企業見学・交流会(アピ株式会社)を開催(2024年8月23日)
2024年8月23日(金)、「ぎふ理系女子はばたき応援プロジェクト」の取組の一環として企業見学・交流会バスツアー(アピ株式会社)を開催し、中高生および中高の教員17名が参加しました。
参加者は岐阜駅で大型バスに乗車し、アピ株式会社の養蜂場(各務原市)を訪問しました。バス下車後、蜂に刺されないように帽子の上から蜂除けネットを着用して養蜂場に入りました。
養蜂場では、アピ株式会社ミツバチ課の社員の方々が実際に巣箱のなかの蜂(女王バチ、働きバチ、オス、幼虫など)や蜂蜜を見せながらミツバチの習性やそれぞれの役割、体の仕組みや寿命、高い栄養価を誇る蜂蜜やローヤルゼリーなどについて詳しく説明しました。
1907年創業で100年超の歴史を誇るアピ株式会社のミツバチ課に配属された初の女性として活躍する社員によるキャリアトークでは、昆虫採集が好きだった幼少期や花の進化の研究を通じて出会ったミツバチなどこれまでの進路選択のご経験、仕事で大変だったことや面白かったこと、やりがいなどについてお話いただきました。また、参加者から寄せられた数多くの質問に答えるかたちで、続けることでわかることや苦労を経て楽しくなること等についてご自身のキャリアを振り返りながら熱く語りました。
続いて、トイレ休憩をはさんだあと、再び大型バスに乗車してアピ株式会社の長良川リサーチセンター(岐阜市)に移動しました。
はじめに会社紹介や製品開発のプロセス等についてご説明いただいたあと、参加者は2グループに分かれて研究員との交流会(キャリアトーク)に参加しました。交流会では、グループごとに女性研究員が2名ずつ着席し、参加者は研究員の仕事内容や理系を選択した理由などについて次々に質問しました。
その後、グループごとに施設内の実験室を見学し、製品開発や実験の際に使用される機器や薬品などの説明を受けました。
参加者アンケートでは、「蜂について楽しく学ぶことができた。貴重な経験になった(中1)」「理科の学習と研究とのつながりを感じ、学習意欲が高まった(中2)」「職業について理解を広げる良い機会になった(中3)」「普段出会うことのない職業の方々から話を聴くことができ、進路について考えを深めるきっかけになった。交流会が楽しかった(高2))」「企業を実際に見学できる機会はとても有意義だと感じた(教員)」などの感想が寄せられました。
ミツバチの生態について説明を受ける参加者
ミツバチを見せながら解説する社員
研究員との交流会(キャリアトーク)
長良川リサーチセンターの見学