教室紹介

産婦人科学教室について

産婦人科は、女性の一生涯に広く深い知識を持って寄り添い続けていく診療科です。
当教室はそのエキスパートを育成するべく腫瘍、周産期、生殖、女性医学を軸に教育、研究にも力をいれています。

教室の歴史

昭和19年に岐阜県立女子医学専門学校附属病院産婦人科として誕生した当教室は、令和6年度で80年目を迎えました。磯部 真倫主任教授が6代目の主任教授にあたります。先代の先生方の努力の結果があり現在の産婦人科学教室があると考えます。

各分野の特徴

周産期、腫瘍、生殖、内視鏡など各種専門医が複数在籍し幅広い専門的医療を提供しています。

  • 婦人科腫瘍
    婦人科腫瘍に関しては、悪性腫瘍に対する高度な手術技術や知識を有し、内視鏡手術やロボット支援下手術も行っています。また手術難易度が高い場合も、他科と協力の下に手術を行うことができる県内唯一の病院です。
  • 周産期分野
    周産期分野では、新型出生前診断(NIPT)を導入し、ハイリスク妊娠や産後出血にも対応しています。また帝王切開数が増加している中、瘢痕部症候群に対する外科的治療にも取り組んでいます。
  • 生殖医学分野
    生殖医学分野では、体外受精や胚移植をおこない、膠原病などの合併症のある方にも幅広く対応しています。またがん生殖医療では、男女問わず悪性疾患を有するAYA世代の方への妊孕性温存に関する治療を提供しています。

構成スタッフ

主任教授1名、教授1名、併任講師1名、臨床講師5名、臨床助教3名 医員9名 実務研修生1名で構成されています。

行事

「One for All, All for One !」

歴史的に産婦人科医師の不足が叫ばれた時期がありました。
一人では、産婦人科医療は成り立ちません。産婦人科医療が崩壊しないように、産婦人科の魅力を伝えていけるように、全員が一丸となって産婦人科医療の発展に取り組んでいます。
また男性医師、女性医師に関わらずすべての産婦人科医師が、やりがいを持って働けるようたくさんの学ぶ機会、挑戦する機会、働く機会、遊ぶ機会を提供しています。

学ぶ機会!

  • 産婦人科カンファレンス 毎週2回
    症例提示を行い全員で治療方針を検討します。
  • 合同カンファレンス 毎月
    放射線科、病理部と合同で治療検討行います。
  • 周産期カンファレンス
    NICUの先生、スタッフと合同で症例共有、検討を行います。
  • 抄読会
    持ち回りで普段の疑問などを題材に論文を引用しプレゼンします。
  • スキルアップセミナー
    論文検索方法、論文の読み方などなど普段は聞けないけど実はわからない疑問に、プロフェッショナルの講師の先生から講義いただけます。

挑戦する機会!

  • ハンズオンセミナー
    産婦人科の魅力を学生、研修医に伝えます。
  • 研究会
    症例発表をおこないます。
  • 東海産科婦人科学会
    初めての学会発表と論文投稿の機会。
  • 岐阜内視鏡外科学会
  • 周産期懇話会

働く機会!

男女ともにモチベーションをもって働き続けられるよう個人にあわせた働き方ができます。
産休育休は当然ですが、産後の職場復帰の時期や働き方、働く時間なども相談して決めていけます。育児中の医師もたくさん働いています。常勤で働く、パートで働くなど多様な働き方を選択でき、子どもの急病でお迎えにいかないと!という時も、仕事の調整は積極的にみんなで行う雰囲気があります。安心して長く働ける職場です。
また男女ともに働き方に関係なく、手術や専門医取得に向けての修練の機会を得ることができ、目標をもって働くことができます。

遊ぶ機会!

4月 歓迎会
7月 ビアガーデン
8月 夏休み(12月までの間に一週間くらい交代でとります)
12月 忘年会(同門会の先生方も参加)、仕事納め
1月 スキー旅行(希望者のみ)
2月 節分(豆まき)
3月 送別会
  • お誕生日会も不定期でおこないます。

ギャラリー