この度、岐阜大学医学部に寄附講座「妊産婦と子どものこころ診療学講座(岐阜県)」が
早期に設立されるよう署名活動を行い、岐阜県議会の方に届けたいと考えております。
請願趣旨をお読みいただき、署名活動にご賛同いただき、なるべく多くの方々にご署名を
いただければと存じます。
(可能でございましたら、ご家族、ご親戚、知人の方々にも是非お願い致します。)
なお、ご署名欄にご記入の際は、必ず自署でお願い致します。
ご署名の用紙につきましては、署名用紙のPDFを印刷していただき、
自署にてご署名いただいて、下記の宛先へご郵送ください。
【郵送先】
〒501-1194
岐阜県岐阜市柳戸1-1 岐阜大学大学院医学系研究科精神医学分野内
「妊産婦と子どものこころ診療学講座」設立準備委員会 宛
提出期日は、3月末日までとなりますので、よろしくお願い致します。
世界第1位の少子化が進む中 (第1位: 日本、内閣府「平成29年版 少子化社会対策白書」より) 厚労省 は「安心して子どもを産み、健やかに育てること」を目標とした“健やか親子21” プランを立てております。
しかしながら、 最近、誰にも悩みを相談できない「妊婦」のメンタルの問題 (自殺など) がクローズアップされ、厚労省でも早急な対応を試みているものの、まだまだ十分ではありません。さらに、以前から指摘されている「産後うつ」や今日のコロナ禍といった状況も、多くの「妊産婦」の心を悩まし続けています。
そして、このようなメンタルの問題を抱えた母親は、その後の児の発達や愛着形成等に強い影響を与え、ネグレクトや児童虐待の温床にもなりやすいとされています。
また、このコロナ禍で心を病む子供たちも確 実に増えています。したがって、子どもたちの心の問題も、一刻の猶予もない喫緊の課題です。
私たちは、妊娠期(胎生期)の胎児および産後新生児の発育発達過程から、乳幼児および児童・思春期に至るまでの、切れ目のない支援が必要と考えます。しかし、岐阜県内の妊産婦・子どもの心に携わる医師・専門医は不足しています(中部地方6県中5番目)。さらに現在、岐阜県ではこれらの専門家を養成するべき医療・教育機関がありません(全国82医科大学の80%、65校で専門講座/外来があります)。したがって、これらの専門家の育成と配備は岐阜県の急務と言えます。
岐阜県で、安心して出産、子育てが行える環境を整備するために、岐阜大学に寄附講座が設立されることを多くの県民が求めています。
ご不明な点等ございましたら、下記の連絡先までお問い合わせください。
【お問い合わせ先】
精神医学分野医局(Tel:058-230-6265)平石まで