病理学とは
病理学とは、さまざまな疾患によって変化する身体の肉眼的・組織学的変化を観察してゆく学問です。
解剖学が正常な身体の構造を理解してゆくのに対して病理学では、疾患によるその正常構造との隔たりをみてゆくと考えることができます。
病理学には大きく分けて人体病理学と実験病理学とに分けられます。
人体病理学とはその名のごとく、疾患を患ったヒトの構造変化をみてゆくもので、生検・細胞診・病理解剖などの仕事がこれに入ります。
実験病理学は、主に動物モデルを使って病気の原因(病因)とその結果生じる変化(病態)を構造変化を中心として調べてゆく仕事で、臨床医学の根本となるバックグランドをなすものです。
どちらも医学の中で重要な役割を果たしていることはいうまでもありません。私たちは、人体病理・実験病理ともに力をいれております。