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病院見学について

岐阜大学医学部小児科の概要

春の岐阜大学周辺

 岐阜大学病院小児科は、大学病院でありながら小児科のあらゆる分野の疾患を対象に診療をおこなっています。感染症、アレルギー疾患、膠原病、自己免疫疾患、免疫不全、血液腫瘍、内分泌疾患、代謝異常症、新生児疾患などを中心に質の高い小児専門医療をおこなっておいます。病棟は、小児科病棟(西4階)に36床、新生児集中治療部(東4F)にNICU6床、GCU6床の計12床を有しております。岐阜県内の医療機関と連携し、3次救急医療機関として重症患者をドクターヘリや、救急車で受け入れています。
 また、研究にも力をいれており、免疫不全、自己炎症性疾患、蛋白質構造医学および創薬に関する研究、食物アレルギーの治療、先天性血管腫、リンパ管腫の治療、先天代謝異常症の診断および治療についてなどの研究をおこなっています。

岐阜県内の小児科医療の現状

 岐阜県ではまだ、小児科勤務医は各病院から必要とされ、不足しています。現在でも関連病院からの小児科医派遣の要請に十分に答えることができておりません。さらに、今後小児科医を増員してほしいという要望や、小児科を新設したいという要望が、県内の病院から寄せられています。

岐阜大学医学部附属病院での初期研修について

モネの池

 岐阜大学医学部附属病院では、初期研修のプログラムとして産婦人科と連携して周産期プログラムを募集しております。産婦人科医を目指す人だけではなく、小児科を目指す人にも向いているコースです。内科、外科、高次救命センターなどの主要科とともに小児科と産婦人科を重点的に研修することができます。また、他の医療機関(県外も可)での研修も連携して可能となっており柔軟なプログラムとなっております。また、他の医療機関で1年間、岐阜大学医学部附属病院で1年間おこなうたすきがけのプログラムもあり、目的にあわせてプログラムを組むこともできますので、病院見学の際に相談してください。

岐阜大学医学部附属病院での後期研修について

 2017年度から、小児科専門医制度が新制度に移行したのにあわせて、岐阜県内では、岐阜大学医学部附属病院を基幹病院として県内の医療機関と連携した専門医研修をおこなうプログラムが開始されました。
詳細は、「専門研修プログラム」についてをご覧ください。
 専攻医の先生方には、いくつかの診療グループにはいっていただき診療チームの一員として診療を行ってもらいます。毎朝行われる病棟カンファレンスでは前日の入退院患児の検討と入院予定患者の検討、重症患者の検討等を行います。毎週水曜日には教授回診と症例検討会、抄読会があります。ここで、担当外の症例についても積極的に検討に参加してもらいます。外来診療研修では、採血、点滴、注射といった処置や紹介患者の予診や、救急患者の診察を行います。
 小児科病棟研修では、小児やご家族とのコミュニケーションのとり方、診察法、検査結果の評価法などを含めて幅広く研修します。また、保健センターでの乳児健診や、予防接種などもおこないます。後期研修期間中に、積極的に学会発表を行っていただき、その中から症例報告や原著論文を作成し、学会誌や英文雑誌への投稿をおこなっていただきます。論文投稿は専門医受験の必須条項となっていますので、強力にバックアップしていきます。

後期研修とその後(サブスペシャルティ研修について)

岐阜城

 岐阜大学医学部附属病院を基幹施設とする小児科専門医研修プログラムでの3年間は、岐阜大学病院あるいは岐阜大学小児科の関連病院で、小児科全般について研修します。岐阜大学には岐阜県の内外に多数の関連病院があり、小児科指導医からのしっかりとした研修が受けられ、多種多様な小児疾患が経験できます。後期研修開始と同時に日本小児科学会へ入会し3年間に必要な症例を経験することにより、小児科専門医の取得が可能となります。
 後期研修3年間の後に、それぞれ各人が希望する専門分野について研修をおこないます。岐阜大学医学部附属病院は、日本アレルギー学会研修施設日本小児神経学会小児神経専門医研修認定施設日本内分泌学会認定教育施設臨床遺伝専門医認定研修施設となっており、それぞれの専門研修をおこなう事ができます。岐阜大学だけではなく、その関連病院でも様々な分野のサブスペシャルティ研修が可能ですのでご相談下さい。
また、学位取得を希望する場合は大学院に進学します。岐阜大学医学部附属病院で専門外来をおこないながら診療・研究を行ったり、学内外の基礎の教室で基礎研究を行ったり、国内留学するなど、各人の希望を尊重しつつ進路を決めていきます。
 岐阜大学には社会人大学院制度があり、病院に勤務しながら研究して学位を取得することも可能です。海外も含めて学外施設での研修や研究も積極的に勧めています。大学院修了、あるいは留学を終えた後は、岐阜大学および関連病院での診療・研究等で活躍をしていただきます。
 尚、岐阜大学小児科では、他大学出身の先生の割合が高く、岐阜大学出身の先生と同様に活躍していただいております。他大学出身の先生方で岐阜県内での小児科診療をお考えの場合は下記までご連絡ください。

よくまなび、よくあそぶ

医局旅行でのひとこま

 岐阜大学小児科の雰囲気は、和気あいあいとしていると言っていただく事もよくあります。感染症の蔓延で様々なイベントは行う事ができていませんが、充実した研修生活を送っていただけるように色々と工夫をしています。
 良い雰囲気で仕事をする事は、患者さんへより良い医療を提供するためにも大切であると考えています。

病院見学について

緊急事態宣言中の岐阜駅前信長像

 春休み・夏休みなどを利用して、岐阜大学小児科を見学することができます。見学を希望される方、または入局等に関するお問い合わせのある方は、小児科医局長までご遠慮なくご連絡ください
 また、感染症の蔓延などにより遠方からの病院見学が難しい場合には、Web会議システムによる面談など柔軟に対応しています。その点も含めて小児科医局長にご相談下さい。

問い合わせ先
医局長 川本典生
岐阜大学大学院医学系研究科小児科学教室
〒501-1194 岐阜市柳戸1-1
電話:058-230-6386
mail : noriokgifu-u.ac.jp
を文字の「@」に置き換えて下さい。)


岐阜大学大学院医学系研究科小児科学
岐阜大学医学部附属病院小児科