山県市立美山中学校(2024年12月14日)
2024年12月14日(土)、山県市立美山中学校にて出前授業を開催し、全校生徒、教員および保護者が参加しました。
出前授業では、高井 千加 岐阜大学工学部 准教授が「粉の魅力を引き出す粉体技術~幼虫の糞の形から雌雄が分かる?~」と題して、岐阜大学や様々な研究分野について説明したあと、高井先生が取り組んでいる「粉」の研究が私たちの身の回りの製品にどのように活用されているのか、AI技術を用いてカブトムシの糞の形状からオスとメスを判別する研究などについて紹介しました。
会場には、体験ブースを設置し、高井先生が開発した粉に触れることで温度の違いを体験したり、カブトムシの幼虫や糞を観察したりしました。
また、ご自身の就職、研究、出産、育児、留学などの経験に言及しながら、時間がかかってもよいので好きなことを見つけることの大切さについて語りました。
参加者アンケートでは、「理系への興味がわいた」「初めて知ったことがたくさんあった」「数学はあまり得意ではないが、がんばりたいと思った」「自分の将来をどう決めるかについて学ぶことができてよかった」「あきらめない心が大切だと思った」などの感想が寄せられました。

出前授業の様子

粉やカブトムシの幼虫を観察する生徒