本学は,環境科学分野における国際的な研究拠点の形成を目指す。特に,地球温暖化問題に関連する新技術の開発や生態系機能の科学的知見の創出によって,温室効果ガス排出低減や環境保全に寄与する。


 1.環境科学研究の推進

   各学部・学環及びその連携により,活動目標に沿った環境科学研究を推進する。
   

 2.研究成果の教育反映及び社会還元
   環境型社会を実現する新技術ならびに生態系保全に要する科学的知見の創出,
   およびこれらの普及に資する研究成果を教育に反映すると共に社会に公表する。
   

 3.気候変動問題に対する大学と地域社会の連携
   カーボンニュートラルおよび自然環境と共生する社会の構築を目指して,大学と
   地域の連携を推進する。
   

 

 環境科学研究における重点目標を以下に掲げる。
 1.再生可能エネルギーを基盤とする地域分散型太陽光発電,バイオマスエネルギー,
   地熱の高効率利用・アップグレード化・蓄エネルギー等の技術に関する研究

 2.カーボンニュートラル化に向けたエネルギーシステム,ゼロカーボンキャンパス,カー
   ボンリサイクルのための技術課題解決と実証に関する研究,高性能速度制御等に関
   する研究

 3.生態系の機能と動態に関する研究。野生動物の管理に関する研究

 4.自然環境保全,環境快適性評価,環境適応都市,環境材料設計,環境・生命思想,    環境法などの環境システムや環境マネジメントに関する研究
 5.学校教育における環境教育教材の開発と教育法の研究
 6.温暖化に対する森林生態系の炭素・水循環機能の応答に関する研究
 7.山地森林集水域における気象・生態系・生物多様性に関する研究の推進,および
   関連研究ネットワークとの連携強化
 8.流域圏の自然環境―地域社会の持続的共生に関する研究

 9.気候変動及び人口減少等の社会環境の変化が地域にもたらす影響評価手法の研究
10.気候変動影響に対する適応策の研究
11.カーボンニュートラルの推進や環境共生社会の構築に関連した環境・エネルギー分野
   の研究・実践,地域協働,人材育成に関する情報交流および連携支援(「カーボン
   ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション https://uccn2050.jp/ 」の地域ゼロカ
   ーボンWG,イノベーションWG,ゼロカーボン・キャンパスWG,人材育成WGへの参加)

 
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国立大学法人 東海国立大学機構 岐阜大学  環境対策室