教授挨拶

教授挨拶

山田 陽一

山田 陽一

1995年
大阪大学歯学部歯学科卒業
名古屋大学医学部口腔外科学講座入局
1999年
名古屋大学大学院医学系研究科外科系博士課程早期修了 博士(医学)
2002年
名古屋大学医学部附属病院遺伝子再生医療センター 助教
2011年
University of California San Francisco (UCSF)留学(客員准教授)
2012年
愛知医科大学歯科口腔外科 講師、准教授、副部長
2017年
東京大学医科学研究所非常勤講師
2018年
大阪歯科大学歯学部口腔インプラント学講座/大学院歯学系研究科 准教授
2021年
岐阜大学大学院医学系研究科感覚運動医学講座口腔外科学分野 教授
岐阜大学医学部附属病院歯科口腔外科 科長
2022年
同病院 病院長補佐
2023年
岐阜大学高等研究院One Medicineトランスレーショナルリサーチセンター 教授(兼務)
東海国立大学機構One Medicine創薬シーズ開発・育成研究教育拠点 教授(兼務)

超高齢社会の現在、健康寿命が注目されており、お口の健康の重要性が改めて唱えられています。口からしっかり噛んで食べることは、五感や脳を刺激し、QOLを維持して健康的に過ごすために重要です。そのために口腔機能を維持し、また回復させることが求められています。岐阜大学医学部口腔外科学分野では、「食べる喜び」を通して全身の健康維持に貢献すべく、日々診療・研究を行っています。口腔外科は口腔内の疾患に対する診断・治療・予防を行う分野です。当口腔外科では、すべての歯科口腔外科疾患を対象に幅広い診療を行っており、かつ岐阜大学医学部附属病院における診療科としての特性を生かした医科歯科連携の診療を行っております。地域の中核病院として、口腔医療の発展に向け、貢献していきたいと考えています。
 岐阜大学医学部口腔外科は1950年に岐阜大学医学部の前身の岐阜県立大学医学部附属病院の歯科部長として茂田貫一先生から始まり、私で5代目となる伝統・由緒ある口腔外科です。さらに、2020年全国に先駆け、大学法人の新たな大学モデルとして名古屋大学と東海国立大学機構が設立され、岐阜大学も新たな発展を遂げ、本講座もその一翼を担っています。
 当口腔外科学分野では、歯科医療だけではなく、再生医療にも力をいれております。これまでの基礎研究を礎として、細胞を用いた再生医療の臨床応用に向けて邁進しています。従来の治療の難点を打破すべく、患者さんにやさしい低侵襲で安全かつ効果的な新規治療法の開発・実用化を目指しています。
 研修医・医局員に関しましては、個々の目標に向かってステップアップ・成長できるようにサポートする体制づくりを目指しています。一般歯科・口腔外科の基本はもちろんのこと、全身疾患などを有する患者さんにも対応し、幅広い知識と高い技術を持った歯科医を目指しています。そして、基本を兼ね備えながら、再生医療など最先端医療も提供できる歯科医師を輩出したいと考えています。是非、一緒に学ぼうという意欲ある人は志願してください。
 当口腔外科は、口腔医療・科学の拠点として、安心をもたらす高度な技術と先進医療により、地域の皆様に良質な医療を提供すると共に、最先端医療の開発し、提供・平準化を目指して参ります。

岐阜大学大学院医学研究科
感覚運動医学講座・口腔外科学分野
教授 山田 陽一