土井教授あいさつ
ようこそ第1外科のホームページへ：メスの力で命を守る
「体にメスを入れる」と聞けば大変な事です。多くの患者さんにとっては、苦渋の選択といえるでしょう。最近では薬物治療やカテーテル治療の技術が進んだとはいえ、病気の種類や進み具合によっては手術が最後の拠り所となっています。私たちは患者さんの不安や痛みを肝に命じ、なんとしてもメスの力で命を守るという強い決意で診療に携わっています。
「強固なネットワーク」
私たち第1外科は、心臓血管外科・呼吸器外科・消化器外科・内分泌外科・乳腺外科などほぼあらゆる分野の外科領域をカバーしています。最近では患者さんの高齢化も進み、一人の患者さんが同時に心臓・呼吸器・消化器に問題を抱えている事も少なくありません。私たちはそのような患者さんの治療に際し、第1外科全外がチームとして対応しています。
また第1外科は岐阜県下では最も古い歴史を誇ります。患者さんによっては岐阜大学まで来ることが出来ない。あるいは病気の種類によっては、手術だけで治療が終わらず、その後も様々な薬物療法などが必要な場合があります。私たち第1外科は、岐阜県下にある多数の関連病院で形成された緊密なネットワークを通じて患者さんを守って行きたいと考えています。
「優れた先進性」
第1外科は岐阜県下では最も早くから「小さな傷で癌を切除する内視鏡補助下手術」を呼吸器外科および消化器外科の領域で取り入れてきました。またこの分野では現在に至るまで県下の最先端を走っています。また心臓血管外科の領域では「人工心肺を使わない冠動脈バイパス術」、「自己弁を温存する大動脈弁・僧帽弁手術」そして「小さな傷で大動脈瘤を治すステント治療」などに取り組んでいます。
「安全性の追求」
私たち第1外科の診療のテーマは「患者さんの体への負担が少なくかつ安全な手術」です。一般的には「手術の傷が小さい」ことがすなわち「体への負担が少ない」と考えられがちですが、傷を小さくする目的で極端に長時間の手術となったり不完全な手術となったりするのでは本末転倒です。私たちは手術としての完成度と安全性が保証された上での体への負担の少ない手術が本来の姿だと考えています。
手術が必要と言われて悩んでおられる患者さんあるいはご家族の方々はぜひご相談下さい。私たち第1外科のメンバーが誠心誠意対応させて頂きます。
土井教授プロフィール
| 氏名 | 土井 潔（どい きよし） |
| 役職 | 教授、第１外科科長 |
| 専門分野 | 心臓血管外科 |
| 主な所属学会 | 日本外科学会 日本胸部外科学会 日本心臓血管外科学会 日本循環器学会 日本血管外科学会 日本冠動脈外科学会 日本冠疾患学会 |
| 主な認定資格 | 日本外科学会 指導医 専門医 認定医 日本胸部外科学会 指導医 認定医 心臓血管外科専門医認定機構 専門医 修練指導者 |
| 卒業大学・卒業年度 | 京都府立医科大学医学部・平成元年 |
| 学 位 | 医学博士 1998年3月31日取得 京都府立医科大学 |
経歴
| 1989年3月 | 京都府立医科大学卒業 |
| 1989年5月 | 京都府立医科大学附属病院第二外科研修医 |
| 1991年4月 | 明石市立市民病院外科勤務 |
| 1994年4月 | 京都府立医科大学大学院入学 |
| 1998年3月 | 京都府立医科大学大学院修了 |
| 1998年4月 | 京都府立医科大学附属病院第二外科助手 |
| 1999年1月 | 豪州ストラスフィールド病院心臓胸部外科フェロー |
| 2000年1月 | 豪州ジョンハンター病院心臓胸部外科レジストラー |
| 2002年1月 | ニュージーランド・ワイカト病院心臓胸部外科レジストラー |
| 2003年7月 | 京都府立医科大学附属病院心臓血管呼吸器外科助手 |
| 2003年10月 | 京都府立医科大学心臓血管呼吸器外科学講師 |
| 2016年1月 | 岐阜大学大学院医学系研究科高度先進外科学分野教授 |