取り組み
平成23年度公開講座 家庭菜園の基礎 理論と実際
はじめに
全15回にわたり、大学農場の貸し農園区画を使いながら、教授陣による講義と実習を交えて楽しく家庭菜園の基礎を学びます。 毎回行った講義や畑の様子を随時掲載していきます。
年間スケジュール
回 | 月日 | 担当教員 | 講義内容 |
---|---|---|---|
1 | 4月24日 | 大場教授 伊藤准教授 |
ガイダンス 野菜栽培の基礎1 |
2 | 5月1日 | 大場教授 | 野菜栽培の基礎2 |
5月8日 | 畑の準備・定植 | ||
3 | 5月15日 | 大場教授 三輪名誉教授 |
農業機械の基礎 |
4 | 6月5日 | 松原准教授 | 野菜栽培の話題 |
5 | 6月26日 | 百町教授 | 野菜の病害 |
6 | 7月24日 | 中野准教授 | 野菜の保存と流通 |
7 | 7月31日 | バーベキュー | |
8 | 8月21日 | 圃場管理 | |
9 | 9月4日 | 福井教授 | 秋冬野菜 |
10 | 9月11日 | 山根准教授 | 秋栽培の準備 |
11 | 10月2日 | 田中教授 | 野菜栽培の話題 |
12 | 11月13日 | 松井教授 | 地球温暖化とイネ |
13 | 12月4日 | 嶋津准教授 | 自宅でできる養液栽培 |
14 | 12月11日 | 宮川教授 | 熱帯の野菜 |
15 | 1月22日 | 大場教授 | 鍋 |
第1回 4月24日
担当教員:大場教授、伊藤准教授
第1回目の「家庭菜園の基礎 理論と実際」が開かれました。本講座には29組の参加がありました。 大場教授によるガイダンスの後、伊藤准教授による家庭菜園の基礎の講義がありました。畑では、畑の区画の割り振りを行いました。
ガイダンス
講義
畑の割り振り
第2回 5月1日
担当教員:大場教授
第2回目の「家庭菜園の基礎 理論と実際」が開かれました。大場教授による家庭菜園の基礎2の講義が行われました。 講義は「土と植物」について行われました。土の性質と植物の関係について学んだ後、土壌pHを調べる実験をしました。 畑の作業は雨天のため行いませんでした。
講義
土壌実験
土壌実験
5月8日
天候不順畝立て等の畑での作業ができなかったため、新たに作業日を設けました。 畝立て、マルチ張り、定植を行いました。人間の都合に天候が合わせてくれない事を実感しました。
作業の様子
作業の様子
作業の様子
第3回 5月15日
担当教員:三輪名誉教授
第3回目の「家庭菜園の基礎 理論と実際」は、三輪名誉教授による農業機械の基礎の講義が行われました。 エンジンの仕組みから、トラクタ、農機具まで原理と効果をわかりやすく教えていただきました。 この日は、東海クボタさんに来ていただき、管理機のデモンストレーションと体験を行いました。
講義
管理機体験
定植
第4回 6月5日
担当教員:松原准教授
第4回目の「家庭菜園の基礎 理論と実際」は、松原准教授による野菜栽培の話題の講義が行われるはずでしたが、 都合がつかず、急遽、松原准教授の博士課程の学生の岡田君による最新の研究の紹介を行いました。
講義
作業の様子
作業の様子
第5回 6月26日
担当教員:百町教授
第5回目の「家庭菜園の基礎 理論と実際」は、百町教授による野菜の病害の講義が行われました。 人類と病害虫との戦いの歴史や、農薬の歴史、もし農薬がなかったらなどユーモア溢れるトークでお話ししていただきました。 作業は、芽かきや誘引、除草がメインでした。収穫も始まりました。
講義
作業の様子
採れた野菜
第6回 7月24日
担当教員:中野准教授
第6回目の「家庭菜園の基礎 理論と実際」は、中野准教授による野菜の保存と流通の講義が行われました。 野菜の収穫後から店頭に並ぶまで詳しく教えていただきました。トマトは青いときに収穫して、店頭まで輸送する過程で赤くなることに参加者は驚いていました。
講義
講義
採れた野菜
第7回 7月31日
第7回目の「家庭菜園の基礎 理論と実際」は、参加者の皆さんとバーベキューを行い、自分で育てた野菜を味わうと共にこれまでの労をねぎらいました。 前半までの反省会を兼ね、参加者のみなさんの親睦にもなり、良い回となりました。
収穫
バーベキュー
バーベキュー
バーベキュー
スイカ割り
バーベキュー
第8回 8月21日
担当:森本技術専門職員
第8回目の「家庭菜園の基礎 理論と実際」は、家庭菜園のDVDを使ったおさらいと、森本技術専門職員による圃場管理のポイントおよび注意点のお話をしてもらいました。 作業は収穫と除草がメインとなりました。
講義
講義
畑の様子
第9回 9月4日
担当:福井教授
第9回目の「家庭菜園の基礎 理論と実際」は、福井教授による秋冬野菜の講義が行われました。 福井教授自身も家庭菜園を行っており、実際の経験からのお話や珍しい野菜など面白い話が聞けて参加者も満足していました。 作業は、苗の定植や播種を行う予定でしたが、前日までの降雨によって畑は作業できる状態ではなかったので行いませんでした。
講義
講義
講義
第10回 9月11日
担当:山根准教授
第10回目の「家庭菜園の基礎 理論と実際」は、山根准教授によるコムギの講義が行われました。 女性教員である山根准教授のはなしは女性の多い参加者に好評でした。 作業は、前回できなかった畝立て、マルチ張り、定植、播種をしました。
講義
作業
作業
第11回 10月2日
担当:田中教授
第11回目の「家庭菜園の基礎 理論と実際」は、山根准教授による野菜栽培の話題の講義が行われました。 光合成や呼吸など植物の生物学的なお話をしてくださいました。 作業は収穫や間引きがメインでした。
講義
ホウレンソウ
ゴーヤ
第12回 11月13日
担当:松井教授
第12回目の「家庭菜園の基礎 理論と実際」は、松井教授による地球温暖化とイネの講義が行われました。 地球温暖化によってお米の収量がどうなるか、そのメカニズムは何か、その対策等、松井教授の研究を含めたお話をしてくださいました。 作業は、収穫や間引きがメインでした。
講義
栽培指導
サツマイモ収穫
第13回 12月4日
担当:嶋津准教授
第13回目の「家庭菜園の基礎 理論と実際」は、嶋津准教授による自宅でできる養液栽培の講義が行われました。 嶋津准教授の娘さんが夏休みの研究で自宅で養液栽培を行った話や、海外の溶液栽培の事例などのお話をしてくださいました。 作業は、収穫や間引きがメインでした。
講義
水耕栽培見学
キャベツ
第14回 12月11日
担当:宮川教授
第14回目の「家庭菜園の基礎 理論と実際」は、宮川教授による熱帯の野菜の講義が行われました。 東南アジアの珍しい野菜や、日本では食べない食材等の話をしていただきました。
講義
害虫害
アブラムシ
第15回 1月22日
担当:大場教授
最終回の第15回目は、参加者みんなで鍋を囲み1年間の労をねぎらいました。 1年間の反省を発表し、反省点を共有しました。
鍋の出汁には、農場で絞めた鶏ガラを使用し、野菜は農場で採れた野菜や参加者が育てた野菜を食べました。
反省会
反省会
鍋