災害時の帰宅困難者対応を考える(ワークショップ)
令和7年10月3日(金)、共通教育棟コモンズにおいて「災害に関するワークショップ~帰宅困難者対応に係る検討~」を開催しました。災害対策本部や地区災害対策グループの担当者など28名が参加し、ゲーム形式で災害時の対応を検討しました。■ ワークショップの目的
大規模災害発生時、大学構内で多数の帰宅困難者が生じる可能性があります。今回のワークショップでは、待機場所や施設運営に関する課題を具体的に検討するため、「帰宅困難者支援施設運営ゲーム(KUG)」を活用し、実践的な議論を行いました。
■ 実施内容
工学部の教職員や学生(留学生含む)約3,290人を対象に、第一部では30%、第二部では70%が帰宅困難者になるという想定で、グループワークを実施。
検討項目は以下の通りです。
- 待機方針(全員待機/一部帰宅など)
- 備蓄品(水・食料等)の配付
- 疑病状者への対応
- トイレ利用の工夫
- •性別・年齢・個別事情への配慮
■ 参加者の気づき
- 多様な事情(家族構成、合理的配慮者など)への対応が必要
- 帰宅判断の基準やタイミングの難しさを実感
- 備蓄品の重要性と個人での備えの必要性
- 学生も運営側として参画する体制づくりの重要性
■ 今後の課題と取り組み
- 帰宅困難者対応の基準や避難所運営ルールの整備
- 未成年者や高齢者、障がい者への具体的対応
- 情報共有体制の強化による混乱防止



