本巣市立糸貫中学校(2024年3月12日)
2024年3月12日(火)、本巣市立糸貫中学校にて出前授業を開催し、2年生82名、教員5名が参加しました。
出前授業では、岐阜薬科大学薬化学研究室の永澤秀子教授が、「なぜ私が理系研究者の道を選んだのか」と題して、キャリア教育の一環として話をされました。
はじめに生徒たちが、科学や薬学を身近に捉えられるように、ノーベル賞受賞者や元素記号一覧表を用いて質問(クイズ)をしました。次に、がんと命を救う創薬研究、隣の研究室にいたインフルエンザ新薬(ゾフルーザ)の開発者、学生時代の話、子育てをしながら築いてきたキャリアなど様々な話をしました。さらに、夏の研修会の岐阜高校の生徒(1名糸貫中出身)、研究室で実験をする大学生、イスタンブールで面接をしたアジアの学生たちの紹介がありました。
最後に先生から「好きは変わっていい」「夢中になれる仕事を選ぶ」とメッセージをいただきました。先生が感想を述べた生徒に質問をしたり握手をしたりして、体育館は和やかな雰囲気に包まれました。
参加者アンケートでは、「仕事は楽にお金が稼げればよいと思っていたけど、好きなことや楽しいと思える仕事をしたいと思った」「自分の周りの小さい世界だけでなく、外国や様々な県に行き様々な経験をし、好きなことを追求したい」「勉強や頑張りたいことは最後までやりきり、支えてくれる親や友達、先生を大切にしたい」「高校生が大学で体験している写真を見て、やってみたいと思った」「理科の化学変化が好きで、話を聞くだけでワクワクした」「永澤先生の自分を追求する『挑戦』の生き方に憧れをもった」などの感想が寄せられました。
永澤秀子先生(岐阜薬科大学)による出前授業
「世界に目を向けてみよう」と語る永澤先生
質問や感想を伝える中学生