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よくある質問

Q.小児科ってどんな科ですか?
小児科は「新生児から成人期まで」に発生する、全ての「病気」に対応する診療科です。そのため、内科
の分野に相当する多数の専門分野があります。総合診療内科的な側面はもちろんのこと、新生児、先天異常、
感染症、呼吸器、消化器、代謝、肝臓、腎臓、心臓、免疫、アレルギー、膠原病、内分泌、神経、血液腫瘍、
救急、心身症などの臓器別分野の他、成長、育児、発達や予防接種など保健医療など、小児科医には多くの
役割があります。
小児科医は、身体を構成する各器官を正常に機能するようにするだけでなく、精神的にも健康が維持され
るようにこころがけ、こどもが成長し、無事、成人を迎えるように支援することが大きな役目です。このよ
うに未来ある子供の成長に直接、関わることができる魅力的な科です。
Q.小児科医はどんな人が向いていますか?
いろいろな分野があるため、バリバリの救急救命医療を選ぶ先生もいれば、腰を落ち着けてゆっくりと診
療する心身症を選ぶ先生もいます。ポリクリで生まれたての赤ちゃんの魅力に取りつかれて新生児科を選
んだ先生、成人の血液内科を志していたけども、小児血液腫瘍を選んだ先生、自分がアレルギーだからアレ
ルギーを選ぶ先生など、いろいろです。中には、2つ以上の分野を専門とする先生もおられます。このよう
に必ず、自分に合った分野を選択することができます。小児科医に「向き・不向き」はないと思います!
Q.小児科は大変だというイメージがあります。実際はどうですか?
確かに大変なことはあります。点滴、検査をするにしても、一筋縄ではいきませんし、顔を見られるだけ
で泣かれることも、しばしばです。でも、そのようなことは小児科に限ったことではなく、どの診療科でも
医師というのは、大変で責任のある仕事です。どの科でも、やりがいを感じたり、楽しいと思えることが、
きっと出てきます。
入院した時は、ぐったりとしていた子が、元気になって、退院する姿を見ると、うれしいです。「先生、
ありがとう」と言ってくれたり、ニコっと笑ってくれた時には、また頑張ろう、という気になりますよ!
Q.小児科の専門医をとってからはどのような進路がありますか?
小児科専門医の資格取得後には、それぞれの希望するサブスペシャルティ−の研修をおこないます。岐阜大学医学部附属病院は、日本アレルギー学会研修施設日本小児神経学会小児神経専門医研修認定施設日本内分泌学会認定教育施設臨床遺伝専門医認定研修施設となっており、それぞれの専門研修をおこなう事ができます。また、大学院に進学する事もあります。
Q.後期研修中に地域枠について何らかの配慮はありますか?
後期研修プログラムの研修先については、担当者がひとりひとりしっかりと面談をして相談をして決めていきます。後期研修の間に一定期間地域医療を研修するなどできるだけ配慮しています。まずはご相談下さい。

岐阜大学大学院医学系研究科小児科学
岐阜大学医学部附属病院小児科