学部生の皆さんへ

獣医内科学研究室では、小動物臨床について学びながら、様々な疾患の病態を解明し、診断・治療法を確立するために基礎的または臨床的なアプローチで研究を行っています。研究室所属の学生には、獣医師として、研究者として成長して頂くために、下記のような指導を行っています。

学部3年間の到達目標
1)動物の臨床徴候から鑑別診断を挙げて診断アプローチを立案できること
2)実験手技を身につけ、後輩に指導できること
3)論文を批判的に読み、その内容を研究および臨床に活用できること

卒論研究指導

本研究室では、卒業研究を通して科学的・論理的な思考力を養うとともに、必要な情報を収集し、それを的確に発信する能力を身につけることを教育の目標としています。研究室の仲間とともに研究に取り組みながら、研究することの面白さや新たな発見の喜びを実感してもらえれば嬉しく思います。

小動物臨床指導

獣医内科学研究室の学生は、動物病院での診療に参加することで、小動物臨床に必要な知識と技術を実践的に習得することができます。臨床で経験した疾患や検査については、教科書や論文を用いてさらに深く学ぶことが重要です。文献から得た知識を臨床経験と結びつけて理解することで、その内容は単なる情報ではなく、将来の診療に役立つ確かな知識として身についていきます。本研究室で3年間学ぶことで、卒業する頃には小動物臨床における基礎的な診断・治療を自信を持って行える臨床能力を身につけることができるでしょう。

内科学・麻酔学ゼミナール

毎週、動物病院研究室(麻酔学)と合同で論文抄読会を開催しています。この会では毎回、内科学や麻酔学を中心とした最新の学術論文を当番制で発表してもらいます。英語論文を理解する力に加えて、論文の記述内容を鵜呑みにするのではなく批判的に吟味する力も習得してもらいたいと思っています。これらの力は、自身で研究する際だけでなく、エビデンスに基づいた診療(EBM)を実践する上でも非常に重要です。

獣医内科診断学教科書プロジェクト

私たちは、動物の臨床症状や検査データなどから診断を導き出し、治療法を決定する過程(臨床推論や診断学と言います)を大事にしています。獣医学科の講義では“この疾患ではこのような異常がみられる“という知識は学べますが、症状や検査異常からどのように考えて診断的アプローチを組み立てるかについて、学生が体系的に学ぶ機会はあまり多くないと感じていました。そこで獣医内科学研究室では、2026年から“教科書プロジェクト“を立ち上げ、「みんなでつくる!岐大式 獣医内科診断学」の執筆を開始しました。自ら調べて執筆することは、臨床推論や診断学について深く理解することにつながるとともに、出来上がった記述は自身や仲間たちが勉強する上で良い参考書にもなります。役に立つ素敵な教科書をみんなで作りましょう!

獣医内科診断学

大学院進学を検討中の皆さんへ

獣医内科学研究室では博士課程大学院生を募集しています。基礎獣医学および臨床獣医学における高度な知識と研究力を備え、獣医内科学の分野で指導的な役割を担うスペシャリストを育成することが当研究室のミッションです。

博士課程では博士号取得を目標に研究を行います。研究者を目指す方はもちろん、臨床家にとっても博士課程での経験は有意義なものとなるでしょう。

私たちは、動物診療を通じて臨床的に生じた疑問や問題を実験やデータ解析などによって検証し、将来的に臨床現場へ還元できるような研究を目指しています。研究のための科学的・論理的な思考力を鍛え、研究計画の立案、実験の遂行、学会発表、論文執筆などを自ら実施できる力を養うことが大学院での目標となります。大学院で培った能力は、大学教員など研究者を目指す人はもちろん、臨床獣医師としてキャリアを歩む上でも必ず役に立つはずです。

「学術論文を書いてみたい!」「研究について学びたい!」など、漠然とした動機でも構いません。大学院進学に興味のある方は、まずはお気軽にご相談ください。

岐阜大学・鳥取大学 大学院共同獣医学研究科のホームページもご覧ください。

連絡先:西飯直仁 nishii.naohito.b7(at)f.gifu-u.ac.jp
※送信の際は(at)を@に変えてください。