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国立大学法人 東海国立大学機構
岐阜大学.高等研究院 科学研究基盤センター
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岐阜大学.高等研究院
科学研究基盤センター

機器分析分野

機器一覧


質量分析装置 (MS)


設置場所:機器分析室1

装置の概要
 質量分析装置は、超伝導核磁気共鳴装置とともに、特に有機化合物の構造解析に威力を発揮する。分析に必要とされる化合物の量は数ナノグラムで、その試料分子に由来するマスフラグメントへの開裂パターンを測定し、試料の同定,定量を行うことができる。 以下に示す4種類の装置が設置されている。化合物の種類や測定の目的別に機種を選択することができる。

日本電子 JMS-MStation 700(二重収束)

装置の概要
 本装置は、イオン源をはじめとする各種パラメータのオートチューニング機能を搭載した、フルコンピュータコントロールを特長とする高分解能分析計です。ルーチン測定はもとより高分解能測定など、あらゆるモードに対して高品質な分析結果 が容易に得られます。 高いイオン収束作用をもつQレンズを用いており、従来形装置と比べて同一分解能条件における使用可能スリット幅を広く設定でき、超微量高感度分析が可能。さらに、高加速イオン源と高電圧印加コンバージョンダイノード形イオン検出器を装備しており、正負イオンの高感度測定に極めて有効です。分解能は、60,000以上です。高質量領域においても正確に質量決定することができます。主スリット、中間スリットおよびコレクタスリットは、すべてコンピュータ制御されています。このため極めて容易な操作で測定に必要な分解能が再現性良く得られます。

仕様
測定質量範囲:1~2,400ダルトン(加速電圧 1 kVで24,000)
分解能:60,000
イオン源:EI、FAB
測定モード:低分解能測定、高分解能測定、正・負イオン
その他:リンクトスキャン


日本電子 JMS-AMSUN200/GI (K9)(四重極型)

仕様
測定質量範囲:1~1,000ダルトン
分解能:>2,000
試料導入:GC
イオン源:EI
測定モード:低分解能測定


日本電子 JMS-T100LP (AccuTOF LC-plus)

仕様
測定質量範囲:1~2,000ダルトン(加速電圧 2.5 kV)
分解能:6,000
イオン源:ESI、DART
測定モード:低分解能測定、高分解能測定、
      正・負イオン検出可


島津 AXIMA-Resonance

仕様
イオン源:MALDI
測定モード:MS測定、MS/MS測定
MS測定:質量範囲 m/z 100-12,000;
     分解能>8,000;
     質量精度 5 ppm 外部標準
MS/MS測定:質量範囲 m/z 100-5,000;
       質量精度 20 ppm 外部標準