アーカイブ)

2019年度入学 安田春華さん

  •  私は現在、中学校の家庭科教員になるために、採用試験の勉強に励んでいます。自分が教員になろうと決心したのはつい半年前のことで、入学してからずっと教員という夢を追いかけてきた訳ではありません。
     今まで3年間にわたって衣食住、保育、家庭経済など幅広い分野にわたる「家政」を学んできました。調理実習、裁縫、栄養実験、住宅の製図など様々な実習を交えながら学習した内容はとても興味深く、家庭科という生活に密着した教科を子どもたちに教えることの面白さを知りました。また、三年次での教育実習では、1ヶ月間教員として子どもたちと過ごし、自分自身が授業を行うことで、教員のやりがいを実感する機会となりました。これらの家政教育講座での3年間の学びを経て、教員を目指すことを決めました。
     また私は1年次から女子ラクロス部に所属しており、今は夏にある引退をかけた大会に向けて練習に励んでいます。他学部もいる総勢50名ほどのチームで、様々な価値観を持つ仲間と出会うことができました。朝練をしてから1限にジャージで乗り込み、講座で1人だけ真っ黒に日焼けしていましたが、部活と勉強を両立していくことで毎日にメリハリができました。何事も自由な大学生だからこそ、部活動に入る選択をしてよかったと思います。
     大学生活が残り1年をきりました。これから卒業に向けて、採用試験や卒業研究が待ち構えています。温かく生徒に向き合うことができる教員になれるよう学び続けるとともに、大学で出会った素敵な仲間たちと楽しい時間を過ごし、充実した大学生活にしていきたいです。(4年時に執筆)

2019年度入学 森沙織さん

  •  私は大好きな岐阜県で活躍する家庭科の教員になるという夢の実現のために、岐阜大学教育学部家政教育講座を受験しました。

     2年生では、特に教職リサーチと教育リーダー実践が印象に残っています。
    教職リサーチでは、来年の教職プラクティスで自分が授業をするという視点から、ICTを用いた授業や児童生徒への発問や声かけ等に着目して実習に臨みました。また小学校で過ごした特別支援学級の児童たちとの関わりや教師の様々な工夫は、自分の中のイメージが大きく変わり、見えないところでも困っている子どもたちがいるのかもしれないと考えるきっかけにもなりました。
     教育リーダー実践では山県市の小規模校における複式学級や可児市の外国籍児童が在籍する学校について学びました。教職リサーチでは学べなかった岐阜県の現代的な教育の良さ・課題を知る貴重な経験になったと思います。

     去年からコロナ対策ということで、非対面での授業が多くあり苦労することもありましたが、対面での授業のときよりも、仲間と連絡を取り交流をしたり、自分で調べ考えたりする機会も増え、学び深き一年になったと感じています。また、家で過ごす時間も増えたことで、今まであまり出来ていなかった料理など家事を家族で分担してできるようになり、コロナによる新しい生活に家庭科を活かし、生活を豊かにすることが出来たと感じています。
     私達は、コロナ禍で後世にも語り継がれる経験をしている大学生にあたるので、今後も様々な困難と向き合い、順応していきたいと思います。また、「こんな工夫をしながら学び、学生生活を楽しみました。」と胸を張って言えるよう、今を目いっぱい吸収したいです。(3年時に執筆)

2019年度入学 高橋萌さん

  •  私は、地元である岐阜で教員になりたいという夢があり、岐阜大学の教育学部家政教育講座に進学しました。1年次は住居の分野で自分の理想の家の見取り図を描きました。住居に重きをおいて学んだのは初めてで、家庭科の新しい面白さを見つけることが出来ました。他にも栄養や食品、被服や家族関係学など1年間で様々なことを勉強しました。家政で学ぶことは生活に密着しており、代表的な衣食住だけでなく、保育、家庭経済など様々なことを学ぶことが出来るため、必ず興味を持てる分野が見つかると思います。また、先生方が親しみやすく、面白いので、どんなに難しい内容でも楽しく授業を受けることができます。
     家政教育講座は人数が少なく、とても仲がいいです。被服や住居の課題が大変でも、励まし合いながら一緒に取り組んだり、学校以外の場面でも家政の友達と遊びに出かけています。家政にはアットホームで優しい雰囲気があり、私はそれが大好きです。
     家政教育講座で過ごした1年間は勉強やサークル、遊びにアルバイトなど毎日が充実していてあっという間に感じました。これからも同じ目標を持った友達と励まし合いながら、教員になるという夢を叶えられるように頑張っていきたいです。(2年時に執筆)

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2018年度入学 伊佐治実紗さん

  •  私は、岐阜県で教員になりたいという夢があり、岐阜大学の教育学部家政教育講座に進学しました。家政教育講座には衣食住、栄養、保育、消費生活をそれぞれ専門とする先生がおり家庭科の分野を幅広く学べます。

     勉強はもちろん、大学生は時間に余裕があるので自分のやりたいことができます。私は大学生のうちに自立したいと思い、アルバイトを始め、貯めたお金で実家を離れました。始めのうちは一人でご飯を作ったり、洗濯をしたりするなど、大変なことはたくさんありましたが、ここでも家政の勉強は役立ちました。家庭科は生活の一番基礎となる教科です。調理実習で作った料理をもう一度作ってみたり、住居の講義で習ったことを活かして過ごしやすい環境づくりをするなど、全て自分でやるのがとても楽しいです。

     現在大学4年生になり、いよいよ教員採用試験ですが、同期の12人と励ましながら頑張っています。また、家政の先生は学習面で困ったことがあれば、いつも手厚くサポートしてくださいます。さらに、人生相談にも乗ってくださったり、他愛もない話もできたりと、どの先生も優しくて、個性的な方で私は大好きです。(4年時に執筆)

2018年度入学 森絢菜さん

  •  私は、家庭科が生活を科学する教科であり、自分が生きていくために必要な知識、技能を学ぶことができると考え、家政教育講座を受験しました。
     主に2年次から始まる教育実習(教職リサーチ)では、小中学校へ実習に行く前は不安でいっぱいでした。実際に実習が始まると、普段の学校生活とは違う環境で過ごすことや教員としての立ち振る舞いを心がけることが大変でしたが、それ以上に児童生徒と関わる楽しさを味わうことができました。そして、今、私は家庭科の教員になることを目標にしています。家政教育講座は製作や実習もあり大変なことはたくさんありますが、講座のみんなと励まし合っています。
     また、私はチアリーダー部として、試合の応援や地域のイベントに参加しています。勉強だけではなく、部活動やアルバイトなどいろいろな活動をして、楽しく充実した学生生活を送っています。(3年時に執筆)
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2017年度入学 東久美さん

  •  私は、子どもの成長に携わる仕事がしたいと考え、家政教育講座を受験しました。 家政教育講座では、「家族・家庭生活」、「衣食住の生活」、「消費生活・環境」全ての分野について、専門の先生から学ぶことが出来ます。家庭科は、生活との結びつきが強いため、すぐに実践できる知識が多いです。大学での学びを通して、毎日の生活が豊かなものになりました。 大学生活の中で最も印象に残っていることは、教育実習(教職プラクティス)です。子どもとの関わり、授業実践、学校行事の補助、多くのことを経験させていただきました。その中で、子どもの心に寄り添い、ともに成長していく教員の姿に魅力を感じました。将来に迷っていた私が、「教員になりたい」と強く思うようになったのは、この実習があったからです。 四年間ともに過ごす家政11人は特別な関係です。四年生となった今、仲間たちとともに高め合いながら、小学校教員を目指して頑張っています。(4年時に執筆)

2017年度入学 岩田奈々さん

  •  私は家庭科の教員という夢の実現のため、また自宅から通えるという理由から岐阜大学教育学部家政教育講座を受験しました。家政教育講座には衣食住、栄養、保育、消費生活をそれぞれ専門とする先生がおり家庭科の分野を幅広く学べます。他の講座とは異なり調理実習や被服実習、保育実習など様々な実習・実験があるので色々な経験ができ、とても楽しいです。先生方はとても優しく、進路など親身に相談に乗ってくださります。私たち3年生は夏季休業には毎年ユニバーサルスタジオジャパンへ行ったり、クリスマスパーティーをしたり、定期的にご飯会を開いたり、誕生日を全員で祝ったり、…などとても仲が良いです。家政教育講座は比較的人数が少ないため全員と仲良くなれるという魅力があります。また、私は硬式野球部でマネージャーとして活動しており、現在主務として他大学と連絡を取ったり書類整理などの事務を行っています。家政教育講座では部活動やサークル、アルバイトなど自分の時間を有意義に過ごし充実した大学生活を送ることが出来ます。(3年時に執筆)

2016年度入学 小澤百香さん

  •  私はこの4年間で身になる経験をたくさんしました。被服構成・実習では、袋やショートパンツなどを製作します。実際に自分でつくることで、子どもたちがどこで難しさを感じるのか、ポイントとなる部分は何かなどを実感として得ることができました。調理実習では、ただ単に調理をするだけではなく、切り方・焼き方・手順・材料など全てにおいて意味があることがわかり、普段の料理がより面白く感じられるようになると思います。このように、授業では将来に役立つことを学べるだけでなく、日常生活の中で知識が生きてきて、毎日の何気ない光景も、また少し違った視点でみられるようになりました。先生方は、親しみやすく面白い方ばかりなので、とてもアットホームな雰囲気です。勉強のことに限らず、人生相談やら他愛もない話やらをしてくださり、居心地のよい空気感があります。
     私は、サークル活動にも力を注ぎ、より充実した学生生活を送っています。そこで出会えたかけがえのない仲間や、一緒にいると笑いの絶えない家政の友人とともに、自分の目標である小学校教諭に向かって頑張っています。 (4年時に執筆)

2014年度入学・2018年度大学院進学 中瀬亮さん

  •  僕は小学校の教員になりたい、そして将来、料理や裁縫ができるかっこいい父親になりたいと思い、岐阜大学教育学部家政教育講座に入学しました。
    僕は高校生のとき、家庭科が得意ではなかったため苦労したこともありましたが、入学してよかったと思っています。なぜなら、家庭科は料理や裁縫だけではなく、栄養学や保育学、経済学、住居学など学んだことをすぐに日常生活で実践できる教科だと知ったからです。また、料理に関してもただおいしく作るだけではありません。相手の好みや食べている姿を想像し作る思いやりを養い、生活に幸せをトッピングする教科であることも学びました。
     僕はもっと家庭科を知りたい、家庭科が生活の基礎であり、一番身近な教科であることをもっと広めたいと思い、大学院に進学しました。現在は栄養学研究室に所属し、生活習慣病をはじめとする食品の商品開発を行っています。実験の成功は充実感を味わうことができ、また、この研究が将来社会に還元される日がくると思うと嬉しくなりもっと研究を頑張ろうと思う原動力になっています。(大学院2年時に執筆)