記憶をシステムと捉え、記憶現象の説明に用いられる理論概念を分析し、論理整合的な理論を構築することを目指している。記憶検索の理論化のためのデータを提供してくれる心理現象である「検索誘導性忘却(retrieval-induced forgetting)」に注目し実験を行っている。
顕在性・潜在性は認知を扱う領域では重要テーマであるが、これらを「いかなる関係として捉えるか」という点についてはまだまだ不明な点が多い。現在、虚再認(false recognition)を中心にして、実験的・理論的に研究を進めている。
ステレオタイプ、幼児期健忘、科学哲学、理論心理学、言語獲得