欧米人の日本語の発音、とくにウ段音が妙に深い(暗い)音色になりがちなのは、彼らの[u]が、積極的に唇を丸めるから。ただ、この一連の共鳴ということが、学生には理解しづらいらしい。 そこで「人間の声の出し方も、実は、楽器に似てるんですね」といって、フルートを出すのだ。
A「これまでの学生のなかに、ピンと来た人、たとえば結婚したいなぁとか思わせた人、いらっしゃるんですか」おいおい。
私「う〜ん、そうね…… 難しいね…… 一人だけ、いたかな。」
B「えーっ! 私たちをそういう目で見ていたんですかぁ!」
柚子の大馬鹿十三年また、「未亡人は1年身を保つのが難しい」ことを意味する「後家一年」という表現もあるとか。 「桃栗三年、後家一年」と使うのだろうか。
柚子は九年で花盛り、梅は酸いとて十三年
柚子は九年でなりかかる、梅は酸いとて十三年
柚子は九年でなりかかる、梅は酸いとて十八年
(証言ビデオが−−佐藤注)「公開されれば視聴する」との声もほぼ半数を占め、「マユをひそめながらも、見ずにはいられない」といった悩ましい国民感情がありあり。(『毎日新聞』1998年9月21日朝刊7面)このことばも、こうした意味で、普通には使われないだろうと思っていた。 が、「あるところにはある」というのが、このことばにもあてはまるらしい。
餅 | 黐 | ||||
(語源推定) | モチイヒ | 黐(モチ)+飯(イヒ) | |||
平安時代 | モチヒ | 同母音連続の縮約。確認できる最古の語形 | モチ | ||
同 中期 | モチヰ | ハ行転呼音で、ワ行イ段化 | ↓ | ||
鎌倉時代 | モチイ | イとヰの混同で生じる | ↓ | ||
鎌倉〜室町 | モチ | 同母音連続の縮約 | ←衝突→ | トリトリモチ | 同音衝突による混乱回避のため、「鳥を取る(方の)モチ」の意の新語登場 |
室町後半? | ↓ | トリモチ | 鳥が二羽いるみたいなので一羽に |