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last update 1999.11.11

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 リスト集

  人文研究機関リスト (東北大 後藤斉さん)
その名の通り、人文研究機関のまさに網羅的なリストです。
  日本近現代文学に関連のあるWebのサイト (市川毅さん)
日本近現代文学関係にしぼった網羅的なリストつくりのサイトを、九州帝京短大の市川毅さんが試運転中です。まだまだこの分野のホームページの数が多いと はいえない現在、新しくホームページを立ち上げた方は、ぜひこちらまでご連絡ください。
  文学テキストDataBace (市川毅さん)
「日本近代文学に関連のあるWebのサイト」と同様、データベース作りのため のサイトです。
  国語科教育関連リスト (弘前大 小倉肇さん)
大学の教育学部・文学部の国語科・国文科・日文科・言語文化学科等のWWWリ ストおよび、国語科関連サイト・テキストデータなどありましたが、残念ながら現在は閉鎖。
  ほら貝 文芸ホットリスト (加藤弘一さん)
文芸評論家による網羅型リンク集。いつのまにか私のページはここのリストからはずれているようです。その意味でもなかなか含蓄のあるリスティングですね('99秋、記)。
  日本文学等テキストファイル  (福井大 岡島昭浩さん )
テキストファイルを見つけるならこちら。 上代〜近代文学、漢文テキスト、 有料データのリストなどが数多くそろっています。 
  日本語メーリング・リスト案内 (学術人文系)
美術史・地域研究(米)・文学(英・日)・言語学&外国語教育・民俗&民族学・哲学・情報検索関係の日本語メーリングリストの案内です。VWWのなかに あります。 
  ためになる(?)リンク集 (静岡大 小二田誠二さん)
情報検索・日本文学&語学関係・中国文学&語学関係・日本&アジア文化関係 ・その他。個性的かつ充実したリンク集です。



 テキストファイル等  

  向川研究室ホームページ (宮澤賢治データ/新美南吉データ)
児童文学研究者を対象とした兵庫教育大の向川幹雄さんのホームページ。初版本『注文の多い料理店』に独自の校訂を施した本文(宮澤賢治データ)と、新美南吉生前発表の童話本文と校訂全集刊行後の研究文献目録(新美南吉データ)が はいっています。 
  中原中也のページ (中原中也作品集/中原中也資料集)
長崎大の中原豊さんのページ中にあり、温泉集(初期短歌)・『山羊の歌』・ 『在りし日の歌』・翻訳詩などがはいっています。 
  近代文学データベース (教育小説データベース)
信州大の和田敦彦さんのページ中で、明治三十年代を中心に「教育小説 」というジャンルに関わる小説や評論が集められています。順次入力中。
  学問のすゝめ/文明論之概略 (慶応大 上田修一さん) 1998.10.27 
『学問のすゝめ』は「合本学問之勧序」から「第十七編」まで、『文明論之概略』は巻一から六までのフルテキスト・データベースです。特に後者は、句読点のないカタカナ表記というオリジナルに近いバージョンと、句読点を補ったひらがな表記のよみやすいバージョンの2種類が用意されています。
  福澤諭吉「かたわ娘」(金沢大院生 西田谷洋さん) 1999.2.18 
明治5年刊。開化・啓蒙期の言説の一例としてよく引かれ、万亭応賀が『当世利口女(むすめ)』でこれをあてこすったことも有名です、と文学史の授業で毎年言ってきましたが、これがウェブ上で読めるようになりました。
ウェブ上の電子テキストの最新情報については、菊池真一さん主宰の 電子テキストML をご参照ください。  
1999.2.18
ウェブ上のフリーテキストへのリンクは フリーなテキスト、自由な思考本のみみ編集委員会) にまとまっています。 1999.2.18


 近現代文学研究検索のために

  雑誌「日本浪漫派」 (修理中)(光華女子大 谷口敏夫さん)
「テキストと情報学−異聞やまとしうるはし」中のページです。「日本浪漫派 」の各号目次および著者索引(試験運用中)をおさめますが、とくに各号目次の 項にある各評論・小説等の書き出しの第一文の掲示は、大変含蓄のある試みです 。
   坂口安吾全集索引(西郷直子さん)
    「白石重夫と西郷直子のホームページ」中で、筑摩文庫版『坂口安吾全集』(全18巻)と冬樹社版『底本 坂口安吾全集』を底本として、安吾の各作品ごとにそれぞれの所収巻とページが検索できます。 
  書誌の試み (横浜国立大学附属図書館 鈴木俊明さん)
桶谷秀昭、島尾敏雄、埴谷雄高、古井由吉、吉本隆明のおのおのの、<書目>・<著作ノート[暫定版]>がみられます。最新のデータがみられるのはWWWの醍醐味ですね。
  文献情報 (西田谷洋さん)
物語論文献情報と民権文学研究文献情報です。とくに前者はたいへんup to date な試みと思います。
  梶井基次郎参考文献要覧 (岐阜大院生 松岡達也さん)  1998.5.27  
『国文学年鑑』、「国文学」(〈主要雑誌・紀要論文〉)その他の参照により作成された梶井基次郎についての研究文献目録です。〈年譜〉〈全集〉〈参考文献目録〉〈単行本〉〈雑誌・紀要特集号〉〈論文(単行本所収)〈論文(雑誌・紀要掲載)〉ほかの各項目に分類され、平成10年1月までをカバーしています。
花田俊典さん、上野朱さん・坂口博さんによる作家ごとの著者目録一覧です。火野葦平著書目録には刊行についての確認のとれなかったものが「『行方不明』探索を兼ねて」掲示されています。
  中島敦文献目録(立教大院生 本田孔明さん) 1998.9.24 
昭和55年以降の中島敦に関する文献の目録で、発表年次・ジャンル・執筆者名による検索ができるようになっています(おのおのは連続したファイル)。近現代日本文学のジャンルの文献目録もここまできたのですね。更新は約一ヶ月おき。
  「堺事件」論争論文リスト(群馬県立女子大院生 関塚誠さん) 1999.11.11
大岡昇平の鴎外「堺事件」に関わる論争をめぐっての関連文献が表にまとめられています(基本的には論文の一部です)。この問題については個人的にも興味があるのでリンクしておきます。
  学術雑誌目次速報データベース(NACSIS-IR) 1998.11.20
国内の学術雑誌に掲載された記事の標題、著者名、掲載雑誌名、巻号、ページ等を収録した索引データベース。各大学図書館などの参加機関の分担入力で作成されています。『岐阜大学国語国文学』も22号(1994)からの目次が所収されています。


 近現代日本文学
研究室ほか

  Cat's Eye (九州帝京短大 市川毅さん)
  信時哲郎 近代文学ホームページ (神戸山手女子短大)
  AREA SOSEKI (岡山大 木村功さん)
  信州大学日本文学ホームページ (和田敦彦さん)
  WATARU NAKAZAWA HOMEPAGE(湘南国際女子短大 中沢弥さん)
  中村三春ホームページ (山形大)
  渡部芳紀研究室(中央大)
  八木研究室のホームページ(埼玉大 八木惠子さん)
  跡上史郎のホームページ(富山大)
  林武志ホームページ−川端康成研究−(二松学舎)
  語り論と政治小説の部屋(松任農業高校 西田谷洋さん)
  Welcome to takalin's page(仁愛女子高 藤堂尚夫さん)
  文学のためにできること。(深谷由布さん)
  菊池真一研究室(日本文学・講談・漢字)(甲南女子大)
  上田信道の児童文学ホームページ
  三島由紀夫倶楽部(東海大 高寺康仁さん)
  日本近代文学(上智大 岩橋生豊さん)
  鳴滝亭−亜明治電階−(筑波大 日比嘉高さん)
  スカラベの会(九州大 花田俊典さん)  1998.6.5
  Prof.Shima's Home Page(女子美大 島村輝さん) 1998.6.22
   B面図書館(亜細亜大 金井景子さん) 1999.1.8
  風の又三郎の窓(名古屋大院生 米村みゆきさん)  1998.6..23
  近代文學研究(立教大院生 本田孔明さん)  1998.9.22
  Takemoto Hiroaki Page(北海道大院生 竹本寛秋さん) 1998.9.24
   雪の下(立命館大 秦功一さん) 1999.1.27
   Revolution is Illusion-小谷口綾のHome Page-(神戸大院生) 1999.4.9
  紅野謙介研究室(日大) 1999.6.15

    *        *       *
日本近現代文学研究のWWW利用への提言


  近代文学研究に関するインターネットのインフラ整備を・・・・・・(信時哲郎さん・木村功さん) 1998.10.22
「日本近代文学」最新号(第59集 1998.10)に掲載された「展望」のウェブ上の再掲です。近代文学研究におけるインターネット利用の現状が分析された上で、いくつかの提言がまとめられています。紙媒体のため投稿された時点からみればまた現状は変わっているわけですが、提言の本質的な部分は今なお有効です。個人的にも、信時さんが2年前から言ってこられたことを今回こういうかたちで表明されたことに敬意を表します。


WWWの試み
 
  日本近代文学ML(岡山大 木村功さん)
     「電脳居士」木村功さんの主宰する日本近代文学関連のオープンのメーリングリストで、規約・入退会案内などについての説明をみることができます。過去ログはこちらです。
  <研究会> 大学教材としての日本文学(埼玉大 八木惠子さん)
    藤澤るりさんを発起人とする、大学の教養課程での文学教育のありかたを考える研究会です。WWW上では、研究会紹介・発会趣旨・これまでの研究会報告と、次回の案内などが見られます。昨年12月の私の担当の第7回研究会についての八木さんによる報告が出ました(私のレジュメへは八木さんのサイトから飛べます)。5月百川敬仁さんの「日本のエロティシズム(「かぶく身体」改題)」は無事終了しました。 
  日本近代・現代文学WEB辞典(岡山大 木村功さん) 1998.6.19
    木村さんが新規に始めた、Web上での参加型の辞典です。文学的内容に限定されていますが、その項目の自由度の高さについては直接ごらんください。

WWW上の資料展示


*図書館上のWWW展示資料の概観については、「資料展示等」(東北大 後藤斉さん)を参照してください。

    佐藤彰正氏の旧蔵書を中心としているため、フランス文学関係の資料に貴重なものが多いそうです。まさに昭和初年から十年ころにかけての文学史のひとこまともいえます。私の研究分野ですので、こういったものがWWWでみられることは個人的にも非常にうれしいです。

    東北大漱石文庫中の、渡航日記・手帳断片・長与胃腸病院入院日記・学生時代答案・博士号辞退書簡下書き・”Vain Beauty”by Maupassant・岡本一平画漱石先生ほかを、画像としてみることができます。またこのたび東北大学附属図書館 漱石文庫目録(暫定版)書名順 (1999.4.1) がアップされました。なお画像および文章の無断複製および再配布は禁じられていますので、くれぐれもご留意ください。
なお資料の一部約300点が、仙台文学館の開館記念特別企画展で展示される予定とのことです。


 文学とのクロッシング
 
  研究室/文学と都市イメージ(豊橋技術科学大 池田朋子さん) 
建築工学がご専攻で、都市・自然景観イメージの小説解読手法に関する研究がupされており、ここでは梶井基次郎「城のある町にて」などをケーススタディとした池田さんの研究論文の要旨を読むことができます。またホームページの全体の構成も大変参考になります。
  谷崎潤一郎と映画−大正活映について(湘南国際女子短大 中沢弥さん)
大活で谷崎潤一郎が脚本を担当した「アマチュア倶楽部」「葛飾砂子」「雛祭の夜」「蛇性の淫」の作品解説および谷崎作品の映画化リストがみられます。
  言葉とメディア (湘南国際女子短大 中沢弥さん) 
中沢さんの講義の公開ですが、ここでは大正文学とも関わりの深い映画「カリガリ博士」(わたしもちゃんとストーリーを知ったのははじめてでした)および犯罪と小説/山田耕筰と表現主義/日本の表現主義映画『血と霊』などがupされています。


 文学史関連ページ
 
  特別展『幕末・明治の生活と教育』−写真・幻灯・錦絵・教科書−(筑波大学電子図書館)  1998.6.26
学制発布と明治初頭の教科書/師範学校と近代教科書の成立/検定教科書と教育勅語/往来物−江戸の教科書および、錦絵と幻灯の各項目ごとに、その一部は映像をみることができます。教科書の本文の映像などは特に興味深く、教育学部の学生諸君は文学史の講義の参考にしてください(ついでに、とくに錦絵は本文テキストも見やすいかたちで提示されており、明治6年刊の『教育錦絵泰西偉人伝』中のアークライトの挿話における妻のイメージなどは講義「フェミニズムと文学」を聴講する学生も必見)。
  お雇い外国人展−著作・記録に見るお雇い外国人の足跡−(東京大学附属図書館)  1998.4.7
東京大学付属図書館の「マルチメディア展示会」の1997年度の展示で、「お雇い外国人」と呼ばれた明治初年から32年代頃までの外国人大学教官について、概観/東京大学への貢献/お雇い外国人教師の周辺/お雇い外国人の胸像/参考文献ほかをみることができます。とくに「お雇い外国人教師の周辺」には、教官たちの集合写真の中にラフカディオ・ハーンの横顔が写っていたり、またフルベッキの約定書・コンドルの自筆スケッチブックなど、日本近代史あるいは近代日本文学史の観点から大変興味深い映像があります。
  資料・目録公開コーナー(麗澤大 櫻井良樹さん)   1998.4.1
ホームページ「日本近代史研究」中にあり、黒岩周六日記(1914-1915)ほかをみることができます。文学史で黒岩涙香や万朝報社が活躍する明治三十年代後半ではなく、大正初期のものですが、大正3年6月18日近辺には「英国選挙婦人ニ同情す」という演説会の内容が紹介されていて、フェミニズムの観点からもなかなか興味深いものがあります。なお櫻井さんのご教示によれば、蔵原惟郭の『新時代』目録には児玉花外のものが多数入っているそうです。
  茶実堂−明治大正を回顧するページ(日本ライトスタッフ)  1998.4.1 
古い写真帳/袋物/昔の人形/蒔絵の装身具、小物/たばこのトランプカード/たばこの花札/切手帳/神戸二つ茶屋村のこと、といった見出しごとに明治大正期の写真・絵はがきや映像をみることができます。古い写真帳の女学生の写真はなかなか鮮明で当時の風俗がしのばれます(ところで「神戸二つ茶屋村のこと」というのはどのような素性の資料なのだろうか?)。
  切手で見る日本の科学技術の発展(北海道大大学院科学史研究室 杉山滋郎さん)    1998.2.23
冒頭の年表からクリックして、1674年の関孝和の『発微算法』刊行にはじまる近代日本の科学史を、美しい切手の映像と簡潔な解説とともにみることができます。近代文学史を受講しているみなさんは、頭の中で西暦を元号に置き変えてみてください。これもWWWならではのページです。
私の文学史の講義を受講している学生はみておいてください。特別展(谷干城のみた明治)のお知らせのほか、近代土佐の先人たちでは坂本龍馬から絵金まで、幕末の志士・政治家・実業家・文学者・その他の項目ごとに、その業績・年譜・参考図書の紹介がのっています。わたしはここで例の白樺に出てくる山脇信得が土佐の人であること、昭和27年に「アトリエ内で孤独な生涯を閉じた」ことをはじめて知りました。もうちょっと年表が充実すると、いうことないですね。
  乃木希典「遺言条々」(岡山大 木村功さん) 1999.2.18
画像ファイル(1)(2)およびその翻刻です。西南戦争・日露戦史、そして森鴎外の「興津弥五右衛門の遺書」、夏目漱石の「こころ」、芥川龍之介「将軍」、小林秀雄「歴史と文学」第2章などの近代日本文学を想起しながらこの画像をみるとき粛然たる思いにかられます。でもやはり司馬遼太郎「殉死」の最後のシーンに響きわたる静子の声も忘れることはできない。
「思ひ出」で印象的に語られる、幼い日の太宰がたけに連れられていった寺でみた地獄絵の画像をみることができます。桜桃忌、もとい生誕祭記念リンク。



  森鴎外訳『戦争論』の底本 (クラウゼヴィッツ研究−STUDIES IN CLAUSEWITZ)  1998.10.2 
山崎カヲルさんのウェブ・ページ中のサイト『クラウゼヴィッツ研究』中にあり、鴎外訳『戦論』についてその底本が初版『戦争論』であること、またv外が原著およびクラウゼヴィッツの名前を誤ってつづっていたことなどが指摘されています。
1920年代末から30年代初頭にかけての在ベルリン日本人左翼グループについて、国崎定洞をひとつの基軸として同時期に文部省派遣在外研究員としてベルリンにあった「社会学者」新明正道の「日記」を併置しつつ、それら研究者・芸術家・ジャーナリストらの群像が詳細に分析されています。私自身の関心は、勝本清一郎・千田是也・藤森清吉・大熊信行・竹林無想庵夫人文子・衣笠貞之助らの名前にまじって登場する中条百合子、そして林芙美子にありますが、彼女たちが接した海外での日本の知識人コミュニティのありようは大変参考になりました(「社会学」といい知識人コミュニティの問題といい、いずれも野上弥生子の「真知子」以降の試作のバックグラウンドともけっして無縁ではないでしょう)。



  太宰治略年譜(「文學のためにできること」)  1998.4.7
フレームの左側に太宰治の略年譜が、右側には同時代の日本と世界の主要事項のメモおよび日本の文学作品等が年次別に並んでいます。私は個人的にはフレームはちょっと苦手だったのですが、これには抵抗がありません。
  正岡子規年表(電脳居士) 1998.5.26
オーソドックスな年譜です。随時更新。
  梶井基次郎 年譜(岐阜大大学院 松岡達也さん)  1996.6.22

  森鴎外の医学生時代考(日立アプリケーションシステムズ APSCOマルチメディアシリーズ) 1998.7.24
「鴎外」第60号(平9.1)での上杉伸夫さんの論文の転載です。鴎外入学時の東京医学校関連のさまざまなデータを網羅しています。


 隣接領域のホームページ


 物語要素事典99年版(愛知学院大 神山重彦さん)  1998.12.29
神山さんの『物語要素176』(1996.9 近代文芸社)の補遺としてupされた「物語要素事典98年版」が、「99年版」として更新されました。あらたに原稿用紙250枚分の記事が増補され、またフレーム表示で作品名索引が付け加えられています。詳しい改定方針については「まえがき」をご参照ください。神山さんはここで実際に使われた利用者の方の意見を求めておられますが、そのあたりもWWWの作成がよく生かされていると思います。個人的にも、小学校国語教材のあまんきみこ「白いぼうし」を話型論から論じたことがある私にとっては、とても興味のある有益なページです。
 法政大学大原社会問題研究所(社会・労働問題)  1998.4.10 
社会・労働関係文献データベースおよびオンライン展示「高野房太郎と労働組合の誕生」「所蔵ポスター紹介」、ほかリンク集などオンライン上で貴重なデータを参照することができます。「所蔵ポスター紹介(大原社研ポスター等コレクション(抜粋)」では築地小劇場での「太陽のない町」の講演ポスターや「プロレタリア美術展覧会」、「労農文化の夕べ」など、文学史的にも興味深い資料をみられます。
 科学史研究室(近代科学史) 1998.2.23
北海道大学大学院理学研究科のページで、杉山滋郎さんの「科学史の教室」では「小説で読む日本の科学史・技術史」・「切手で見る日本の科学技術の発展」などをみることができます。また「科学史と理科教育」の授業例などは、こんなコンセプトの授業を受けていたら私もここまで「理科ぎらい」にはならなかったのではないかと思ってしまうほど。教育学部の学生にはとくにおすすめです。
 Welcome to ABIKO-Homepage! (現代倫理学ほか)  
滋賀大の安彦一恵さんのホームページです。ご専攻領域は現代倫理学・ドイツ観念論・科学論・近代(世界)論で、特に[公開 文献データベース]は、リベラリズム・゛Why be moral"問題・ランドスケープ論・資本主義論・ポストモダン/モダニズム論・共同体主義ほかのさまざまな項目ごとに、[著者]、[タイトル]、[発行/掲載]、[キー・パースン]、[キー・ターム]をあげたまさに文献の宝庫です。
 山下清美の場所 (認知心理学)
<場所>の心理学の山下清美さん(専修大)のホームページです。つくば電総研でのミニ・シンポではじめておめにかかりました。山下さんのページも、私のホームページ開設時の「主要参考文献」のひとつです。
大阪大の三浦麻子さんのホームページ。研究活動を中心とした公式ホームページと個人情報を中心とした私的ページ―あさりん縦横無尽―とをフレームでみることができます。一昨年ホームページ開設の準備中だった私は、三浦さんの「麻やっこどすえ」ヴァージョンに大きな衝撃を受け、「かくあらねばならない」「かくあるべきだ」的自己抑圧から解放されてインターネットの大海に一歩踏み出すこととなりました。
 SOCIUS (社会学) 
野村一夫さんによる社会学専用日本語ホームページです。SOCIUSはソキ ウスとよみ、「仲間」を意味するラテン語で「社会」という概念の源流をなすこ とばだそうです。社会学のハイパーブックガイド・種々の社会問題へのリンク集 ・社会学公開講座などなど、ほんとうに懇切丁寧、かつ巨大な知の体系です。
 Virginia Woolf Web (イギリス文学)
福島比呂子さんによるヴアージニア・ウルフWebの日本語ページです。ウルフ という作家の特質を生かし広範な視野からの資料収集・情報提供を目指すページ とのことで、イギリスの文学・歴史・文化、アメリカ文学・フェミニズム・モダ ニズム&ポストモダニズムなどへのリンクが広がっています。「コンピュータ・インターネット初心者」リンクはネチケット入門など、初心者にもとても親切。 また「学術人文系日本語メーリング・リスト案内」もこちらです。


 その他

  セント・クラウド州立大学外国語学科 (管理人 桃井勝彦さん)
 
  7日で完成シリーズ(pjcpress国語研究会)
pjcpressという名の個人ページです。「七日で完成シリーズ」には古典・小論 文・一般常識・現文読解(一部構築中)があり、これらは大学入試に対する、ペ ージ主宰者の批評精神の産物というべきでしょう。


  検索エンジン

  GOO
  infoseek(日本語版) 1999.1.27
  LYCOS(日本語版) 1999.1.27


  文学フィールドワーク

  くまもと文学散歩(熊本国府高等学校パソコン同好会) 1999.7.6
夏目漱石、小泉八雲、森鴎外、徳富蘇峰と蘆花、種田山頭火ほか、猿丸太夫・檜垣の媼の古跡、鉄幹・白秋らの「五足の靴」紀行や文学碑、そしてラフカディオ・ハーン「The Future of the far East」とその日本語訳(米子高専 桃井恵一・桃井祐一氏共訳)などのコンテンツがあります。ていねいにつくられた、郷土への誇りと愛情の感じられるページです。
  森鴎外の根岸の旧居森鴎外の向島「初の家」(上杉伸夫さん APSCO提供) 1998.7.24
「鴎外旧居考」(「鴎外」59号、平8.7)のWeb上での転載です。前者では彼が最初の結婚を間近に入居(明22.1-5)した金杉村の借家が日本画家巨勢小石の住居と同一箇所であることが特定され、このあたりが饗庭篁村・森田思軒・陸羯南・浅井忠やのちに正岡子規などが居住した、一種の文化村的な環境であったことがあらためてうかがえる興味深いものとなっています。後者は上京後の林太郎が住んだ向島小梅村の住居の考証で、ともに当時の地図および画像をそえた見応えのあるものです。
  ラフカディオ・ハーン「日本の庭」−『知られざる日本の面影』より−(根岸泰子のホームページ) 1998.2.3 1998.9.2リニューアル開設
ハーンの『知られざる日本の面影』中の「日本の庭」のテキストと、現存する松江市のヘルン旧居の庭の写真とを組み合わせたページです。1894年(明27)に出版されたテキストでの庭の叙述が、実際の庭とつきあわせてみると実に正確であることにはあらためて驚き入りました。初夏の庭の映像更新しました。jpgファイルですので、電話回線の方も今までほどは時間をとらないと思います。
  渡部芳紀研究室 (中央大)
啄木・漱石・賢治・太宰ほか多岐にわたって、渡部芳紀さんの『解釈と鑑賞』などでおなじみの文学散歩、文学アルバムなどがWWW上で見られます。映像の美しさと豊富さには溜息が出ます。
  文学館リスト(湘南国際女子短大 中沢弥さん)
近代作家関係を中心とした日本全国の文学館のリストです。各ホームページへのリンク項目もあります。これは本当に便利な労作です。
  別荘地と文学(湘南編) (湘南国際女子短大 中沢弥さん)
中沢さんのゼミの公開です。ここでは夏目漱石「こころ」から鎌倉の海岸と別荘建築などが紹介されています。
  岐阜に関するテキスト(根岸泰子のホームページ)
考えてみたらこれもこの項目にはいるかもしれません。早川万年さん「高山郷土館にて」では島崎正樹・田中大秀について、根岸泰子「柳田国男『山の人生』と『奥飛騨よもやま話』」では井口時男さんの『柳田国男と近代文学』によって知った柳田の書いた有名なエピソードのご当地岐阜ヴァージョンともいうべき文献に言及しています。
  文学散歩−「舞姫」探訪 (若本和秀さん)
「舞姫」の舞台、ベルリンのブランデンブルク門・「凱旋塔の神女の像」・「モンビシュウ」街などテキストでおなじみのスポットが、1994年8月の若本さん撮影の写真で紹介されます。その他、フンボルト大のホームページ、「舞姫」テキストなどへのリンクあり。トップページ「若本秀和と恵子のホームページ」にはかの「ケイコのケーキ」があります!
  ロンドン漱石記念館(日本語メニュー)(恒松郁生さん)
ロンドン漱石記念館の運営するページ。「漱石とロンドン」「漱石一般」の項目中に漱石留学当時のロンドンや漱石の下宿5個所の案内ほか、多彩なメニューがあります。
  クリストファーロビン天国へ召される(「白石重夫と西郷直子のホームページ」)
「熊のプーさんと魔法の森へ」中のページです。A.A.ミルンとその息子クリストファー・ロビンに関する西郷さんの叙述に心打たれました。クリストファー・ロビンの業績についてはまとまりしだいサイトで公表とのことで、続きが楽しみです。
  神楽坂文学地図 (東京理科大 斎藤静隆さん)
神楽坂から早稲田に至る地域の文学・演劇・音楽などのゆかりの地の紹介です 。今は項目のみですが、東京理科大(旧東京物理学校)・芸術倶楽部跡・紅葉旧居・清風亭(長生館)・断腸亭などから、太田南畝旧跡・太田道灌の山吹の歌の 旧跡などさまざまな時代にわたる地があげられています。
  バーチャル文学散歩「漱石の筑後」(九州大谷短大 斉藤英雄さん)
漱石が明治27年に妻鏡子と九州筑後を旅行した折の10句を追っていく仮想文学散歩。豊富な写真と案内に加え、漱石門下の句評の引用など、クリックするにしたがって奥深い世界が展開します。その手前に「夏目漱石と九州」もあります。 
  博物館明治村(名古屋鉄道) 1998.11.12 新規リンク
学術的なテーマパークというべきでしょうか。チャーミングな西郷従道邸や漱石・鴎外・露伴旧居など、巨大な建築物からからささやかな庶民の寓居までのた くさんの明治の建物が写真でじっくり見られます(個人的には帝国ホテルのおどろおどろしさが好きです)。以前より接続の時間が速くなったようです。
  『国語学史の旅』へようこそ!(岐阜大 佐藤貴裕さん)
賀茂真淵・契沖・橘守部・伴信友・塙保己一・本居宣長ほか多数の国学者について、<概略><門人など><書いたもの><縁故ある場所><エピソードなど><おみやげ><エッセイ>(宣長の項)などのリンクを提示しながら国語学史をたどるこころみです。


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