【飛騨圏域】企業見学・交流会(高山ロボットセンター、ひだ宇宙科学館カミオカラボ、女性研究者キャリアトーク)を開催(2023年11月11日)
2023年11月11日(土)、「ぎふ理系女子はばたき応援プロジェクト」の取組の一環として飛騨圏域の企業見学・交流会バスツアー(高山ロボットセンター、ひだ宇宙科学館カミオカラボ、女性研究者キャリアトーク)を開催し、飛騨圏域の高校生と教員が参加しました。
午前中に訪問した高山ロボットセンター(高山市)では、職員の方々によるご挨拶と産業用ロボットの種類について説明を受けたあと、ロボットの設置スペースに移動してロボットの実演を見学しました。
カメラやセンサーを用いながら正確かつ複雑そしてパワフルに動く産業用ロボットの動作に参加者から驚きの声があがりました。
見学後の質疑応答では、人口減少や少子化による労働力不足が社会問題となるなかで産業用ロボットに高まる期待や企業が産業用ロボットを導入するうえでの課題などについて多くの質問が寄せられました。
高山ロボットセンター職員の方々からは、新しいことにチャレンジする気持ちや興味があれば経験がなくても学びながら活躍できる分野であることなど、産業用ロボットへの興味と期待が高まる機会となりました。
午後は、神岡町公民館(飛騨市)に移動し、東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設特任専門職員(広報担当)の武長祐美子博士によるキャリアトークを受講しました。
武長博士が広報を担当するスーパーカミオカンデの施設や研究内容についてスライドを用いながら説明を受けたあと、ひだ宇宙科学館カミオカラボに移動し、引き続き武長博士やカミオカラボ職員の解説とともに施設を見学しました。
カミオカラボでは、展示物やシアターを観ながら、改めてニュートリノについて研究する意義や将来の進路の選び方について活発な質問とアドバイスが行われました。
参加者アンケートでは、「ロボットや物理学について難しい印象を持っていたが、実際に見学してお話を聴くなかで『難しい』という漠然としたイメージがなくなり、とても楽しむことができた」「新しいことを知ることができてとても面白く、楽しかった」「今後、生徒から進路相談を受けた際の参考にしていきたい」などの感想が寄せられました。
参加者数は少なかったものの、参加者の満足度がとても高く、充実した内容のツアーとなりました。
産業用ロボットの実演(高山ロボットセンター)
産業用ロボットの説明(高山ロボットセンター)
施設見学後の質疑応答(高山ロボットセンター)
女性研究者によるキャリアトーク
カミオカラボの見学
ニュートリノについて解説する女性研究者(カミオカラボ)