分子生命科学コースがパワーアップ!

 
 
2025年4月にスタートする応用生命化学科は, 応用生命科学課程分子生命科学コースを母体としていますが,教育・研究内容が大きくバージョンアップしています。
 
分子生命科学コースでは,分子レベルの生命現象の理解をはじめ,生体分子や天然物,微生物の利活用に教育・研究の軸を置いていました。
新しい応用生命化学科では,まず研究対象が生体分子から生物個体までひろがりました。 分子サイズの目に見えない物質だけでなく,植物,動物の個体レベルまでを教育・研究の対象としています。
 
また, 化学とバイオを両輪として,生命化学の力で現代社会が抱える社会課題の解決を目指す「課題解決型の教育・研究」を行います。
 

 
応用生命化学科の大きな特長は,学生実験と卒業研究を重要視している点です。最先端の化学とバイオテクノロジーに関する科目を低学年から積み上げ方式で学び,生命科学の知識を身につけた上で, 充実した学生実験と卒業研究を通して高度な化学技術やバイオテクノロジーのスキルを修得します。
 
そのために,現行の分子生命科学コースの教員に加え,食品生命科学コース,応用植物科学コース,応用動物科学コースから教員が加わり,さらに糖鎖生命コア研究所の教員も協力して,すぐれた研究力を背景に  東海地方屈指のユニークな「化学×バイオ」の教育・研究を行う農学系学科として2025年4月からスタートするのが応用生命化学科です。
 
卒業後は 製薬・ヘルスケア(食品関係を含む)・化粧品・化学工業・バイオインダストリー・バイオベンチャー企業などで活躍できる人材を育成します。
 
分子生命科学コース以外を希望して受験予定だった高校生のみなさんも,「 食品の化学的・分子的側面や,ヘルスケア・健康との関連」「 動植物・微生物の個体・細胞がはたらく分子メカニズムや,これを基盤にした環境課題の解決」などに興味のある方には最適な学科となっています。授業科目や個別の研究室ウェブサイトも見ていただき,安心して受験を検討してください。
 
また, 岐阜大学の提供する入試情報をチェックしていただき,自分の力が活かせそうな入試に挑戦しましょう。たとえば高校の先生にも相談していただいて,推薦入試(学校推薦型選抜 II;共通テストあり)への出願もぜひ検討してみましょう。
 
パワーアップした「応用生命化学科」が,みなさんをお待ちしています!
 

応用生命化学科 学科長 中川 寅(生物化学)