学生生活 of veterinary reproduction

岐阜大学応用生物科学部
獣医臨床繁殖学分野

研究室での生活

講義実習,研究,臨床と学生たちは大忙しです.

研究室での生活をQ&Aでまとめました.

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Q. 研究室をみてみたいのですが,どうしたらよいですか?
A. もちろん,問題ありません.問い合わせページを確認いただき,連絡いただけますか?希望を言っていただければ,実験をしている日に来ていただいて実際を見ていただけます.人工授精,体外受精,遺伝子導入などを定期的に行っています.配属希望の学生の皆さんも,気兼ねなく立ち寄ってください.
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Q. どんな学生が多いのでしょうか?
A. 産業動物というと,男臭いという感じがするかもしれませんが,そんなことはありません.優しい(頼りない?)男子学生と優秀でたくましい女子学生という印象です
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Q. 卒業研究はどのように進みますか?
A. 各自の関心を優先とします.まず,大きく分けて村瀬先生のテーマ(精子機能解析学)にするか,高須のテーマ(分子育種学)にするか,それ以外(?)かを決めます.その後は,担当教員と話し合い,詳細を詰めていきます.どこにもない答えを出すのは大変ですが,とても面白いですよ.
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Q. 過去の研究テーマを教えて下さい.
A. 以下に過去(5年)の卒論タイトルを記します.これまでのテーマ
2014年度卒業生
2013年度卒業生
・ 生物活性物質の添加によるブタの精液性状向上に関する研究
・ piggybac transposonを用いたシバヤギiPS細胞作製の試み
2012年度卒業生
・ male germ cell mediated gene transger による遺伝子改変ヤ作出の試み
2011年度卒業生
・ 体細胞核移植法によるGFP遺伝子組換えシバヤギの作製
・ ミトコンドリアD-loop領域の多型に基づく木曽馬の遺伝的多様性(平成25年度日本獣医師会中部三学会地区学会長賞受賞演題)(2014年JVMS優秀論文賞受賞内容)
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Q. 就職先を教えて下さい.
A. 産業動物臨床や公務員になる方が多いようです.もちろん,小動物へ進む学生もいます.過去5年の進路を記します.農林水産省(1),NOSAI北海道(1),岡崎市(1),岐阜県(2),長野県(1),神奈川県(1),三重県(1),静岡県(1),大動物臨床(1),小動物臨床(2),一般企業(1).
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Q. いろいろな研究室との共同研究をしているということですが….
A. はい.現在,獣医学科(獣医内科学,獣医寄生虫病学など),応用生物科学部(動物栄養,動物繁殖など),医学部(分子生命設計など)といった学内での共同研究だけでなく,名古屋大学医学部(村瀬),競走馬理化学研究所(髙須),日本獣医生命科学大学(髙須)などのお世話になりながら,研究を進めています.
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Q. 繁殖は動物の世話が大変という感じですが…
A. 確かに大変かもしれません.ただ,獣医学の基本は個体の理解だと思っています.正常な個体をできるだけ見ておくことは重要だと思います.また,生体を使った実験をするときに,自分で管理していなければ,正確なデータが取れるかどうか不安になります.これは私の師匠からの言葉ですが,「動物から学ぶ」というのは重要だと思います.
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Q. 海外での研究もあるということですが,卒論テーマとできますか?
A. 確かに発展途上国の家畜生産の向上や在来家畜の遺伝子資源保存に関する研究を行っています.ただし,卒論のテーマとしては難しいです.もちろん,将来,研究者を希望する方には,とても良い経験となりますので,現場を見て,感じてもらいたいと思います.とはいっても,渡航費もかかりますし,先方との関係もありますので,誰でもとはいきません.
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Q. どんな研究ができますか?
A. 村瀬先生と髙須では内容が異なります.それぞれの研究のページをご覧ください.幸い,電気射精装置,マイクロマニピュレータ,細胞融合装置,ピエゾ,遺伝子導入装置,エレクトロポレータなど,一連の機器はありますので,個体レベルの繁殖からクローンの研究まで行えます.ただ,現実的には相談しながらといったところです.