サービス概要

1. MiSeq Reagent kit V3 600サイクルキットを使ったアンプリコン解析とWhole genome解析
2. サンプル持ち込み単独利用
3. 単独利用
1は毎月1回のRUN募集で行い,2,3は随時募集とします。


サービス提供対象

サービス提供対象者
1. 学内利用者(利用料金請求先が岐阜大学アカウント *gifu-u.ac.jp を有する)
2. 学外利用者(学内利用者以外)

サービス内容

サービス 学内利用者 学外利用者 納品物等
アンプリコン解析 10,000円/サンプル 20,000円/サンプル Rawデータ***,16S rDNA V3-V4領域が標的の場合:下記参照****
Whole genome解析** 30,000円~/サンプル 60,000円~/サンプル Rawデータ,バクテリアの場合:下記参照*****
サンプル持ち込み単独利用 80,000円/回 100,000円/回 ライブラリー調製,コントロールDNAの混合を終えたサンプルとMiSeqのReagent kitを持参して機器利用する場合。RUN前後のWashとRUNを岐大のオペレータが行います。Rawデータのみ。
単独利用 50,000円/回 提供しない RUN前後のWashとRUN,データの出力を含めて行える学内利用者を対象とします。

データの受け渡し方法は,クラウドサービス,またはUSBディスクの郵送(別途料金)します。↩︎


アンプリコン解析はサンプル数と作業内容に応じて割引します↩︎

サンプル数
学内利用者
円/サンプル
学内利用者
提出物
学外利用者
円/サンプル
学外利用者
提出物
47以下 10,000 1st PCR産物 20,000 1st PCR産物
48以上 8,000 1st PCR産物 16,000 1st PCR産物
48以上 7,000 Index PCR後の精製物 提供しない
96以上 6,000 1st PCR産物 12,000 1st PCR産物
96以上 5,000 Index PCR後の精製物 提供しない



** Whole genome解析はゲノムサイズと解析総塩基数に応じた料金とします。↩︎

対象生物 ゲノムサイズ(bp)例 カバレッジ 解析塩基総数 リード数 (R1+R2) 学内利用者
(円/サンプル)
学外利用者
(円/サンプル)
原核生物(Bacteria, Archaea) 4,000,000 60 240,000,000 400,000 30,000 60,000
真核生物(Yeast, Fungi) 12,000,000 60 720,000,000 1,200,000 50,000 100,000



*** Rawデータ1の最低リード数を40,000とします↩︎

ただし,次の条件を満たす場合
1. サンプルの1st PCR産物がアガロースゲル電気泳動でシングルバンド(または若干のスメアバンド)であること。
2. Index PCR後の精製産物の濃度が4 nM以上であること。
サンプルを提出される際は,サンプルシートに入力(学内利用者),またはサンプルシートを提出(学外利用者)ください。

**** 16S rDNA V3-4領域のアンプリコン解析↩︎

配列処理と提供データ
1. Q値25でのデータフィルタリング後にR1,R2リードの連結
2. 連結リードをMothurによるキメラチェック,OTUクラスタリングとOTUの分類
3. 97%類似性で作成したOTUの分類はSilva database version 132に基づく
4. Rのphyloseq package等による原核生物群集解析

  • OTU表と積上げ棒ピボットグラフ
  • α多様性指数(Observed species,Ace,Chao1,Shannon,Simpson,Inversed Simpson指数)
  • 全OTUを使ったデンドログラム(Bray-Curtis dissimilarity distance matrixに基づく)
  • 全サンプル中上位25番目までのOTUを使ったヒートマップ,主座標解析またはNMDS解析のプロット
    納品デモデータ参照 )。
    オプション:設定の変更・追加データのリクエストは中村 まで。


***** 原核生物ゲノムDNA解析↩︎

サンプル調製料金
DNA Prepを用いたTransposase処理,Index primer付加等の作業を1サンプル当たり1,000円(税込)で承ります。
希望される方はRUN実施決定後にお知らせください。

配列処理(提供データ)
1. fastpによるQ値フィルタリング
2. リードデータのspadesによるde novoアッセンブリ
3. アッセンブリデータのをquastによるで解析(アッセンブリデータ要約ファイル)
4. アッセンブリデータをprokkaを用いてcds予測とその注釈付け(gff,fna,faa,ffnファイルなど)
サンプルを提出される際は,サンプルシートに入力(学内利用者),またはサンプルシートを提出(学外利用者)ください。


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  1. Rawデータ,MiSeqから出力される配列情報からアダプター配列を除去したfastqファイル。↩︎