スマート温室
概要
令和2年度国立大学改革強化推進補助金の交付を受け、岐阜大学応用生物科学部附属岐阜フィールド科学教育研究センター柳戸農場に屋根型ハウスおよび環境制御システムを構築しました。
温室内環境データ、生育データに基づく栽培管理、環境制御実践教育を行っています。収穫されたトマトは大学近くのスーパーにて販売しています。
仕様・詳細
栽培面積 216㎡
間口・奥行き・軒高 12m・18m・3m
栽植本数 360本
栽培方式 ロックウール固形培地耕による溶液栽培
栽培品種 大玉トマト『かれん』
センサー(内部)
気温、相対湿度、CO2濃度、気圧、養液pH・EC、培地水分・温度・EC、照度
センサー(外部)
風速、雨検知、気温、相対湿度、日射
制御
天窓、側窓、カーテン、CO2、ヒートポンプ(冷暖房、除湿)、ミスト、サーキュレーター、潅水、養液、LED
環境制御
1台の環境制御コントローラで複数の温室の統合環境制御が可能です。環境データはインターネット経由で閲覧可能となっています。
植物生育モデル
純光合成速度、蒸散速度を光量、温度、CO2濃度を関数とした生化学モデルと室内気流や気孔開度を基としたガス拡散抵抗から算出できます。そのため、室内の環境データから栽培トマトの光合成速度の最大ポテンシャルを算出できます。