岐阜大学 応用生物科学部 生産環境科学課程 環境生態科学コース

水利環境学研究室 Laboratory of Water Resource Environment

 インドネシアの農業     ()     10 

  写真をクリックしますと拡大写真をご覧いただけます。

雨季には表層土壌が洗い流され、乾季には有機物の分解が進み,地力保全に苦慮している。
降雨時の流出水は畦間の溝に貯留するようにして、土壌が洗い流されないようにします。畦間に貯留した雨水は土壌中に浸透し植物の生育に有効に利用される。
コンプレックス・アグロフォレストリー

コーヒー(背丈の低い樹木)とコーヒーのシェーディング・ツリー(背丈の高い樹木)と胡椒(背丈の高い樹木に巻きついて生育している)が混在させる栽培法。
ランポン州西部の山間地では”ダマル林”が自生し,コンプレックス・アグロフォレストリー型農業が営まれている。
農家は樹脂(レシン)を算出するダマルを栽培し,樹齢20年から80年まで収穫する。
ダマルから算出した樹脂(レシン)。
ダマル林には多くの果樹が混植され,材木や薪炭材の他に,ジャックフルーツ,ドリアンなどの果物が収穫される。

                    ⇒水利環境学研究室のトップページへ