研究施設見学会(岐阜かかみがはら航空宇宙博物館)を開催(2024年10月27日)
2024年10月27日(日)、「ぎふ理系女子はばたき応援プロジェクト」の取組の一環として研究施設見学会バスツアー(岐阜かかみがはら航空宇宙博物館)を開催し、中高生、保護者および中高の教員(合計17名)が参加しました。
はじめに、川崎重工業株式会社の女性社員2名によるキャリアトークを行いました。キャリアトークでは、これまで携わってきた仕事の内容や自ら開発した製品紹介のほか、ものづくりや実験が好きだった中高生時代の過ごし方や進路選択の経験、転職や仕事のやりがいなどについて対話形式で語りました。
女性社員2名によるキャリアトークの後は、東海エリアで活躍する航空宇宙関連企業が誇る高い技術力について紹介するオリジナル映像を視聴しました。
続いて、航空エリアおよび宇宙エリア(特別企画展)の見学ツアーを行いました。航空エリアでは、豊富な知識に基づいたガイドによる説明を聴きながら、施設に展示されている貴重な機体の数々を前に飛行機の歴史や機体によって異なる構造上の特徴などについて学びました。宇宙エリア(特別企画展)では、宇宙開発の歴史や近年の宇宙開発競争、最新の研究動向などについてガイドから詳細かつ分かりやすい説明を受けたほか、没入体験シアターでは美しい映像と臨場感あふれる音声でまるで月面基地を探検しているかのような体験を楽しむことができました。
見学ツアーの後は、宇宙飛行士候補者選抜試験体験教室を行いました。博物館スタッフから宇宙開発の現状や宇宙飛行士に求められる人物像について説明を受けたあと、参加者はミラーライティング、ブロック組み立て、コミュニケーションパズルに取り組みました。それぞれの取組では、鏡越しに作業する宇宙飛行士の任務の難しさを体験したり、平面図だけを見て他の参加者と相談しながらブロックを組み立てたり、言葉の聞き取りだけで指示された図形を正確に配置していく体験など、宇宙飛行士に求められる能力や資質(正確な作業、冷静な判断力、仲間との協調性、豊かな想像力など)について参加者とともに楽しく体験することができました。
参加者アンケートでは、「これまで理系進路を考えていなかったが、今回のツアーを通じて理系もいいなと感じた(中1)」、「宇宙やロケット、航空機について知ることができて将来の参考になった(中1)」「今までは航空機の整備の仕事に就きたいと思っていたが、話を聞いて設計にも興味を持った(中2)」「子どもの進路選択にどのようにアドバイスすればよいかわからなかったので、このようなイベントがあるとありがたい(保護者)」「キャリアトークで進路選択の経験や仕事への思い(やりがい)を直接聞く機会があることは中高生にとって有意義だと感じた(教員)」などの感想が寄せられました。
川崎重工業株式会社の女性社員によるキャリアトーク
見学ツアー(特別企画展)
見学ツアー(航空エリア)
宇宙飛行士候補者選抜試験体験教室