2014/06/25
<林正子室長からの報告>
皆さん、岐阜大学で開催されている「多様性人財活用推進会議」という会議をご存知ですか? 学長を議長とし、理事・副学長・部局長・大学本部の各部長・医学部附属病院事務部長のメンバーで組織されているこの会議は、「多様な人財活用推進のための基本方針及び実施方針を審議するとともに、多様な人財活用推進に関する必要な連絡及び調整を行うことを目的」(「多様性人財活用推進会議要項」2011年1月27日学長裁定)としています。「多様性人材(人財)」とは、性差・年齢・国籍・職掌の違いなど、異なる属性の構成員を想定していて、それぞれの違いを超えて(違いを尊重し合って)、ひとりひとりが能力を遺憾なく発揮できる大学づくりをめざして歩むための会議と言えるでしょう。
6月12日(木)、多様性人財活用推進会議第5回が開催され、岐阜大学の各部局における女性教員比率、外国人教員の在籍状況について確認されました。岐阜大学では、女性教員比率を2015年までに17%以上に引き上げることが達成目標とされています(昨年度末現在 15.2%)。また、外国人教員は現在わずか18名、2.3%の比率です。多様性人材活力を発揮するためには、しっかりとした現状認識にもとづく、課題克服のための積極的な取り組みが必要となっています。
今回の会議では、多様性人材活力推進のための基本方針・基本計画、現状分析、方策の企画・立案・啓発活動に関わる事項を検討するワーキング・グループを設置することも決定されました。第二期中期計画での実践の仕上げとして、また第三期中期目標の方向性の見極めを趣旨として、ワーキング・グループがいよいよ始動します。
異なる属性や価値観、経験・背景を有する多様な人材が、組織運営に平等に参加し、能力を遺憾なく発揮してゆく―そのような大学の実現に向けて、ひとりひとりの構成員が、ともに学び、究め、成長してゆけますよう、心より願っています。