県内初、岐阜大学病院で始まる新たな治療、PSMA内用療法|特設サイト

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去勢抵抗性前立腺癌

去勢抵抗性前立腺癌とは

前立腺癌は男性ホルモンを栄養として成長するため、ホルモン治療で男性ホルモンを低く抑えることで前立腺癌の進行を抑えることができます。しかし前立腺癌に対してホルモン治療を継続していると、一定数の症例で前立腺癌が再発・進行する現象が確認されています。この現象は、癌細胞が男性ホルモンの低下に耐性をもつようになることで生じると考えられており、こうして再発した前立腺癌のことを去勢抵抗性前立腺癌と呼びます。

去勢抵抗性前立腺癌の治療の歴史

去勢抵抗性前立腺癌はホルモン治療で治療することはできないため、これまでは抗がん剤や放射性医薬品による治療が行われてきました。しかし、副作用や使用条件の観点から一歩進んだ治療法の開発が待ち望まれていました。そこで登場したのがPSMAを標的とした68Ga(ガリウム)-PSMA-11-PET/CT検査および177Lu(ルテチウム)-PSMA-617治療です。