研究内容
CO2応答性ポリマー
主要な温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の削減は社会的な課題です。現在、空気中からCO2を回収し、貯留、そして回収したCO2を有効活用する取り組みが世界中でおこなわれています。この様な背景のもと、私たちの研究室では、CO2に反応するユニークなポリマー材料の開発に取り組んでいます。これらの材料を使うことで、CO2を見つけたり、捕まえたり、そして捕まえたCO2を役立てたりすることができます。
イオンゲル
イオンゲルは、ゼリーのような一般的なゲルとは異なり、溶媒として不揮発性のイオン液体を含みます。そのため、乾燥せず電気を通すという特性を持った材料であり、ウェアラブルデバイスや次世代エレクトロニクスへの応用に向けて注目されています。従来のイオンゲルは脆弱で壊れやすいという課題がありましたが、当研究室では高分子網目の設計や溶媒の選択を通して、高強度なイオンゲルの創製を進めています。
自己修復性エラストマー
柔軟で弾力があり、伸縮性に富んだエラストマーは、自動車のタイヤをはじめ、日用品から医療、建材用途までひろく利用されています。まるで私たちの皮膚の様に柔軟なエラストマーですが、生物の皮膚とは違って人工物であるエラストマーは怪我をしても治りません。しかし、もしエラストマーの傷が自然に修復すれば、製品の破損の未然防止や、破損した製品の再利用などの様々なメリットが考えられます。また、製品をながく使用できるようになることで、大量生産・大量消費の悪循環から脱却し、環境問題やエネルギー問題の解決に貢献することが期待されます。私たちの研究室では、分子レベルからポリマーを設計し、自己修復する、つまり怪我の治るエラストマーについての研究に取り組んでいます。
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