大学見学会(山県市立伊自良中学校 2024年11月22日)
2024年11月22日(金)、岐阜大学にて大学見学会を開催し、山県市立伊自良中学校の1・2年生(38名)と教員(3名)が参加しました。
当日は、NHK名古屋支局による取材も行われました(11月29日「東海ドまんなか!」にて放映されました)。
生徒は、スクールバスで大学に到着し、大教室に着席したあと、大藪 千穂 副学長(男女共同参画推進室長)から岐阜大学で学べる学問分野や大学生活などについて説明を受けました。
次に、高井 千加 工学部 准教授が「粉の魅力を引き出す粉体技術~幼虫の糞の形から雌雄が分かる?」と題して出前授業を行いました。授業では、実際に高井先生が開発した粉を触ったり、カブトムシの幼虫を観察したりしながら、研究への理解を深めました。
続いて、岐阜大学の理系分野に在籍する女子学生(大学生、大学院生)2名による在学生トークを行いました。トークでは、小中高生の頃に取り組んでいたことや興味・関心、大学(院)で学んでいる内容や理系を選択した理由などについて紹介しました。
その後、落合 絵美 男女共同参画推進室 助教が「無意識の思い込み(バイアス)って何だろう?」と題したミニセミナーを行いました。セミナーでは、無意識の思い込みについて説明したうえで、性別や進路に関する思い込みにとらわれることなく多様な選択肢の中から自分らしい選択を行うことの大切さについて語りました。
続いて、生徒は学内の教育研究施設である地域連携スマート金型技術研究センター・金型工場および図書館を見学しました。地域連携スマート金型技術研究センター・金型工場では、施設内の大型設備を見学しながらAI(人工知能)やVR(仮想現実)を活用した金型加工技術や品質管理に関する説明を聴き、最先端テクノロジーを用いた金型技術の世界に触れることができました。図書館では、膨大な蔵書を誇る書架を見学しました。図書館の見学後は、大学食堂に移動し、在学生トークに登壇した大学生らと一緒に「学食」を食べたり、大学構内を散策したりするなど、キャンパスライフを体験しました。
参加者アンケートでは、「大学について知ることができてよかった」「大学生の進路決定までのプロセスのお話が参考になった」「理数系が得意でなくても興味があることを見つけていかすことが大切だと知った」「理系に対してネガティブなイメージが強かったが、お話がとても楽しくて関心が高まった。理系分野を学びたいと思った」「面白くてあっという間の時間だった」などの感想が寄せられました。取組を通じて、中学生が進路や職業について考える機会を提供するとともに学習意欲を喚起することができました。

出前授業の様子

在学生トーク

地域連携スマート金型技術研究センターの見学

大学構内の散策