研究設備

蛍光顕微鏡

細胞の様々な蛍光画像を取得できる顕微鏡。光学セクショニング機能を搭載しており、共焦点レーザー顕微鏡に迫る鮮明な画像を撮ることも可能です。 セミオートで多検体でもサクサク撮れます。

HPLC

細胞中の微量成分の定量に用いています。オートサンプラー付きなのでサンプルが多い時も楽々なのですが、時々言うことを聞いてくれません…。

マイクロプレートリーダー

マイクロプレートに入れた多数のサンプルの吸光度が測定できます。温度制御が可能なので、酵母の生育速度の測定にも威力を発揮します。

クリーンベンチ

庫内を陽圧にして、フィルターを通した空気を外に追い出すことで無菌空間を作ります。常に使用するので、ルーチンの実験台からすぐ手の届く場所に複数台設置しています。

冷却遠心機

生化学系の実験では欠かせない冷却遠心機。当研究室ではアングルローター専用とスイングローター専用が、複数台稼働しています。

濁度計

600 or 660 nmでの濁度測定に特化した機械。小型で携帯可能、しかも正確なので酵母の研究で大活躍しています。

低温インキュベーター

酵母の培養は基本26〜30℃で行うので、冷却機能付きインキュベーターが必須です。とにかく使用頻度が高く、また温度感受性変異株用に様々な温度設定が必要なので、合計8台稼働しています。

各種フリーザー

-80〜70℃で使用するディープフリーザー、-30℃で使用するメディカルフリーザー。

乾熱滅菌器

無菌操作をするためには実験器具の滅菌が必須になりますので、常に稼働しています。

倒立顕微鏡

明視野での微生物の観察に用いています

個々の実験台にある設備

常に実験で使用するボルテックスミキサー、ミニ遠心機、ブロックインキュベーター等を個々の机に配置しています。

フローサイトメーター

細胞の懸濁液を機械に通すことで、一つ一つの細胞の形態や蛍光値を測定します。生体膜の物性評価や細胞死の検出に用いていますが、使い方次第で応用の幅が広がります。

ケミルミ撮影装置

化学発光による微弱な光を撮影できる機械。Western blotの撮影に主に使用します。トランスイルミネーターも内蔵しているので、蛍光標識脂質のTLC解析にも用いています。

サーマルサイクラー

特定のDNA断片を増幅させる機械。極めて使用頻度が高いため、渋滞が生じないように現在4台設置しています。

ゲル撮影装置

アガロースゲル電気泳動の撮影を行います。UVイルミネーターで感光するので直視しないように注意が必要です。

遠心濃縮機

庫内を減圧して、且つ遠心によって溶液の突沸を防ぐことで、有機溶媒や水を蒸発させ試料を濃縮する。多検体の脂質抽出を行うためには必須の装置。

紫外可視分光光度計

紫外から可視領域までの光をサンプルに照射することで、吸光度や濁度を測定します。

振とう培養器

フラスコ培養も試験管培養も可能なとても頼りになる機械。低温設定も可能なので幅広い使い道があります。

純水製造機

18 MΩ以上の純水を製造できます。研究室で使う水は基本これなので、壊れたら一大事...

オートクレーブ

なんでも滅菌します。巨大圧力釜と例えられることもありますが、料理には使ってはいけません…

エレクトロポレーター

電気穿孔法という方法で、細胞にDNAを強引に導入する機械。非常に微量なプラスミドを大腸菌に導入する際に威力を発揮します。

超音波破砕機

細胞の破砕に用います。これとは別に、試薬を溶かす際には超音波洗浄機も使います (メガネ洗浄機と似たようなもの)