大垣市・安八郡安八町組合立東安中学校(2025年2月24日)
2025年1月24日(金)、大垣市・安八郡安八町組合立東安中学校にて出前授業およびバイアスセミナーを開催し、2年生および教員が参加しました。
出前授業では、高井 千加 岐阜大学工学部 准教授が「粉の魅力を引き出す粉体技術~幼虫の糞の形から雌雄が分かる?~」と題して、工学部や様々な研究分野について説明したあと、高井先生が取り組んでいる「粉」の研究が私たちの身の回りの製品にどのように活用されているのか、またAI技術を用いてカブトムシの糞の形状からオスとメスを判別する研究などについて授業を行いました。授業では、高井先生が開発した粉に触れたり、カブトムシの幼虫や糞を観察したりしながら、研究内容への理解を深めました。
続いて、落合 絵美 岐阜大学男女共同参画推進室 助教が「無意識の思い込み(バイアス)って何だろう?」と題して、無意識の思い込みについて具体例を挙げながら説明するとともに、思い込み(バイアス)にとらわれることなく自分らしい進路選択について考えることの大切さについて語りました。
参加者アンケートでは、「内容が分かりやすかった」「幼虫や粉に触ることができて楽しかった」「数学が苦手だけど理系を選択したお話を聴いて、前向きに理系を選択しようと思えた」「大学や進路について知ることができてよかった」「思い込みについて知ることができ、心に余裕が少しできた気がした」「私はまだ『自分らしさ』が分かっていないので、色々なことに挑戦してやりたいこと、好きなことを見つけたいと思った」などの感想が寄せられました。

出前授業の様子

カブトムシの幼虫の観察