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熱分析システム (DSC, TMA, TG/DTA)(Thermal analysis)

エスアイアイ・ナノテクノロジー EXSTAR-6000
(DSC6200, DSC6100, TG/DTA6300, TMA/SS6100, TMA/SS6300)

 

エスアイアイ・ナノテクノロジー EXSTAR-6000
設置場所:機器分析室7
装置の概要
 熱分析は、温度変化にともなう物質・材料の構造変化を調べる方法である。当分野には、①熱の出入りを検出する示差走査熱量計(DSC) ②重量変化を検出する熱重量・示差熱同時測定装置(TG/DTA) ③硬さや熱膨張、歪みを測定する熱・応力・歪測定装置(熱機械分析装置;TMA)からなる熱分析システムEXSTAR-6000(エスアイアイ・ナノテクノロジー製)が設置されている。
このシステムの測定対象は、有機物か無機物であるかを問わず、低分子化合物はもとより高分子材料や医薬品など、あらゆる分野の化合物・材料をカバーしている。本システムは、化合物や材料のさまざまな熱現象(融解、ガラス転移、結晶化、硬化や重合等の反応、昇華・蒸発、熱分解・脱水、熱膨張・熱収縮、熱履歴など)の解明といった基礎研究における利用はもとより、新規開発材料の熱特性の評価、生産部門での品質管理まで、幅広い研究・開発を支援することが出来る。
仕様
  1. DSC6200
    温度範囲:-150~725ºC, 感度:1.6 µW。500ºCまでの通常測定では、アルミニウム製試料容器を使用。固体以外に液体も測定可能で、試料量は5~10 mg。試料容器をクリンプあるいはシールするのは、ボタン操作だけで可能な電動サンプルシーラ(右の写真)で行う。温度変化は全自動ガス冷却ユニットによりコンピュータ制御。
  2. DSC6100
    温度範囲: -150~500ºC, 感度:0.2 µW。生体分野におけるタンパク質溶液等の高感度測定用。冷却は液体窒素溜めクーリングカンを使用。DSC6200とDSC6100は共通のベースユニット(コントロールユニット)を使用。炉体とセンサーのみが別使用。
  3. TG/DTA6300
    水平差動方式, 測定範囲:室温から1500ºC, 感度:0.2 µg。試料量は10 mg程度。実際の測定温度範囲に応じて、アルミニウム製、白金製、アルミナ製試料容器を使用。
  4. TMA/SS6100
    温度範囲:-150~600ºC
  5. TMA/SS6300
    温度範囲:室温~1500ºC TMA/SS6100とTMA/SS6300は共通の測定ユニットを使用。炉体とプローブのみが別。石英製(1,000ºCまで)およびアルミナ製膨張圧縮、針入、及び引っ張り用プローブを常備。最大試料形状は10 φ×25 mm、TMA範囲は±5 mm。

バナースペース

  • 学内専用
  • 施設利用方法
  • 機器利用方法
  • 予約・マニュアル等
  • 料金
  • 学内機器(紹介のみ)
  • 生命科学総合研究支援センター
  • ゲノム研究分野
  • 嫌気性菌研究分野
  • 動物実験分野
  • RI実験分野
  • 抗酸化研究部門
  • 学外共同利用施設
  • 大学連携研究設備ネットワーク

問い合せ先

岐阜大学
生命科学総合研究支援センター
機器分析分野
〒501-1193
岐阜県岐阜市柳戸1-1

E-mail:kiki@gifu-u.ac.jp
TEL 058-293-2035